2017スピ再技研10



この日の4番手は私ケイの「ザクザグ」
基本構造は、小型バスレフのAパーツ、ただの箱のBパーツ、ダブルバスレフのCパーツを組み合わせて使います。
全部使うと、ダブルバスレフケルトン型バスレフスピーカーですが、
AC型だと、
両方駆動でタンデム型ダブルバスレフ、
Aのみ駆動でドロンコーンダブルバスレフのバスレフ型という得体の知れないスピーカーになります。

ホントにみなさんにご協力いただきまして、
いろいろなパターンを聴くことができました。
ありがとうございました。

Aパーツは1.8リットルバスレフとBパーツも使った6.8リットルバスレフの違いがほとんどないのが、
私としては面白かったです。

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2017スピ再技研9



この日3番手は高橋さん、
「楽器構造を導入したスピーカー」

どこか愛嬌のある躯体はバスレフ型です。
ウクレレ構造をスピーカーに転用して、
前後の板厚は左右に比べて薄く作られています。
また、その前後板にはT字部材を左右とは接触しないように貼り付け、響きのコントロールもしています。
塗装はつや消しカシュー。

高橋さんの作品にいつも感心するのが、
その木工技術です。
あまりご本人はアピールしないのですが、
こういうテーパー仕上げが本当にうまいです。

ユニットはFOSTEX FK10P
10cmフルレンジのサブコーンにシェラックニスを塗布して、音色のコントロールをしています。

さあ、音だしです。
ダブルコーン型らしい張りのある音です。
トランジェントが良く、アタック音の立ち上がりが良好です。

応答性の高さが音質にも現れて、ライブのピアノはリアルで女性ボーカルもクリアな感じです。
シェラックニスの効果か、ダブルコーンのクセもうまく抑えられていて、ホールトーンの余韻も伝わってきます。
音場感は抜群に良く聞こえます。

ダクトチューニングは75Hzですが、測定F特では50Hzまで再生できているようです。
そのダクトにはアクリル板で仕切りが作ってありました。
余計な低音振動を抑制するのに役立っているのかもしれません。
低音は分離重視でスネアドラムの乾いた感じがうまく出ています。

若干ピアノの音にクセを感じる場面もありましたが、ダブルコーンのネガをほとんど抑え込んでいます。
響きをうまくコントロールしてハイスピードな楽器再生をする秀作機体でした。











2017スピ再技研8



続いて加藤さん

2週間前の改良版です。
5cmフルレンジをウーハーとして3発とツィーター1発を約2500Hzでクロスオーバー接続させた2wayです。

ボイド管の躯体は前後にベニヤ板をはめ込んでいて、
ものすごく頑丈にできています。
JSP方式で、ダクトを含め全て同軸で配置されています。

さて、音だしです。
イーグルスのホテルカリホォルニア。
イントロのスネアドラムは楽々再生で
低域はかなりのワイドレンジです。
このライブ音源を聴きどころはもう一つあって、
歓声に混じって極低音が地響きのように混じっていると私は思っています。
さすがにそれはうまく聴き取れませんでしたが、
驚異的な低音再生能力があります。

全体的には柔らかな音質でしっとりとストリングスを奏でます。

青江三奈の左chから聴こえるエレキはリアルです。
同じく同じく左のシロフォンも澄みきった感じがいいです。

この部屋はかなり音響がいいとは思うのですが、
中低音にどよーんとした響きが乗るように感じます。
この機体も部屋の影響か、その傾向が感じられました。

定位は同軸構成にもかかわらず普通に聴こえました。
不思議なことに高域はスピーカーの背後に、
それ以外の音域は手前に定位しているような聴こえ方です。
高域が遅延しているのでしょうか?
エコーっぽいような変な響きは乗ってこないので、
気のせいかもしれません。

このスピーカーはとにかく低音の音圧が高く、
ユニットの口径を感じさせません。
むしろ低音が出すぎるぐらいです。
5cmにしてはすごいではなく、口径無視ですごいのです。

スピーカー製作は面白いと改めて実感させてくれた優秀作です。



2017スピ再技研7



スピーカー再生技術研究会、2回目のオフ会です。
前回から2週間後の10/9(体育の日)に中野ゼロです。

トップバッターは鈴木会長。

MCAP-CRの初号機、初めての多自由度バスレフです。ダクトが違うダブルバスレフが上下に配置された構造です。
細身のパイン製の躯体は角が丸められて美しく、納められたユニットはTangBang W3-517SB、
ゲンコツ型の木製フェイズプラグがパインとマッチしてます。

さて、音出しです。
パガニーニ。
ほぼフラットな特性に聴こえますが、
中低音は量感がやや薄めな印象です。
スピーカー同列に楽器が定位しています。
音場感はあまり広がらず、定位重視のようです。
なぜか左chのビオラの音圧が強く聴こえます。
そういうソフトなのかな?
弦楽器のピチカートはすっごくリアルです。

