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ポストゆるふわ

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グレープアンプ始動

会での内容はとりあえずすっ飛ばして、
もう翌日の話です。

グレープアンプの配線は仮留めだったので、ハンダ付けをしないといけません。
1時間かかってハンダ付け完了。
LED位置も微調整して,カッコよく!

RCA端子上に白色LED二つ、
この白色は正確には電球色で、向井アンプと揃えています。
オフセットされたボリュームの空いた空間に青が透過されます。
白色は上面にも透過して、スイッチオンの瞬間が分かります。
ルームランプにはちょっと弱いかな。

オフ会を抜け出して入手したクイックロックなる接続端子の出番はありませんでした。
でも買ったのはきっとムダではないな。

電源接続し、燃えないのを再度、確認してから、
CDプレーヤーとスピーカーを繋ぎます。

グレープアンプ(以下:グレープ)
緊張の音出しです。
出た。フツーに出た。
音質云々の前に、音が出ることにホッといたします。

直前まで使っていた「向井アンプ」(以下:向井)との音質比較になります。
一聴した感じでは、
華やかで軽いグレープに対し、
落ち着いて重厚な向井。
グレープは中音のボーカルが前に出て来て、ポップス系は聴きやすい。
ハイ上がりっぽくも聴こえます。

向井は重低音のダンピング、音圧共にさすが大型トランスを積んでいるだけあります。
アタックの立ち上がりも問題なしです。
もちろんグレープも低音が出ていない訳ではなく、ちゃんと出ています。
でも、重低音の音圧が低く、ダンピングがよくないのか、音として聴こえにくい。
スネアの実在感なんかは差がでます。

かと言って、高音の方はグレープの勝ちとも言えないように思います。
グレープは華やかで高音成分が多いように思いますが、
素直に伸びている感じはなく、トライアングルは向井より苦しい。
このアンプの中高音が粗いために目立って聴こえているのではないでしょうか?
ピアノの音が硬く聴こえ、
同じような音量で音楽を鳴らしても終始うるさく感じます。

そんな訳で、高音成分に起因するような臨場感の再現には向井の方が向いています。
雑な言い方ですみませんが、
グレープは繊細なタイプではないように思います。

総じて、向井の音場表現に底力があることが分かりました。
ただ、向井はスピーカーを選ぶ。
ダンピングが良く、高音が伸びるスピーカーでないと、ただ、ボワーンとした印象が残りそうです。

しかしながらグレープが悪いアンプかと言うと、
全くそんなことはないと思います。
ややレンジは狭く感じますが、
ボーカルが聴きやすく万人向けで、
単独で聴いたなら、
きっと区別がつかないぐらい
何の不満も出ないと思います。

グレープは耐入力のあるフルレンジを大パワーでガンガン鳴らすのに向いているのではないでしょうか。
何と言ってもこれほどの小型アンプで
片ch100Wの大出力が出せることは魅力です。
発熱も少ない。

ここでマジな話ですが、
アンプの試聴って、スピーカーと違って、
日によってキャラが違って聴こえることが多くて困る。
長期に運用しないと安定した評価が難しいのではないかと思っています。
つまり、それだけ微々たる違いでしかないってこと。
ただ、アンプが担っている音場表現の部分も過小評価できないなと思います。

実はグレープさんから、
修理用としてお持ちいただいたアンプを丸ごといただいてしまいました。
ありがとうございます。

スペア用とのことでしたが、
こちらはちゃんとした金属躯体で端子も付いており、
すでにちゃんと使える状態です。

しかもグレープさんが組んだので、当然ながら安心感もひとしおです。
どっちがスペアかビミョーです。

気がついたら、いつの間にかアンプだらけになっております。
IGTさんからの預かったパイオニアM-25+ラックスマンCL-350のコンビ。
プリメインのこれまた預かり物のMUSICAL FIDELITY A1。
そして半年をかけて完成した向井アンプ、
さらにグレープアンプ1号機と2号機。

もらった物ばっかり。
ちゃんと買ったのはプリアンプのCL-350と向井アンプぐらいです。
ありがたいやら、申し訳ないやら…

あれ?そう言えば、
グレープさんからこの2号機を受け取る時に、
マルチアンプにしてくださいって言ってました。

え、マルチアンプ…
マルチウェイを駆動ってことだよね。
この先の沼が深そうでためらう…


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プレゆるふわ

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今回のゆるふわ会
目的の一つがグレープアンプの修理です。

スイッチを入れると0.5秒しか音が鳴らないグレープアンプ。
アンプのベテランも聞いたことのない、
不可思議な状況を改善したいのです。
原因究明と言うより、グレープさんから基盤交換のご提案をいただいていたのでした。
ありがたく、その提案に乗らせていただきますっ!

マルッと交換ならいくら何でも直るでしょう。

まずは再現性があるか?
向井さん、グレープさんが注目する中、接続してスイッチオン。
0.5秒。
ね、言った通りでしょう。

お二人も驚いていました。
フタを開けて、配線を確認していただきました。
このLEDって、あれ?
不穏な会話をしています。
え、なになに?

