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カオスに遭遇

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とある音楽関係者から、
オーディオの音が変なので見てほしい
と依頼されました。

何でも、アナログプレーヤーの音が小さいだとか。

早速、お部屋を拝見してビックリ。
床にはケーブル類がのたうち回って、
スピーカーはなぜか両chが一箇所にまとめてあります。
そのフロア型のインフィニティ カッパ9.2iにはケーブルが接続されてません。
もう1セットある、ヤマハNS1000Mも接続されてません。

肝心のアナログプレーヤーはアキュフェーズのプリメインアンプからかなり離れた位置にあり、アンプは電源プラグが抜けてます。

いったいどこから音を出している?

何と、アナログプレーヤーをテレビに直付けして音を出しているとのこと。

ダメだ、これは。
関わっちゃいけないやつ。

「とりあえず、使わないケーブルはまとめておいた方がいいですよ」
役にも立たないアドバイスをして退散いたしました。

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つっこんでみた

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音出し環境を再構築した結果、
部屋が超狭い。
色々な小物も置き場所にも困る有様です。

バックロードホーンってムダに場所をくっているよな。

空間有効活用の一環として、
テッシュ箱を開口部にしまいました。
片ch3箱。
箱の端で開口部が約半分になりました。

音出しすると悪くない。
いや、かなりいいんではないかい!
低音に締まりが出て、男性ボーカルの濁りも少なくなっています。

単に低音レベルが落ちただけかとも思い、
トーンコントロールで低音をブーストしてみます。
プリアンプCL-350が役に立ったよ。
中低音はクリアさを保っていて、
低音の質も悪くはありません。

機構的にはバックロードホーンの出口を絞って、
さらにホーンを取り付けた状態になります。
多段ホーン?
2段ホーン?

面白いなコレ。
突き詰めようと思うと、
パラメータが多くて難儀しそうです。

きっと誰かがすでにやっていそうなシステムですけどね。

アンプの修理内容

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さてパイオニア M-25の修理内容です。

・右ch前段アンプのヒューズ断線
・両chスピーカーリレー接触不良
が直接の故障内容です。

ヒューズ断線の原因はダイオードのショートによる焼損。
そしてその近くにあったフィルムコンデンサーも焼損。
右ch前段アンプのトランジスタの足が腐食。
電源ランプは交換。

交換部品は
ヒューズ 2
ダイオード 4
フィルムコンデンサー 2
トランジスタ 4
ランプ 1

しめて修理費は31,500円
安すぎない?

4万超は覚悟していたのに、嬉しい誤算です。

M-25の心臓部の大型コンデンサーやパワートランジスタが破損してたら、こうは安くないでしょうが、アイドリング電流やDCオフセット電圧まで調整してもらってこの値段です。

送り返しの梱包も丁寧でした。
私の梱包と全然違う。反省。

愛知にあるアクト修理工房です。
プリアンプもそのうち診てもらおうかな。





リストラ

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修理に出していたパイオニアM-25が戻ってまいりました。
その間に音出し環境が激変で、すっごく狭くなってしまいました。
スピーカーをいろいろ断捨離して、音出し環境を再構築です。

パワーアンプは先程のM-25で、
プリアンプは見た目ラックスマンCL-35IIの中身CL-350。
SACDデッキはパイオニア DV-S757A。
スピーカーは適当。

以前はプリメインアンプがケンウッドA-M70 (名前がカッコいいな)
DVDデッキがパイオニアDV-U7でした。

こうやってみると、パイオニア比率が高いな。
パイオニア好きだから嬉しいけど。

それ以上に高いのが「いただき物比率」
上に挙げた5機種のうち4機種がいただき物。
つまり自腹で買ったのがCL-350だけという体たらく。
しかもヤフオク。

いただき物、大事にしよっと。

フルメタルバッフルのグリルを作る

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ひさびさに登場のフルメタルバッフル君です。
いろいろオーディオ機器を整理してきましたが、
コイツは愛着があって捨てられません。
自画自賛、我田引水ですが、
フレームごと鋳込んだ、バッフル面を作るなんて、
難しくてもうムリ。