続いてオルガン。
包み込まれるような音場感は少ないのですが、
ブルブル震えるような低音まで出ていて、
非常にワイドレンジなことが分かります。

オペラでは女性の声も濁りなく艶やかに再生していますが、
わずかに左chがビリついているような気配があります。
別ソフトでは右もピリピリしていたので、音量が大きかったのかもしれません。

特質すべきは、弦楽器の低音の良さ
チェバロの響きや、ウッドベースの階調表現が見事でした
また、部屋の影響が少ない低音再生で、
試聴位置の影響があまりありませんでした。

ユニットの素性の良さを引き出し、
充分な質の良い低音再生のできる見事な機体でした。

近作の音場型スピーカーもこのユニットでやってほしいなあ。


2017スピ再技研6



最後は私ケイの「K-N1」
パークオーディオのアルミコーンウーハーをフルレンジとして作ったスピーカーです。

かなり長い時間を使わせていただき皆様に感謝です。

更にこの会を運営されていらっしゃる、
鈴木会長、加藤さんには、更に更に感謝です。

この後の飲み会ては、参加者多数で盛り上がりました。
副会長の松さんにお会いできなかったことが残念でしたが、次期会長候補も見つかって会は安泰だぁ〜。

2017スピ再技研5



スピーカーの石田さんって言ったらどなたを思い浮かべますか?

オーディオ評論家の石田善之さん。
録音技術もさることながら、優れた木工技術で理論的に作られたスピーカーが思い浮かびます。

そして匠の名がふさわしいKenbeさんこと石田健一さん。
これまた驚異的な木工技術を駆使したBHBSでコンテスト優勝は数知れず。
個人的には彼のチューニング技術こそ驚嘆に値するかと。

さらにもう一人の石田さん。
音の入り口から出口まてを自作して、トータルの音作りはマネできる人はいないと思われる、石田隆さん。

自作マルチアンプて駆動するマルチウェイスピーカーを得意としています。(たぶん)
今回は3ウェイスピーカーの「mini対向3Way」

もう外観が奇抜すぎです。
大中小の3つの太鼓のうち、大中がブラブラとぶら下がっています。
100均の荷物紐でぶら下がっていて本当にブラブラ。
ユニットは太鼓の両面に対向にお互いに連結されて固定されています。
理論上、ユニットの一次振動はゼロになります。
ユニット同士の共振、干渉を避けるため、支柱は最低限の強度しか持たせていません。

自作マルチアンプでこの3ウェイを駆動します。

いやはや、驚きの高音質です。
見た目と音質のギャップがここまで大きいスピーカーは珍しいです。
3ウェイなので当たり前ですがワイドレンジ。
マルチウェイらしく、荒れた部分は感じられず、
ひたすら低歪率のスッキリした音です。
更にユニットごとの音質をうまくそろえています。

ボーカルの淀むことなく艶やかです。

楽器ではヴァイオリンやピアノの倍音再現がよく、美しい響きを再生します。
オルガンも低音のブルブル感もしっかり再現。

これだけの音が再生できれば、もうスピーカー製作はやめにしてもいいんじゃないかと思う出来です。

あえて難を言うと、音が美しすぎて、
リアルという方向性ではないのかな。かな。
また、他のフルレンジ機体に比べると、楽器の音像が少し大きいかなとも感じました。
もっともユニットを左右に向けて鳴らしているので、致し方ないところですが。

石田さんのスピーカーって、
トランジェントが良く、低歪、そして美しい楽器再生で、いつも石田さんの音がしていると感じました。

個人的には今オフ回のナンバーワンでした。



2017スピ再技研4



カノン5Dさん、「S-065」

共鳴管の折り返し音道の幅が開口部周波数にどう影響があるかという研究から作られたスピーカーです。
こういう基礎研究って大事だよね。

ユニットは例のムック本のFostexの方です。
フェイズプラグの付いたカッコいいデザインです。
ある意味Fostexらしからぬ外観です。

コンパネを活用した躯体は木の地色でツートンになっていて、なかなかオシャレな雰囲気です。

レンジのまとまりがよく、バランスが取れています。
全体的には軽い音質ですが、中低音の分離も良く、
ウッドベースはスッキリと階調が分かります。

これまた、Fostexらしくないのですが、
中音の荒れが少なく聴こえ、張りのあるボーカルが美しい。
フェイズプラグのおかげでしょうか。
例えは悪いのですが、歌謡曲を聴くのにピッタリだなと感じました。

後半はカノン5Dさんが代表を務めるAudiFillの「PR-83Sol」98,000円(ペア)
驚愕の分厚い檜のムク製エンクロージャーです。

一聴して感じたのは、「あ、Solだなあ」

ワイドレンジで爽やかな音質で、カーペンターズを美しく奏でていました。

2017スピ再技研3


加藤さん、「PMP-600」
実物のフィニッシュはきれいですよ。
ステレオ誌のコンテスト応募作品です。

ボイド管を使った太鼓のような形です。
多自由度バスレフのM-CAP型で、
2本のダクトはダブルバスレフになっていて、
それぞれ共振周波数を変えています。

とにかくボーカルが美しいスピーカーです。
中低音の淀みもなく、女性ボーカルも艶やか。
定位も抜群です。

ジャズの各楽器の分離も良好。
6cmユニットとしてはワイドレンジです。
弱点はやはりユニット。
どうも高域の伸びが足りないように聞こえてしまいます。
ニアフィールドならいいのかな?
ただ、フルートの乾いた感じはすっごくリアルでした。