で、判明したのは、
LEDの接続ミス。
パラレルに接続しないといけないところをシリーズにしていたってこと。
LED抵抗のせいで電圧降下を起こして基盤が駆動できなかったようです。
そりゃ鳴らねーよ。

向井アンプではそんな接続ミスはしなかったのに、何で今回しちゃったのかな?
人間だもの  みつうぉ

そこからお二人でさまざまな技を駆使して、
LEDをパラレルに接続し直して、
音出しを確認できました。
この時点でケイのおマヌケが確定してしまいました。

どうも、すみませんでした。
また、ありがとうございました。


グレープアンプ完成?

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グレープアンプ完成?

MKIさんにACアダプタを調達していただきました。
電源端子もワンセットで、お値段も含めて感謝感激です。
本当にありがとうございます。
お代は後ほど。

ケース設計でこの電源端子は想定済みで、
φ10の穴を背面に開けてあります。
穴が大きすぎたら、アダプタ作って埋めればいいよね。

ん、端子って大きいな。
端子径はφ14、穴はφ10。
なので当然入りません。

しょうがないので、ケースの外側に設置することにしました。
設置ブラケットを作ってケースにネジ留めしました。

肝心の配線に移りましょう。
ジャックの外側がマイナス、中央がプラスです。
これはアダプタ本体に書いてあるから間違いなし。
問題は端子側。
基盤との接続側は3ピンになってます。

マイナス側は一番外側のピンなのはテスターですぐ分かりました。
ところがプラス側はテスターの針が届かないので、残りのどちらのピンなのか分かりません。
アダプタ本体を接続して電圧でチェックしました。
結果、反対側の外ピンがプラスでした。
電圧は19.5Vで極めて安定してます。

ハンダ付けしてからネジで固定しました。

できたーっ!
グレープアンプ完成!

いやいや焦るな。
まずは電源を入れて燃えないのを確認しないと。

燃えませんでした。
LEDもちゃんと点灯。

できたとなれば早速音出しです。
このグレープアンプには電源スイッチが二重にあります。
一つは基盤への電力線の切断のトグルスイッチ。
もし一つはボリュームスイッチに組み込まれていて、
音量ゼロよりさらに絞ると、
カチッとしたクリックでスイッチオフになります。
大昔のテレビですね〜。

両方の電源スイッチをオフにして周辺機器を接続します。
慎重に音出しです。
まずトグルスイッチ。
LED点灯。
次にボリュームスイッチの順で操作。

一瞬、音が出て、それから無音。
あれ?

ガリッぽい音だったので、ボリュームの接触不良を疑いましたが、
ボリュームダイヤルをいくら回しても何の音もしません。
接触不良でないとすると、何が原因なんだろう?

一度全スイッチをオフにして、もう一度同じ手順を行うと…
またも一瞬音が出て無音になります。
無音時はハム音もしません。

何度繰り返しても同じ反応です。
とにかく、一度ボリームスイッチをオフにしてから回すと一瞬出る。

何なんだこの反応は?

今回のアンプ基盤XZ-M510の負荷インピーダンスは4〜8Ω。

まさか、ね…

もしやと思い、ツイーターを外してみました。
結果、変わらず。

ツイーターを外したメインスピーカーは拙作「乙Z」
マークオーディオ OM-MF5です。
このユニット、インピーダンス 4Ωなのです。
アンプの安全範囲のギリギリです。

負荷範囲外で電子リレーが作動しているっことはないでしょうか?
でも、そんなシビアなことってあるかなあ?

手持ちの6Ωの抵抗をかませてみました。
これまた結果変わらず。
でも、音が出ている時間が少し長くなりました。
抵抗前は0.5秒でしたが、抵抗後は1秒ぐらい。

何なんだ、コレは?

CDプレーヤーホスィー

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住んでいる所は音を出せる環境ではありません。
音漏れによるトラブルが怖くて、静かに暮らしております。
なのでテレビの音にも気を使います。

トラブルが原因ではありませんが、
ここ数年で3回も引っ越ししており、
今のところは空き部屋が多いアパートです。

私の部屋は1階で隣と上には住人がいません。
ずっとです。
これはチャンスなのではないかな。

音楽が流せるじゃん。
ところが、音を出せる機材がない。
手持ち機材はデカくてアパートには置き辛い物しかありません。
一から構築するか?

アンプは今作っている「グレープアンプ」でいいでしょう。
音質は未知数だけどコンパクトで発熱も少なく省電力。
ACアダプタ経由の電源なので安全性もあります。

スピーカーはこれから作る「逆相ケルトン(仮称)」でもいいし、
分解状態の「灰箱2」を元に何か作ってもいいな。
実験じゃなくて自分が使うなら、まじめに設計しようかな。

問題はCDプレーヤー。
IGTさんから預かっているパイオニアのブツは某所で稼働中なので、手持ちがありません。
あ、ちゃんと私の管理下にありますのでご安心を。

デノンやマランツといった、まともなCDプレーヤーは高い。
かと言って、可動部が多い機材の中古は不安です。

DVDプレーヤーなら安いかな?
一昔前と比較すると、DVDプレーヤー自体も絶滅進行中かもしれません。
選べる商品が少ない。 

数少ない条件は、
1 曲送り等、最低限の物理スイッチがある。
2 曲番が分かるインジケーターがある
3 スピーカー非内蔵
4 バッテリー非内蔵
5 四角い外観

たったこれだけの条件でほとんど商品が弾かれます。
唯一条件を満たしそうなのがコレ。

FELEMAN MD115B

何で型番がMDなんだよ、というツッコミは置いておいて…
トレイはローディングではなく、上面フタをパカっと開けるシンプルなタイプ。
正面液晶に局番が出ない疑念があり、購入に踏み切れません。