捨てるには惜しいけど、さりとて、使う気にもなりません。
嫌いな音じゃないけど、小型の密閉型なので低音が出ません。
この度、使ってくださる方がいましたので、
使いやすいようにグリルを自作しました。
このスピーカーだけはユニット交換ができません。
コーン紙の破損だけは防ぎたいところです。

例によって3Dプリンタさんの出番です。
指が入らないように格子型を基本に、ユニットと共締めするようにデザインしました。
所要時間30分。
我ながらやっつけ仕事です。

正面には FMB (フルメタルバッフル)のロゴを入れました。
ムリムリ文字を入れたのは、スピーカーの上下をハッキリさせるためにです。
全くスクエアなので、どの面が上かは、私も上面に貼ってあるシールを見ないとわかりません。
見てくれの上下の別なんてどうでもいいと思うのですが、
こいつはユニットの上下を間違うと音質に影響がある神経質なヤツなのです。
あたりまえですが、ユニット端子を結ぶ錦糸線が下です。

しかし、ダサいな。
機能性は完璧なのに。

色が紺色だからかなあ。


M-25 入院

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久々に接続したパイオニアM-25が不調です。
・右chから音が出ない
・電源ランプが点かない
・左chも電源を入れて30分間は音量が波打つ

不調なんてもんじゃなくて、完璧に故障だよ。

今や貴重な重量級パワーアンプなので、
修理しようといろいろ問い合わせました。

できれば直接持ち込みたいので、
近隣のアンプ修理屋を当たりましたが全滅。
全国に対象を広げて、愛知県で引き受けてくれる工房が見つかりました。

関東在住なので、持ち込みはムリ。
宅配便か…
厳重な梱包をしたらやたら巨大かつ重い!
総重量27kg。
スピーカーに比べれば軽い気もしますが、
やっぱり重いものは重いです。
やっとこさ宅配便屋に持ち込んで、
送料約2千円也。
意外に安いかな。

入院期間は4ヶ月だそうです。

さよならCA-1000 こんにちはCL350

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長年使ってまいりましたプリメインアンプYAMHA

CA-1000をドナドナしました。
不満があった訳ではありません。
飽きた訳でもなく、一言で言うと断捨離。
さらに言うと終活。
物、多すぎです。

実はアンプはまだ持っていて、
パイオニア M-25 っていうパワーアンプがあります。
アンプ2つはいらない。
パイオニア M-25 の方は人からの頂き物なので、
ドナドナする訳にはいきません。
別途プリアンプが必要になりますが、持っていません。
YAMHA CA-1000はプリメインアンプですが、
プリ部とパワー部を分離できて、
M-25を使う時はCA-1000をプリアンプとして使っていました。
でも、なんだかバカみたいです。

いろいろ思うところがあり、
プリアンプを別に購入して、
YAMHA CA-1000を処分という結論になってしまいました。
合理的な判断でないことは承知しております。
でもいいんです。

新しいプリアンプの条件は
特にありませんでした。
入力はCDだけでいいし、
トーンコントロールも使いません。
テープダビングもしませんし、
ラウドネスもフィルターもいりません。
冷静に考えたら、
電源スイッチとボリュームがあれば十分です。
あと強いて言えばミューティングスイッチかな。

だったらアッテネーターかトランスポリュームでいいんじゃね?
調べてみましたが、アッテネーターのみのプリアンプってどこに売っているのか分かりませんでした。
自作っぽいのはヒットしますが不安です。
一方トランス式プリアンプは小メーカーで受注生産していることが分かりましたが、
10万円コースは高すぎて手が出ません。

結局、ひと昔前の機能満載プリアンプを買うのが一番効率がいいのではないかとなりました。
古いアンプなら、レバーがあるのがいいなあ。
パチパチしたい。

で、ヤフオクで買ったプリアンプが届きました。
LUXMAN CL350
レバーがたくさんです。

箱を開けた第一声。
でかっ!
CA-1000と比較して
幅4cm 高4cmも大きい!
大きいデザインに見えなかったので、その大きさに驚きました。
その代わり奥行きは8cm短いですが。
良く考えたら、このCL350はラックスマンの名機
真空管式のCL35と同躯体。
真空管の排熱を考えたら大きいのは当たり前です。

ちなみにこのCL350はトランジスタ式。
人気低めで、お安く買えました。
が、フロントパネルはなぜかCL35II。
ダイヤルも真空管式のものになってます。
どうしてこうなる?

