ポストゆるふわ
グレープアンプ始動
会での内容はとりあえずすっ飛ばして、
もう翌日の話です。
グレープアンプの配線は仮留めだったので、ハンダ付けをしないといけません。
1時間かかってハンダ付け完了。
LED位置も微調整して,カッコよく!
RCA端子上に白色LED二つ、
この白色は正確には電球色で、向井アンプと揃えています。
オフセットされたボリュームの空いた空間に青が透過されます。
白色は上面にも透過して、スイッチオンの瞬間が分かります。
ルームランプにはちょっと弱いかな。
オフ会を抜け出して入手したクイックロックなる接続端子の出番はありませんでした。
でも買ったのはきっとムダではないな。
電源接続し、燃えないのを再度、確認してから、
CDプレーヤーとスピーカーを繋ぎます。
グレープアンプ(以下:グレープ)
緊張の音出しです。
出た。フツーに出た。
音質云々の前に、音が出ることにホッといたします。
直前まで使っていた「向井アンプ」(以下:向井)との音質比較になります。
一聴した感じでは、
華やかで軽いグレープに対し、
落ち着いて重厚な向井。
グレープは中音のボーカルが前に出て来て、ポップス系は聴きやすい。
ハイ上がりっぽくも聴こえます。
向井は重低音のダンピング、音圧共にさすが大型トランスを積んでいるだけあります。
アタックの立ち上がりも問題なしです。
もちろんグレープも低音が出ていない訳ではなく、ちゃんと出ています。
でも、重低音の音圧が低く、ダンピングがよくないのか、音として聴こえにくい。
スネアの実在感なんかは差がでます。
かと言って、高音の方はグレープの勝ちとも言えないように思います。
グレープは華やかで高音成分が多いように思いますが、
素直に伸びている感じはなく、トライアングルは向井より苦しい。
このアンプの中高音が粗いために目立って聴こえているのではないでしょうか?
ピアノの音が硬く聴こえ、
同じような音量で音楽を鳴らしても終始うるさく感じます。
そんな訳で、高音成分に起因するような臨場感の再現には向井の方が向いています。
雑な言い方ですみませんが、
グレープは繊細なタイプではないように思います。
総じて、向井の音場表現に底力があることが分かりました。
ただ、向井はスピーカーを選ぶ。
ダンピングが良く、高音が伸びるスピーカーでないと、ただ、ボワーンとした印象が残りそうです。
しかしながらグレープが悪いアンプかと言うと、
全くそんなことはないと思います。
ややレンジは狭く感じますが、
ボーカルが聴きやすく万人向けで、
単独で聴いたなら、
きっと区別がつかないぐらい
何の不満も出ないと思います。
グレープは耐入力のあるフルレンジを大パワーでガンガン鳴らすのに向いているのではないでしょうか。
何と言ってもこれほどの小型アンプで
片ch100Wの大出力が出せることは魅力です。
発熱も少ない。
ここでマジな話ですが、
アンプの試聴って、スピーカーと違って、
日によってキャラが違って聴こえることが多くて困る。
長期に運用しないと安定した評価が難しいのではないかと思っています。
つまり、それだけ微々たる違いでしかないってこと。
ただ、アンプが担っている音場表現の部分も過小評価できないなと思います。
実はグレープさんから、
修理用としてお持ちいただいたアンプを丸ごといただいてしまいました。
ありがとうございます。
スペア用とのことでしたが、
こちらはちゃんとした金属躯体で端子も付いており、
すでにちゃんと使える状態です。
しかもグレープさんが組んだので、当然ながら安心感もひとしおです。
どっちがスペアかビミョーです。
気がついたら、いつの間にかアンプだらけになっております。
IGTさんからの預かったパイオニアM-25+ラックスマンCL-350のコンビ。
プリメインのこれまた預かり物のMUSICAL FIDELITY A1。
そして半年をかけて完成した向井アンプ、
さらにグレープアンプ1号機と2号機。
もらった物ばっかり。
ちゃんと買ったのはプリアンプのCL-350と向井アンプぐらいです。
ありがたいやら、申し訳ないやら…
あれ?そう言えば、
グレープさんからこの2号機を受け取る時に、
マルチアンプにしてくださいって言ってました。
え、マルチアンプ…
マルチウェイを駆動ってことだよね。
この先の沼が深そうでためらう…
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