お値段3,999円也

グレープアンプ完成まで時間があるので、
まだポチっていません。
スピーカーユニットはすぐポチるくせに、
こういうのは慎重です。

追記
アマゾンでの評価を「サクラチェッカー」にかけました。

もっと、いろいろ探そうっと。

フロントデザイン

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グレープアンプも、今はやれることがありません。
ヒマつぶしにフロント側の絵を描きました。
まあ、フロントもギチギチですね。

デザインのアクセントは中央上の切り欠き。
ここにはRCA端子固定のボルトが通っています。

同じ基盤を使ったケース付きの商品では、
ここのボルト固定がないのものばかりで、
端子の耐久性に不安になるものが多かった。
私としてはここのボルトは取り付けたい。
そのせいで、ケースに高さが必要になりました。

実はここをアクリルボルトにしたかったんですよね。
そうすると、内部に仕込んだLED光が強く出るインジケーターになります。
ボルト径は2.6mm。
惜しいことに3.0はあったんだけど、
この径のアクリルボルトがなかった!

まあ、しょうがないです。
悔し紛れに
メッキのローゼットワッシャーにステンのボルトを買いました。
トグルスイッチもピカピカのメッキなので、この部分だけは高品質に見えます。

全体ではとにかくコンパクト。
この大きさ感の表現は難しい。
マニアさん向けに言うと、
ちょうどLカセットを二つ重ねたサイズと同じです。
カセットテープじゃないよ、Lカセットテープだよ。

コンパクトさを伝えたかったのに、
すごくデカいように感じる表現になってしまい悔しい。

それで伝わらなければ、
銀行強盗犯が懐から取り出す時限爆弾ぐらいのサイズ、
と言えばだいたい通じるよね。

グレープアンプ完成間近

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ボリュームダイヤルが取れなくなってしまったのは昨日のお話。

基盤をケースに固定していた状態でホントに良かった。
ん? 後は配線すればいいだけじゃね?
そんなこんなでいつの間にやら配線工程に突入してました。

今回の基盤はターミナルブロックが初めから付いているので、ハンダ付けの場所が少ない。
具体的にはLEDとトグルスイッチだけです。

LEDは「向井アンプ」の教訓を生かして、シリーズ抵抗は初めから3kΩにしました。
LEDは豪華にパラレル2個ですよ。
え、意味?
そんなもんはありません。

スピーカー端子との接続は0型の端子をカシメてナットで固定。

ゴム足は裏に接着剤が付いているのでペタッと貼るだけです。
念のためにわざわざネジで揉み込んだら、少し浮いてしまった。
ネジは使わない方が良かったのか。
あらら。

配線作業も、あっと言う間に終わりました。
前回の向井アンプに比べれば、ほとんど何もやっていないような気がします。

残る作業はACアダプタ接続端子の取り付けだけです。
ACアダプタとその端子の調達はMKIさんにお願いしているので、部品待ちとなります。
もう進められる作業がありません。

背面のイラスト、
スピーカー端子のせいで、もうほとんどスペースがありません。
ACアダプタのジャック挿入口も底板をザクってスペースを確保している有様です。

背面スピーカー端子上に排気スリットを設けました。
底面の基盤下から吸気して背面から排気になる構造です。
熱的にまずいようなら天板を再設計いたします。

グレープアンプの完成も間近です。

ボリュームダイヤル

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ボリュームダイヤル、どうしよう?
ボリューム本体は基盤実装なので、当然そのまま使います。

ギザギザのある軸径はφ6.0mm。
どうやら汎用規格のようで、いろいろボリュームダイヤルがあります。
ところが、この基盤は前面配置のRCA端子との干渉のため、φ25以下のノブ(ダイヤル)しか合いません。

ノブは要らないとか以前ぬかしていながら、舌の根も乾かないうちに変更です。
まあ、ノブはあった方がいいよね。
秋月電子通商でポチりました。

優柔不断の3種買いです。

1 プラ 黒 15mm径 ¥20
ちょっと貧弱だがシンプルな形。表示も見やすくつまみやすい。

2 プラ つば付き黒 20mm径 ¥30
つば付きで根元を大きく隠すクラシックな形。つばのせいで大きく見えるがつまむ部分の径は少し細い。

3 金属製 13.7mm径 ¥310
回り留めのローレットビスも付いていて抜けることもなく、アルミの削り出しで品質は一番いい。
また、メインスイッチもシルバーなのでデザイン的にも合う。
でも、表示は見辛い上に少し短かくてつまみにくい。