まあ、デザインはこちらの方が好きなのでいいです。

接続して、早速音出しです。

あらら、
右chから音が出ないよ。
接続をいろいろ変えて原因を探ると、
パワーアンプが原因っぽい。
だいたいヒートシンクの片側が冷たいままです。

このパワーアンプがあるからプリアンプを買ったのに、パワーアンプが故障してたら意味ありません。

ううむ、どうしよう?

まあ、とりあえず音でも聴くか。
プリアンプのステレオモードスイッチがいきなり役立ちました。
モノラルでの左chだけですが、いい感じ。
すごくふくよかに鳴ります。

プラシーボってすごいな。

PS
スイッチの感触が驚くほど良い。
適度な抵抗感とスムーズな動き、
何よりしっかり固定されてダンピングが効いた感じでびっくりの高品質。
ああ、断捨離になってねえ!



さよなら TU-888

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使わないチューナーを処分いたしました。

サンスイ TU-888
1971年で定価49,800円もしていたものです。

入手したのはそれほど昔ではありません。
チューナーはトリオ一択だろうっていう私がコレを買ったのは、
表示スケールがすっごく綺麗だったから。
ヤフオクでわざわざ買ったものです。

買ったはいいのですが、
室内設置のフィーダーアンテナではノイズが多く、
また、FM曲で聴きたい番組もないため、
ほとんど使わずにおりました。
まあ、買った動機からして置物系でしたから。

売却先はハードオフ。
もちろん二束三文です。

実はアンプも使っていない。
ヤマハ CA-1000
こちらも完動品、しかもトランジスタとコンデンサーは新品換装品。
でも、使っていない。
デザインが好きだから、
置物としては悪くないかな。

でも使ってないんだよなぁ。


改善策

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集まれ!塩ビ管スピーカー オフ会が終わり、
大満足かつ虚脱状態です。
運営の皆様には感謝です。

冷静に振り返ると、
乙Zは今の段階では、良いまとまりとは言いづらいです。

ステレオ誌コンテストで最終発表したバックロードホーンは2機。
正確にはハイブリッドのがもう一機ありましたが、純粋バックロードは2機でした。
どちらも、低音の出が素晴らしく帯域バランスは良好でした。
しかしながら、ダンピングの悪さをどちらも感じられ、好みの音ではありませんでした。

乙Zも同じです。
もともと、中音のキツさを中低音の緩さでカバーするという、方針だったので、
狙いは外れていないのですが、
いかんせん、質には問題大ありでした。

とにかくダンピングが悪い。
ロングストロークユニットなので、ダンパーが弱くて、この時点ですでにバックロードに向いていません。たぶん。

ダンピングが悪いっていう状態を考えてみると、
バックキャビィの空気振動が止まりにくいってことかな。
止まりやすくするには、
空気の動きやすさを下げる。
つまり、吸音材を使うやり方が一つ。
ただし、ユニットの駆動力が低いとダメ。
その場合は、ユニットを多数使い、
物理的なダンパーとマグネットを増やすってことも有効かな。

実際には、吸音材調整は非常にデリケートな作業で、私には難易度高めでした。

また、乙ZでOM-MF5を多数使うのは、できなくはないけど難しい。
そこまでしてこのユニットにこだわる理由も、もうありません。

ダンピングを増やすもう一つのやり方は、
空気質量を減らすこと。
これはホーン内部の体積を減らすことで実現できます。
広がり定数を下げるか、ホーン長を短くするか、ですね。
ホーン開口部面積を先に決めて設計、っていうのがもともとムリな原因かと。