まあ、それぞれ一長一短です。

ノブ(ダイヤル)がこんなに安いとは衝撃的です。
安さにつられて、危うく、それぞれ2個ずつ注文してしまうところでした。
いざとなれば3Dプリンタで作ればいいと思っていた自分を殴りたい。
この品質をこの値段で自作するのは全く不可能です。

どれを使うかは、アンプが完成しないと決められません。
同時に通気確保のためのゴム足も注文しました。

アンプ作りってこういうパーツ選びが楽しいな。
ノブ選びは嬉しい悩みになりそうです。





と思っていたんですよ。
試しにと付けてみたら外れなくなりました。
無理に外そうとすると基盤が壊れそうです。

という訳で 2のつば付き黒ノブ 30円 
に自動的に決定しました。

パネルを追加

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アンプのケースができました。

作業したのは3Dプリンタ様なので、
作ったって言いづらいですが。

背面の電源端子のサイズは不明なのでバカ穴を開けてあります。
後でアダプターを介して固定する予定です。

RCAケーブルをちゃんと刺せるようにするために、フロントパネルは極薄にせざるを得ませんでした。
ダメってこともない強度は確保できていますが、ペラペラでカッコ悪い。

フロントパネルを作ってくっつける作戦発動!
フロントパネルはウッドがいいよね〜。
チークとか紫檀とか、メイプルもいいなあ。

測るのがメンドーなので、
型枠を作って転写、切断といきましょう。

で、型枠作りのついでに板厚の実際もシミュレーション。
3Dプリンタ様に作っていただきました。

あれ?
このまま付けていいんじゃね?

付けました。
テーパーの付いたパネルを付けるだけで
一気に男前になりました。
これでヨックモック箱に勝てるかもしれません。

しかーし、
せっかくのオンオフ表示プレートが付かなくなってしまいました。
お気に入りだっただけに残念です
さらに、トグルスイッチ固定の平ナットを回すレンチも入らなくなったぞ。

ま、いっか。

ケースデザイン

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Grapeさんからいただいた
「グレープアンプ(仮称)」
制作が何となく始まってしまいました。

基盤の特徴は、とにかくオール・イン・ワン。
RCAとボリューム、ヒートシンクが実装されているので、
部品点数が少なくて済みます。

RCA端子が正面に付いており、フロントの穴開けは精度が要ります。
実際、ケース付きで売っているTDA7498チップのアンプではそこを避けて、
上下をアクリル板でサンドイッチしただけのお手軽なものが散見されました。

「グレープアンプ」では6面はしっかり囲んだ上で、コンパクトなアンプを目指します。

基盤の固定穴の一つはそばの2Pディップスイッチがジャマで、そこだけは下部スリーブサイズを小型にする必要があります。
基盤左右には入出力接続は来ないので、左右はスリムにできます。

また、ボリュームは下部にフロント側への突起があり、
フロントパネル内側にそのザクリがないと、RCA端子が奥に引っ込んでしまうというシビアさがあります。

電源レバースイッチはフツーに前面に配置したい。
ボリュームと対称位置に電源レバーを置きたかったのですが、
購入したELPAスイッチがデカくて
キレイな対称デザインにはなりませんでした。

リアは電源端子とスピーカー端子のみです。
電源端子サイズが分からないけど、デカ穴を空けておけばいいかな。
ヒューズは躯体内部に納まる予定です。

ヒートシンクは基盤上部に平らに載っているので、効果的な導気は難しい。
発熱は多いという説もあれば、少ないという意見もあります。
基盤下部から背面上部に空気が抜けるような穴を開けることとしました。
ケース下部の通風確保のために足は必須になります。

「向井アンプ」で大騒ぎしたLEDは内臓します。
ええ、内臓です。
内臓すると、ケース全体がぼんやり明るくなることは実験済みです。
コレでもう、眩しいなんて言わせません!
常備灯にもなるぞ!たぶん。

レバースイッチ

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よく行くホームセンターがあります。
そこには電子工作部品も置いてあって、
たまたま売り場をのぞいてみたら、
レバースイッチがある!

ELPAという会社の製品で、一つずつパッケージされている上に、
裏の説明書きには通電ピンについての図解がありました。
こういうの、すごく助かる。
こちとらシロートなので、端子の通電確認に四苦八苦なのです。

手に取ったのは6ピンレバースイッチ。
パッケージにはスナップスイッチって書いてあります。
秋葉原の田中無線電機で入手した350円のものとは通電ピンが逆で、レバーを倒した側の2ピンが通電する商品でした。
感覚的にはELPAの方がしっくりきます。

棚をよくよく見ると、同じようなスイッチが3種あって、ピン数が違いました。

Grapeさんからいただいたアンプ基盤にレバースイッチを付けようと考えていたのでちょうどいい。
2ピンのものを買いました。

ELPA PU-71NH 427円

オンでこの2ピン間が通電するので間違えようのない仕様です。

オンオフ表示プレートも付属しているしお買い得だったなと思っています。
ピンサイズも大きいので地味に助かります。

グレープアンプ始動

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Grapeさんから頂いたアンプ基盤データシート忘備録です。