実はホーンロードをかけるっていうのもダンピング向上にいいはずなのですが、
乙Zではうまくいきませんでした。
だからこそ、わざわざフロントにもショートホーンを付けたんですけどね。

解決策として思い浮かぶのが、石田式BHBS。
量感過多ならば、開口部を絞るというのはセオリーだし、
バスレフととらえれば、吸音材でのスチィフネス調整は楽にできます。
空気室容量調整も音道末端部であれば可能になります。
当座の問題点を回避でき、さらに調整幅を確保できる一石二鳥、三鳥のシステムです。

いろいろ聴いてみた結果では、
このOM-MF5は、バスレフもしくはダブルバスレフ向きのユニットのように思います。
しかも、ハイコンプライアンスなので、小型の空気室との相性が良いです。

さて、乙Z、どうしよう?
英気と懐が養えたら、再チャレンジしようかな。


塩ビ管オフ会1

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2019年4/29(月)
集まれ!塩ビ管スピーカー オフ会
に行ってまいりました。
場所は横浜ラポール。

私も「乙Z」を持っていきました。

開口一番、いろんな方から言われました。
「思ったより大きいねえ」

え、そうなの?
今までさんざんイラストに描いてきたのに、
サイズ感が全然伝わっていません。

皆さんがサイズをよく知っているものとの比較が必要でした。

昭和はなぜか タバコの箱が多かったですね。
平成初期はガラケーと比較してました。

令和はこれだ!
RX-78とバナナ。
これで大体のものは分かります。

エンブレム作った

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4/29(月 祝)横浜ラポールで行われる
「集まれ!塩ビ管スピーカー」オフ会に出させていただけるので、
喜び勇んでエンブレムを作成いたしました。

乙Zの正面には平らなデコがあるので、
そこに貼り付ける立体エンブレムです。

左chには「乙」
右chには「Z」
二つ合わせて「乙Z」
これまたベタです。

制作自体は3Dプリンタ君がやってくれたので、
楽チンでした。
色はグリルと同じ、赤っぽいサイコフレームカラーです。

貼り付け自体は現地でやろうかな。
今、付けると、絶対壊す。
スピーカーの方を!

焼いてみた

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昨年のスピ再技研の発表で、
流す曲をCD-Rに焼いたら、
すっごく楽でした。

つう訳で、
今度の「集まれ!塩ビ管スピーカー」のオフ会でもCD-Rを焼くことにしました。

まず、乙Zでうまく再生できない楽曲のグループとして、
小田和正のボーカルが二つ。
エコー成分の少ない管楽器。
そしてギター。

低音再生が分かるグループとしては、
ワルツ・フォー・デビィ、
ビートルズの カム・トゥギャザー、
明和電機、
10CCの アイム・ノット・イン・ラヴ。

個人的な趣味でユーミンや財津和夫も入れたけど、時間的に難しいかな。

こんなもんでいいかな。
本当はポールのボーカルも欲しかったのですが、だいたい20分の発表時間しかないのに、
ビートルズ2曲はクドイ。

小田和正は2曲でOKなのにビートルズがダメとは差別ではないか?
いや、小田は一曲は小田和正だけど、
もう一曲はオフコースなのでセーフです。

スムーズにやらないと迷惑になってしまいます。
リハが必要かなぁ。



バックロードホーンの位相って?

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f特の続きです。
バックロードホーン開口特性と正面軸上1mの特性を重ねてみました。

黒線:開口特性(0m)
赤線:正面軸上(1m)

黒線の開口特性を見ると、
バックロードホーンはうまく機能しているようで、
40Hzぐらいまで十分な音圧を保っています。

問題は位相で、100Hzより低い音は逆相成分が多いのか、
ホーン音圧が高い部分は正面軸上の音圧が低くなっています。
50Hzで正相に回転しているように見えますが、これは部屋の定在波です。

105Hzから400Hzぐらいが正相成分が多く、
開口の音圧特性が軸上音圧とリンクしています。
400Hzから11kHzくらいまでは再び逆相優位になってます。

ものの本にホーン放射の位相はもっと小刻みに変わるような図があった記憶がありますが、
生方バスレフと比較する限りは、
位相の影響はもっと大雑把な感じです。

ホーンからの低音放射がいくら高くても逆相では意味がありません。
もう一度、位相を反転させるといいのかな?