デジタルパワーアンプボード XH-M510
デュアルBTL D級オーディオアンプ基盤 2ch
使用チップ TDA7498
出力 100W+100W(4〜8Ω)
周波数 18Hz〜100kHz
電源 2P +15〜+32Vdc
ゲイン調整 21.6〜33.1dB(2Pディップスイッチによる)
動作モード Play mode
  Mute mode(スルーホール短絡)
  Standby mode

ハガキの半分ほどのサイズの基盤ですが、
4Ωで片ch100Wと信じられないほどの高出力を誇ります。
D級アンプってスゲーな。

それともデュアルBTL の威力なんだろうか。
ということはチップ自体は4ch対応しているってことだよね。
ネット上で見つけたデータシートではチップそのもので2chでした。
IC内部でプリッジしているようです。

向井アンプでさんざん苦労したボリュームと放熱板がすでに基盤実装されているのが助かります。
入力のRCA端子までもが実装。
しかも、ターミナルブロックも基盤に付いています。

こちらで用意するのは、
電源コネクタ、電源ACアダプタ、ヒューズ、スピーカー端子ぐらいかな。
電源スイッチは大昔のテレビみたいにボリュームをカチッとします。

動作モードのうちStandby modeってのは、
ボリュームスイッチをオフにした状態のことのようです。
わざわざモードと言うからには、何か微弱な電流が常時流れているのでしょうか?

今回は楽に出来そうな予感。
ですが、基盤図を見ても分からないことがあります。
まず、3-pin audio input。
3ピンの入力端子です。
何だろコレ?
入力端子はRCAがすでに実装されているので、触らない方が良さそうに思います。

Short mute という穴が二つあるのだけど、これを短絡するとMute modeになると予想します。
これも使わないで済みそうです。

地味な問題としては、
入力RCA端子が前面にあり、ボリュームとの距離が近い。
かなり近いのでノブサイズ制限があります。
手持ちのものでは干渉があり使えませんでした。
とりあえず、ノブはなくてもいいかな。

また、RCA端子の固定ブラケット位置は精度が必要そうです。
基盤自体を強固に固定する必要がある構造に見えます。

あれ?
インジケーターってどこと接続すればいいんだろ?
ヒューズのところか?
それだといつも点きっぱなしだな。
どうすればいいんだろ?
うーん、Short mute の穴ではダメかなあ?

メインスイッチが必要な気がしてきました。

向井アンプのLED

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さて、ゆるふわ会は大盛況のうちに無事終了いたしました。

アンプが多数出撃する会となり、いろいろ聴き比べると、
私のだけ、何か違くないかい?

皆さん優しいので「音がひでーな」とかはおっしゃいません。
「案外ちゃんとした音してるじゃん!」
と褒められていました(泣)

如実に不評だったのが、あれほど苦労したLEDインジケーター。
ハッキリ言ってチョー眩しい。
私も眩しいなとは思っていたんですよ。

デモ中にマスキングテープを三重に貼られてしまう始末です。
三重に貼るとちょうどいいなというのは脇に置いて、
やっぱり何とかするか。

マジックで塗るか、抵抗を増やすか、
少し悩んで抵抗作戦実行です。

インジケーターは3つ。
LEDは3.1V、20mA
抵抗は現状1.5kΩ
電位差は24Vです。

適正値は四則演算すると出るらしいのですが、メンドーなので誰か出して!

とりあえず抵抗を倍の3kΩにしましょう。
単純に直列に足します。

電源とパワーアンプは比較的楽でしたが、
プリアンプは基盤外さないと出来そうにありません。
それ、やりたくない。
基盤の付け外しで、ボリューム基盤に応力がかかると、
また、ハムやら片Chやら音漏れやら…

プリアンプだけは途中配線を切断して電気的にはシリーズになるようにしました。

さて、緊張の音出し。
ちゃんと出た。
ハムもない。
ホッとしました。

たまたまセットしていた音源は、
リマスターだとか何とか言って、すごく硬いミキシングで再CD化されたものでした。
この音造り嫌いです。

それが向井アンプだといい具合にまろやか。
しかし、低音過多アンプなのを改めて確認できました。
バックロードとはホントに合わないな。

え、LED?
点いてます。
やっぱり眩しいぞ。
でも「チョー眩しい」状態が
「すごく眩しい」ぐらいには落ち着いた気がします。

もう、これでカンベンして!

秋のゆるふわ会

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秋のゆるふわ会に行ってきました。
参加者は
IGTさん、穐山さん、海老沢さん、加藤さん、おおさわさん、向井さん、高橋さん、そして私の計8名。
スピーカー6機、アンプ6機登場ですっかりアンプの会っぽくなってます。

私は「向井アンプ」「灰箱2」を持参いたしました。

ゆるくてふわっしているので「ゆるふわ会」のはずなのですが、
今回はなぜか真面目にガチッとした雰囲気で「マジガチ会」になってました。
皆さん、超辛口でした。
ウヘ〜。

持ち寄ったアンプもスピーカーも完調のものが少なかったので、
今回は個々の機体への感想は差し控えたいと思います。

いろいろ実験的なデモもあり、有意義な会でした。
改めて会を準備していただいた皆さんに感謝です。
ありがとうございました。

次回は12月。
今年の12月!
マジか、2ヶ月ねーぞ。
手ぶらで行くのは気が引けます。
どうしよう。

海老沢さんからアンプ基盤を頂いたので、
それで行くか?
アンプ沼にハマりつつあるのか?

完成か?

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基盤の問題点を探りましょう。
まず、配線類を基盤から全て外しました。
目視ではショート箇所が分かりません。
右chは安定しており問題はないので、
左chのターミナルブロックのハンダを付け直す作戦で行きます。

ついに「はんだシュッ太郎」の出番かっ!
こいつはIGTさんオススメのハンダ吸い取り器です。
セオリー通りにするなら、一度ハンダを吸い取ってから、新たにハンダ付けだよね。

少し考えて、やっぱり面倒なのでやめました。
フラックスを塗って、ハンダコテで付け直しする作戦に変更。
左ch のイン、アウト両方のターミナルブロックのハンダが少し少なくなるようにしました。

そして配線の取り回しをスムーズになるように調整して再接続。
一部、接続が乱れていたのを発見!
でもこれは右chだったので関係なしです。
直しました。
ケースに基盤を固定して、まずはむき出しで音出ししてみます。

配線の押さえ具合で状況が変わります。
何だよそれ…
2つのケースをまたぐ配線を押さえつけるとOK。ハム音もしません。
手を離すとダメ。
ケース固定状態の配線は押さえつけた状態と同じなので、そのまま固定。

音出ししながらケースを閉じたので、
OK状態を維持できてます。
これで解決したって言っていいのかな?
音出し中に壊れても左chが出なくなるだけなので、リスクは少ないと判断します。
よし、これで完成!





って思っていたんですよっ!
翌朝、またもや振り出しの状況。
早速開腹。

やはり、配線の張力で状況が無段階に変わります。
いろいろ試してみると、
ハムの変化が一番大きい配線はRCA入力配線でした。
つまり、ボリュームに至る配線ってこと。
一周回ってボリュームにまたたどり着きました。
その配線をボリューム基盤と水平方向に固定すると、大丈夫なことが分かりました。
ちょうど底面に固定できる穴があるのでそこにタイラップで固定しました。

固定した後は、他の配線位置による変化は起きません。
ボリュームのスライド抵抗がヤワなのが原因で、しかも仕様のようです。

緊張感もなく、そのまま視聴に入ります。

ムチャクチャ低音が出ます。
弾むようなベースラインがハッキリ出ます。
でもアタック音等の立ち上がりは弱い気もします。

高音は出ない。
パワー単独よりさらに出ない感じです。
プリとパワーで「高音出ないコンビ」だった説が濃厚です。
もちろん聞こえない訳じゃないけど、
すごく抑えられてます。
シンバルなんかは平気だけどトライアングルだとかなり弱い。
某社のsolなんかと組むとバランス良さそうにも感じます。
中高音のピアノやキーボードの奥行き感も粒だちも良い。
ボーカルは艶っぽい。
中音域は音場感も含めてかなりいいようです。
少ない記憶を探ると昔のサンスイの音っぽい。

高域の繊細感は特に乏しい。
情報量が足りないんじゃないかな。
勝手なイメージだと、微細な高周波を捨ててS/N比を稼いでいる感じ。
ドラムのブラシのリアルさがあまり出ません。
ツイーターを強くしてもダメっぽい感じです。
多分、F特を測定してもこういうのは見えてこないだろうな。
スーパーツイーター追加は効果ありそうです。
オーディオってこうやってトータルバランスを考えるものだったのだな。

あれこれ言ってますが、
総じて、変なクセや粗さはなく悪くはありません。
しかしながら大味なのが好みではありません。
でも音の重心が低く、ゆったり音楽を聴くにはいいかな。

デザインも手前味噌ですが気に入ってます。
やたら全体がデカいとか、LEDが眩しいとか、コネクタの取り付けが甘いだとかは気にしない。
ベースの板はオニクルミをイボタロウで磨いています。
ケースは3Dプリンタで作ったプラスチック。
原材料の違いでビミョーに色が違うパーツがあるのはご愛嬌。
スピーカー制作では見かけない組み合わせですが、木とプラスチックの相性が悪くないことを初めて知りました。

ボリュームダイヤルもレバースイッチも好きな形を選んだのでお気に入りです。

半年もやっていた
「向井パワーアンプ」「向井プリアンプ」
それと「電源部」やっと終着点に辿り着けました。
3つセットでプリメインアンプ完成です。

この半年、モノ作りの楽しさを再確認できました。
道具代も含めて、普及型プリメインアンプが楽勝で買える金額を費やしています。
その過程で、アンプ制作スキルはスピーカーと全く違うってことも体験できました。

今回もパーツ集めから、細かなノウハウが必要で、とても一人ではできませんでした。
改めて、アドバイスをくださったIGTさん、向井さん、ありがとうございました。
アンプ班の頑張りにも励まされました。

これで、翌朝またリセットだと立ち直れないかも。


プリアンプ、ボリューム交換

202207261131518a2.jpeg




破損したボリューム交換に着手です。
最終局面なので、焦らず一つずつ配線を移しました。
最後にスライド抵抗に応力がかからないように、
配線をまとめてケースを閉じます。