バスレフダクトを付ける?
それって、石田式BHBR方式だよね。

共振周波数を中域近くに設定して乙ZをBHBRにすると、
低音音圧が上がる
中域音圧が下がる
ってことになって、
PST回路なしに中域補正ができます。

中域漏れを積極的に活用…
中域漏れの多いダクト形式と言えば、
3Dスパイラルホーン(個人の感想です)

バックロードと3Dスパイラルのコンビネーションホーンか…
ホーンのクロスオーバーの制約も緩くなり、
ダクトのローパスフィルタの働きで躯体の小型化もできそうです。

ん?待てよ、
そもそも論として、
バックロードで位相が乱れるのはどうして??

音道の長さによる遅延だと勝手に解釈しているんだけど違うのかな?
そうだとしたら、躯体の小型化でまた位相が変わるよね?
逆に言えば、ダクトを付けなくても、
今ある音道を少し伸ばせば位相が合うってことも言えるのでは?

もう一回音道を折り返せばいいのかな。
別体にすれば工作的には難しくないな。

しかし、音道長で位相コントロールって聞いたことがないテクです。
私が知らないだけで、一般的な調整方法なんでしょうか?
何か根本的な理解が間違っているような気がしてきました。
とにかく、バックロードホーンが分からない。


乙Zのf特

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乙Zの再生周波数特性を測ってみました。
マイクはユニット軸上1mでホワイトノイズです。

上のグラフが今回測定した乙Z。
下は参考データとしての生方バスレフです。
ユニットはどちらもOM-MF5

乙Zのf特はかなり凸凹があります。
ピークで目立つのは、120Hz、200Hz、そして12kHz。
ディップは100Hz、2.5kHz、10kHz。
バックロードだからこんなもんだよね〜、と思ってましたが、
生方バスレフも同じで、特性が瓜二つです。

違いをあえて探すと、12kHzのピークは乙Zにだけあります。
スタイロフォームの共振かもしれません。
また、生方バスレフの方は、100Hz以下の減衰が大きいな。

マークオーディオOM-MF5は高音レベルが高いのに、伸びた感じがしないと思っていましたが、
10kHzの谷が原因みたいです。

50Hzのピークは部屋の定在波と思われます。

f特だけで見ると、乙Zの低音再生周波数は105Hz。
見方によっては生方バスレフの方が良く見えます。
105Hz、マジか、そんなに性能低いんか?
うわー、ショックです。

乙Zと生方バスレフ、
f特はそっくりなのですが、出てくる音は全く違います。
低音の量感重視で緩く抒情的に鳴る乙Zに対して、
曖昧さを排除したキリリとシャープな生方バスレフ。
まあ、中高音のキャラは似てますけど。

ここ5年、自作スピーカーは全て周波数特性を測っていますが、
フルレンジ一発でスピーカーを作る場合、
意味ないような気がしてきました。
音の改善に役立たないし、実態を示していないようにも思います。

皆さん、f特ってどうやって役立てているんでしょう?



祝40年

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幼稚なミスを繰り返しているので、
すごく若いように思われるかもしれませんが、
スピーカーを作り始めて、
40年になってしまいました。

初めて作ったのが、中学2年生で、
なんと、25cm2WAY。
何かの設計をマネた訳でなく、
ダクト寸法も計算して自分で割り出してました。
板は自分でノコギリで切り、
ドリルもないので、キリと廻し引きノコを使いました。

当時、近所にホームセンターなるものか現れて、
その売り場の一角にスピーカーコーナーがあったのです。
袋に入った大小さまざまなユニットが壁一面にズラッと並んでおり、
ネットワークや端子、吸音材類もあって、そこで全ての部品が手に入る状況でした。
今では考えられないぐらい多くの人たちが、
スピーカー作りを楽しんでいたことをうかがわせます。

ネットワークは確か、
5,000Hzクロスの6dB/octで、
組み上げ済みのものを買いました。
コイルはコア入りで、コンデンサーは小ちゃかったな。

エンクロージャーはサブロク板1枚からステレオでムダなく切り出せる板取りとして、
35リットルを確保しました。
仕上げは水性ニス。

今から思うと、ショボイ音だったと思います。
「思います」じゃないな、実にショボかった。
私のではないのですが、
パイオニアの30cm3WAYが家にあったので、
実際に比較すると良し悪しは一発。

それでも、愛着があったので、
音を良くしようといろいろやりました。

裏ブタを開けて吸音材を調整したり、
ダクトに詰め物したりは序の口で、
高校に上がって、電気が分かるようになると、
コンデンサーを買ってきてネットワークをいじりました。

また、全体の板厚を増やしてみたり、
さらに定在波対策で、
内部にアーチ状構造を追加してみたり、
表面仕上げを変えてみたり。
しまいには、ウーハーにスポンジを貼って平面振動板にしたりとやりたい放題。

並行して作ったのが、
フィリップスの12cmダブルコーンフルレンジユニットM8を使ったバスレフ。
これはかなりマジに作りましたが、
ユニットは高いくせにこれまたイマイチでした。

テクニクスの10cmドロンコーンユニットのセットで、
人から依頼を受けたスピーカーも複数作っていました。

まともじゃない系統では、カラーボックスにウーハーを入れて、ダストキャップを切り取って自作のサブコーンを付けてみたり、
カセットテープのレーベルをツイーターの振動板にしてみたり…
中学、高校時代はやりたい放題でした。

ただ、何をやっても満足する音には程遠くて、
いまだにスピーカー作りが続いている訳です。
振り返ってみると、
今の方がフツーのスピーカー作りをしております。

本当に初号機のしくじりが悔やまれます。
あそこで満足していれば、
今頃はもっとお上品なシュミを嗜んでいたかもしれません。


吸音材、さらに攻める(追記あり)

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バックキャビィーから抜き取ったニードルフェルトが余ったので、
音道の最終折り返しのところにセットしてみました。

あ、なんかダメだな。
低音は緩いまんま、量感と音圧だけ減ったような感じです。
あくまで感覚的にですが、100〜150Hzがボコッと凹んだ感じです。
すごく低い音は出ているんだけどね。
ニードルフェルトはやり過ぎみたいです。

お次は、わざわざ手芸用フェルトを切り出して、同じ位置に二重に敷いてみました。
厚みは1枚約1mm、二重で2mm。
大きさはニードルフェルトと同じ。

音出しすると、
これまたニードルフェルトと同じような感じです。
薄いのに敏感だな。
うーん、ダメだな。

結局、元に戻って、折り返しには吸音材なしです。
バックロードホーンの吸音材って、
すごく鈍感な部分とデリケートなとこの差が激しいな。

好みで言うと、
もう少し締まりと伸びが欲しいところですが、
私の技量では、吸音材による調整はこれが目一杯。

音は前々回のブログ時に戻った訳ですが、
8cmフルレンジの評価としてちょっとまとめてみました。

レンジ 広い
低音量感 多い
低音締まり 少ない
定位 良い
音場感 狭く奥行きが少ない
帯域バランス 中音が強い
トランジェント 低域は弱いが中域は強い
音離れ 悪い
苦手な楽曲 ギター、ボーカル、スネアドラム
分解能 良い
リアル感 少ない
重低音 ムリ

すごくいいっていう状態でもないけど、
とんでもなくヒドイってこともないな。
ひとまず、ある程度まとまったってことで、
これで吸音材調整は終わりにしたいと思います。

それ以外で劇的に音が変わりそうな調整としては、
スロート面積があげられますが、
これまたうまくできる自信が皆無です。

あともう一つの方法は電子素子か…

ホワイトキューオンって何?