緊張の音出し。
交換前と同じです。
左chはハム音と共にわずかな出力があり、
ボリュームとは連動せす、ごく小さな音量が出っ放しです。

プリ基盤側の配線も間違ってはいません。
ということはボリュームが犯人ではない?
ああ、捨てちゃったよ。

パワーアンプ側の確認も必要になりました。ケースを開いてみますが、これまた目視では問題なし。
試しに別プリアンプをつないでパワーアンプの動作を確認しましたが、問題なし。

まさか、プリ基盤に問題?
基盤のチェックってどうやったらできるんだろ。
とりあえず外して基盤にショート箇所がないか診てみるか。
怪しいのはターミナルブロック周辺だな。
トホホ。

プリアンプ忘備録

20231012095727dce.jpeg



IGTさんからボリュームについての情報をいただきました。
実は壊してしまったボリュームもIGTさんからのいただきものだったのです。

メーカー Linkman
型番 R1610G-QB1-A203
仕様 軸径φ6mm、
   2連可変抵抗器(2連ボリューム)
   A特性 20kΩ
販売 マルツオンライン
価格 159円

壊れやすいのが欠点だけど、音質は折り紙付きらしいです。
とりあえず4個注文しました。

送料とか代引き手数料は分かるけど、
決済手数料というのが330円がかかります。
なかなか世知辛いな。

注文したら中二日で届いた。
びっくりの早さです。

簡単な接続図を忘備録として載せておきます。
右と左がゴチャゴチャになるとまずいなと思い、そこだけはしっかり確認しながら配線作業を進めました。
ですが、ボリューム配線は見事に逆でした。
反省。
図では雑に直しました。

ボリューム交換はこれからです。
待ってろよ!

できたと思ったら大間違い

20230131122532895.jpeg




向井プリアンプできた。
やっとできた。
これでオフ会に間に合います。
パワーアンプと接続して、
音出ししましょう。

ああ、緊張する。
パワーアンプの出力セレクタレバーを入れるといきなり爆音。

ボリュームを大きくすると音が小さくなります。
え?

うん、間違えたな。
ボリューム配線はあれだけ注意もされたし、
配線図までいただいたのに、
見事に反転した配線をしてます。

音は出るので
ノブの回し方向が逆だけどそのうち慣れるからいいか?

いやいや、ここは慣れちゃダメだろ。
絶対誰かが爆音で音出しすること間違いなしです。

直すか…

どうやったら効率いいかな?
………
考えるのやめた。
目の前のを一つずつやっていこう。
ボリュームは3ピンあるので、
左右の配線を入れ替えるだけでOKなはずです。

できたので音出しです。
今度はダイヤルの向きは大丈夫です。
ところが左chが出ない。
RCA端子を抜き差ししても変わりません。
内部の問題だな。

ああ〜、また開けます。
ちょっと待て!
メシ食ってからにしよう。

またまたケースを開けて、
凝視しますが、外れているところはありません。
ネジも緩んでいません。
うわっ、やっかいなことになったな。

(中略)

基盤配線を全部外したり、
被覆の幅を変えたり、
配線経路を変えたり、
LED配線をやり直してみたり、
すげー、試行錯誤した。
その都度付けたり外したり…

爆音が出たり、
ハムが出たり、
左chが無音だったり、
ちゃんと鳴ったり…
安定しねー!
そんな中でも右chだけは問題なしです。

結論としては
ボリュームの破損と思われます。
端子基盤に無理な力が加わってスライド部分がおかしくなったと推察。

2連ボリューム、買わないといけないな。
同じタイプにしないと、ケースの穴に合わない。
ええと、Aカーブでいいんだっけ?
耐アンペアとかいくつあればいいんだろう?

ターミナルブロック取り付け

2023100811111044e.jpeg



ターミナルブロック取り付け

さて、向井プリアンプのケースが順調にできてきて、パーツが揃う目処が立ちました。
ちょっとずつ進めるか。

秋月電子通商の通販で入手したターミナルブロックの出番です。
コイツからやっつけよう。

基盤上の入力出力端子は
〈IN 〉
RCA LR(それぞれ+−)4接点
電源 −V GND +V 3接点
〈OUT 〉
RCA LR(それぞれ+−)4接点

必要なターミナルブロックは接点配置から5.08mmピッチの
2端子タイプ×2個
3端子タイプ×1個
4端子タイプ×1個

なぜか4端子タイプが商品としてありません。
仕方がないので、そこは2端子タイプを2個使うことにしました。


側面にオスとメスの溝が2本ずつ刻まれていることに気付きました。
ターミナルブロックってひょっとして連結できるのか?
試してみると驚くほどピッタリ接合できました。
はめると抜けない構造で、寸分の狂いもありません。
こんな小さなプラなのに驚くべき精度です。
すげーなコレ。

さらに基盤の穴に刺そうとしてまたもや気がついた。
ピッタリ付かないじゃん。
電解コンデンサーがジャマ。
コンデンサーは左右対象に配置されているのに、
なぜか片方だけ干渉します。
力ずくて押し込むとかろうじて入った。
早速ハンダ付け。

次っ!
基盤左右の入力側は問題なし。
問題なしなんだけど、背の高いパーツに囲まれた位置なので、ハンダ付けしようと反転させると落っこちる。
ここは割り箸を重ねて脱落しないように押さえを作って対応。
ふう。

そして連結したターミナルブロックは出力側に接続します。
あ、こりゃダメだ。
抵抗と完全に干渉していて、抵抗の上にしか取り付きません。
あれ?でも抵抗の上に付けても問題なさそう。
ターミナルブロックは傾くけど、足が長いので基盤とのハンダ固定は問題ないし、
ぐらつきがありません。
この状態でハンダ付けしました。

作業を簡単にするためのターミナルブロックを取り付けるだけで大騒ぎです。
基盤サイズがギリギリすぎないか?