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乙Zに使用した吸音材「ホワイトキューオン」
正直言って、全然知りませんでした。

ピアノ防音の東京防音株式会社が作っています。
素材は再生ポリエステル。

前回のブログに書いたように、
高密度な綿です。
今回使用したのは50mm厚で、かなりの力を加えても形が崩れません。
垂直に立てかけても自立します。
かといってつまんで引っ張ると、
繊維がそれなりにバラけるので、やっぱり綿です。

もともとの用途は名前の通り吸音材ですが、
断熱材、緩衝材としてもいいようです。

同封されていた資料によると、
周波数による吸音特性は、
1,000Hz付近から下の周波数は徐々に吸音しなくなります。
500Hzで50%、125Hzでほぼ0です。
ロックウールに極めて近い特性です。
当たり前ですが、低音は吸音しません。

欠点は、
切りにくい。

切れ味のいいハサミを使ったのに、
90cm切るのに10分かかりました。
手も痛い。
メーカーも自覚していて、カットサービスがあります。
他に7mm厚、10mm厚の商品があります。

ホワイトキューオンと白塗装の乙Zとのマッチングはバッチリ。
ウラで見えないけど。


乙Z、さらに調整

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乙Zの調整の再開です。

サブバッフルにフェルトを貼り終えたので、
エプトシーラーを裏面に一周貼り付けて、ベースバッフルに取り付けます。

エプトシーラーはバッフルからの空気漏れ防止、
ではありません。
もちろんその機能ももれなく付いてきますが、
一番の目的は張り付き防止です。
塗装のジェッソは圧力をかけると、どうも張り付くみたいなのです。
今までもベースバッフルとサブバッフルがジェッソで張り付いてしまい、難儀いたしました。
エプトシーラーがあれば、わずかな隙間ができるので、
張り付く心配がありません。
いざとなれば、引き千切ればいいしね。

吸音材も換えます。
今までは、
20cm角のニードルフェルトとテニスボール3個を片chに入れていましたが、
低音の改善には程遠い状態でした。

ニードルフェルトの代わりに繊維の細い綿を入れました。
100均で買ったぬいぐるみ用の綿をソフトボール大です。
テニスボールはそのままです。

試聴環境も変更です。
10m四方ぐらいの超ライブな部屋の真ん中に設置しました。

音出しです。
中低音のどよーんとした感じが減りました。
しかし、減っただけで、なくなってはいません。

やはり空気室への吸音材だけでは調整不能なようです。
リアの端子を取り外し可能にしなかったことが悔やまれます。
他の方の製作記事を読ませていただくと、
音道の折り返しに吸音材を入れると効果大のようです。

残る手立ては少ない。
しかし慌てません。
ふふふ、奥の手です。

ホーン開口部への吸音材です。
定番はニードルフェルトを敷くってのでしょうが、結構なお値段がします。
私が入手したのはホワイトキューオン。
ペット樹脂繊維による高密度の綿です。
どのぐらい高密度かって、枕にできるぐらいです。
910×415×50(厚)で約1500円也。
縦長に二つに切り分け、底部に敷きました。

音出しです。
やっとボーカルの淀みが消えました。
完全に消えた訳ではないようですが、
もうほとんど問題なし。
小田和正のボーカルはようやくOK。
ビートルズの「ア デイ イン ザ ライフ」のポールのボーカルはギリギリ及第点。
中音の調整はいつもポールでやってます。
ただ、ギターのベースが時々どよーんとなりますが、今までと比べればすごい進歩です。

低音の締まりも出ました。
ただ量感はソースによって差を感じます。
少なく感じるのもあれば、量感過多っぽいのもあります。
ちょうどスネアドラムの帯域がうまく出ないのは相変わらずです。
ウッドベースは良好。