乙Z開腹

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今のメイン機はバッロードホーンの「乙Z」にビクターSX-3のソフトドームツイーターを付けて鳴らしています。
低音のダンピングが弱く、好みとは言い難いのですが、それなりに満足してます。

オフ会用にオルガンのCDを買ってきました。
クラシックはよく分からないので、
まあ、テキトーに買ってきたものです。
バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」?
曲名を見てもさっぱり分かりません。

聴いたら一発で分かった。
あれだよアレ。
「鼻」とか「牛乳」だとかのフレーズが脳内に湧くヤツ。

オルガンって「乙Z」に合うな。
こういう重低音なら、キレとか定位とか関係ありません。
調子をこいて大音量で鳴らしていると、
右chからビミョーなビビり音。
やっちまったか?

エンヤのCDにチェンジすると、もう絶望的なビビり。
中を診てみるか。

こんなこともあろうかと、ユニットだけでなく、バッフルも外せるようになってます。
エッヘン!
塗料が固着しているのか、どのネジを回す時もパキッと音がなります。

バッフルを外すと、テニスボールがバラバラと落ちてきました。
え?

ああ、テニスボールでバックキャビィの容量調節をしてたんだっけ。
すっかり忘れていました。
3個も入っている。
まじめに調整していたんだなと、遠い目。

配線は平端子ですが、緩んではいません。
テニスボールが動いて内部配線振動板が接触していたようです。
配線を押し込んで終了。
症状は治まりました。

昔に作ったスピーカーの構造って結構忘れてしまうものなんだな。人間だもの。
バッフルも簡単に外せて、バックキャビィ容量も可変なら、いろいろなユニットが試せるじゃ、あーりませんか!

ちなみに今付いているのはマークオーディオ OM-MF5 。
いつの間にやら手持ちのユニットが増えてきたので、次のテーマにできるかな。

M800来た

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早速、オントモスピーカーが届きました。

フォステクス M800
2,970円(税込み)× 2セット
送料込みで6,655円也。

大きな箱に2セット入っており、
むき出して取り扱い説明書が1枚。
え、2セット買ったのに1枚だけなの?
不景気だからでしょうか?

セットの箱はstereo誌8月号の付録って書いてあります。
中にはユニットと共にパッキンとネジが付属してます。

真っ正面から見ると、カッコイイユニットですが、チャチなフレームはフォステクスクオリティ。
よく見ると、エッジより外側のフレームには何のリブもなくただの板状態。
板厚も薄くて見るからにヤワで心配になります。
フレームだけだと1個500円クオリティに見えます。

念のためにパッキンを重ねて見ると、
エッジ下のフレーム段差を跨ぐようにパッキン位置が来ます。
内付け前提だとパッキンは上面の平面部に貼れます。

ネジ穴は4つ全部が長円。
コンシュマー販売のユニットとしては珍しいんじゃないかと思ってましたら、
FE83NV2のフレームも同じでした。

取り付け方法は取説には何も書いてありません。
見た感じ、ユニット内付けの方がちゃんと取り付けられそうです。
外付けする場合は、
パッキン加工が必要となります。
さらにフレーム幅が少なく、バッフルとの噛み合いが2mm程度と少ないのが不安です。

音は4リットル密閉箱を聴いた感想となりますが繊細で情報量が多い。
中音のボーカルも滑らかで振動板種の色付けも感じられませんでした。
高音の立ち上がりはホーンには負けますが、なかなかのキレがあります。
分割振動の境界が可聴域外にあるような印象でした。
取説の指向性特性図からは5KHz辺りから分割振動は始まっているようです。
正面特性が乱れ始めるのが10K超から。
通常の8cmクラスより高い周波数からです。
12Kにピークがあるけど、聴いても分かりませんでした、
同席したHさんは、位相特性が良いって言ってました。
低音については分かりません。

届いたユニットをあれこれ見て、
錦糸の長さがビミョーに短いようにも感じます。
こんなに短くて上手くストロークするのかな?
特にマイナス側はシビアに見えます。

ショートストロークで抵歪を目的としている設計だとしたらOKなのかもしれません。
耐入力が低いのも、ゴムエッジも低くて済んでいるのもそのせいかと。
stereo誌の本冊がないので詳しいスペックや商品コンセプトが分からないのが残念。

総じて値段相応かなとは思いますが、
フレームでコストダウンするの、やめてくれないかな。
フレームのせいでユニットが値上がっても、スピーカー製作の総額からしたら誤差のうちだよ。

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