定位がビシッとなりました。
やはりホーン開口部からの逆相音が影響していたようです。

妙に静かな音になった感じもします。
音場感は狭い。
音離れはさらに悪化かな。

8cmフルレンジとしてはかなり再生帯域が広く、
感覚的には重低音の出ない16cm2ウェイといった趣です。
ですが、このOM-MF5はどんな箱でもそれなりにワイドレンジに鳴るので、
上出来だとも言えません。
だいたい、中音のキツさもあいかわらずです。

それにしても、
バックロードホーンの中低音のダンピングの悪さは、開口部に吸音材を敷くと改善するのか。
知らなかったよ。

ただ、いろんなことを同時に変更してしまったので、
本当は何が効いたのかは分かりません。

グリルの影響

20190127061358870.jpeg


「グリルが音に影響がありそうなので、外して聴いてみては」
という主旨のコメントをいただきました。

そう言われると不安になります。
影響あるかも?

ユニット前面の設置物の影響は
主に反射と回折と思われます。
反射による干渉や回折による音路屈折は二次的なので考えないことにします。
また、今回はグリルの件なので、
吸音も考えません。

私の理解では、
基本的に反射か回折かは排他的。
物体サイズが波長より大きければ反射、
物体が小さければ回折となる。
オーディオとしては反射は困るけど回折はOK。

で、乙Zのグリルの線幅は3mm。
つまり0.003m。
同じ長さの音波波長は113kHz。
113kHzなら超音波。
全く聞こえない帯域ってことは影響ありません。

でも、こういう考え方って正しいのかな?
千葉の石田さんの作品に、
1/4波長型のアッパータイプフルレンジがありました。
上部に設定された高音反射板が、うまく機能していました。

その反射板は幅1.5cmほどの細長い金属板だったと記憶しております。
さっきと同じ計算だと、同じ長さの波長は23kHz。
計算上、まず聞こえない帯域しか効果がないことになってしまいますが、
あるなしを聞き比べしましたが、明らかに効果ありました。

もし、実際に影響するのが1波長でなく、1/4波長程度で問題になるとすると、
1.5cmだと約6kHzになります。
感覚的にはこのぐらいの帯域から影響があるような感じがしました。
ユニット前面の設置物は1/4波長で考えるべきなのでしょうか?

乙Zのグリルに話は戻りますが、3mmが1/4波長だとしても28kHzという可聴帯域外なので、
やっぱり影響はないと考えていいでしょう。

それ以前に、他の機種でも
グリルとかサランネットとか、
あるなしの違いは耳で聴き分ける自信はありません。

そう言えば、バックロードのクロスオーバーは1/2波長の計算式でした。

乙Zはグリルを外して聴くことができない構造なので、
実際に外しての試聴はかないません。

ユニット前面に物理的な音響フィルタで帯域をコントロール、って今は流行らないけど、
面白そうに思います。
うまくやれば、コンデンサー1個でPST回路と同等のものができそうです。

誰かやって。



フェルトが効く?

20190401172036983.jpeg


乙Zは地味に進んでおります。

2018ステレオ誌スピーカーコンテストに
バッフルにフェルトを貼り付けた作品がありました。
バッフル面の高周波反射を避けるためと思われます。

早速マネです。
乙Zは擬似的なフロントショートホーンなので、
バッフル付近の反射は多いはずです。
全くの効果なしってこともないでしょう。

100均で、手芸用のフェルトを買ってきました。
切って貼るだけなのにすごく難儀です。
まず、カッターではうまく切れません。
毛羽立つは、ズレて曲がるわで、イマイチカッコ悪いです。
仕方がないので、途中からはハサミです。

ユニットとサブバッフルの間にフェルトを挟んだら、フローティングマウントだなぁ。
でも、OM-MF5はマスが少ないので、
フローティングしたら、変に揺れるだけですし、
フレームがプレスなので響きも出そうです。
しばし悩んで、それはやらないことにしました。

接着は木工用ボンド。
貼り付けてみたら、ボルト穴の切り欠きがズレてたり、
フェルトの裏に書いた向きの記号が透けて見えたりとやや見苦しい出来です。

ま、いっか。
どうせそこまで皆さん見ないでしょう。


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