2017スピ再技研2



あいねけんさんの「TQWTたすE1」
スピ再技研初登場です。
E1のEはイコライザー。

細長いTQWTは1回折。
ファルカタ材の機体はむちゃくちゃ軽い!
最近のトレンドは「安くて軽い」のような気がしてきました。

ユニットはステレオ誌のムックでパイオニアの方です。
また、ユニットがビミョーにセンターを外しています。
言われるまで気づかなかったよ。

イコライザーにはトグルスイッチが4こ付いていて、パラメーターを変えられるそうです。
接続端子はイコライザーにはなくて、ちゃんと機体の後ろにあります。
凝っています。

最初はカーペンターズ。
全体にソフトで低音は量感重視です。
TQWTらしさが出ています。
レンジ自体はせまいのですが、十分な低音が出てます。
ハープのピチカートもしっかり再生しています。

エンヤにソフトを変えます。
ボーカルが前面に出てしますが、低音はややボンつくなあと思っていたら、
ビリついた後に急にボーカルが荒れました。

残念ながら、ユニットを痛めてしまったようです。
イコライザーのスイッチでどう音が変わるか聴きたかったのですが、本当に残念です。

ユニットを替えてもう一度聴きたいスピーカーでした。





2017スピ再技研1



スピーカー再生技術研究会のオフ会です。
場所は元に戻って「中野ゼロ」

まずは鈴木会長作「PDP5D-CR vet.2」
多自由度バスレフと音場型を組み合わせた機体です。
シリパラで6個の激安スピーカーが接続されています。
金額1個150円也。

音場型だけあってフワッとした音がスピーカーの後ろに広がります。
音場型にしては音像は比較的小さくまとまって定位は良好です。
全体的に軽い音質で、低音が出ていないのかなと思ったら、和太鼓のブルブル感やスネアドラムのドシンとくる感じがよく出ており、多自由度バスレフが効いていることがわかります。

途中で同じユニットをツィーターとして追加したら、中域が厚くなってさらにいい感じです。
また、バスレフダクトを正面に向けた方が帯域バランス的にいいなと思いました。

ハイ上がりなユニットだとは思うのですが、もう少し伸びが欲しいと感じさせるのは、臨場感です。
高域のキラキラ感がもう少しあれば、より音場型が生きるように思いました。
残念なことに音質にややクセを感じました。
AMラジオっぽい中高域の山があるように感じます。

昨年度も同じような音の傾向があったので、
これが鈴木会長の音なのかもしれません。

例年に比べるとスピーカーの存在を意識させるような、音離れが良くないフィーリングがあるので、
もうちょっと軽い振動板かマグネットの強いユニットにして、同じ機体で聴いてみたいなと強く思いました。

しかし、信じがたいほどのローコストユニットをここまで使いこなすとはさすがです。




スピーカー再生技術研究会2



私は落選作の「三段スチロール」を持って行きました。

さて、音だしです。

小田和正。
うわっ!
出だしからダメだ。
ボーカルが濁ったようにボンついています。
ソースを切り替えたくなるのをじっとガマン。

明和電機。
思ったよりはマシですが、やはり中低音の分離が良くない。
キーボードの音がイマイチです。

これで待ち時間1時間は罰ゲームのようです。

ギャグが上すべりなのはいいとして、
改善点が見えてきました。

これほどの入力は初めてだったので、
箱の強度か不足していたようです。
いったん補強を外して、組み直す必要がありそうです。

箱の表面の振動面積を分割していく方向で考えています。

皆さま、ぉ講評ありがとうございました。

スピーカー再生技術研究会1



クリスマスイブにスピーカー再生技術研究会のオフ会に行ってまいりました。
朝、5時に出発して八王子です。

例年以上にダラダラとセッティングしていい雰囲気です。

鈴木会長の「Col」
いかにも上下合体のようなデザインですが、
その通りです。
現地で組み立てていました。
あ、イラストの金具の位置が間違ってますね。

音場型ということで今回一番楽しみにしていた機体です。

最初の曲はバロック調です。
チェンバロかな。
音場が左右に大きく広がります。
スピーカーの後ろに広い空間が出現しています。
それでいて音像定位も抜群です。
音場と定位を両立しているのが素晴らしいです。

音そのものは、
帯域は広く感じますが、高音にちょっとしたクセのようなものがあって軽い雰囲気です。
また、低音の薄さがより軽さにつながっているようです。

ただし、音離れは抜群でスピーカーの存在も感じさせません。
例えば悪いのですが、映画館のスピーカーにいいです。


と思ったら、この会場、場所によって音が違うらしいのです。
後ろの方から最前列に移動すると…。

F特の問題点はオールクリア。
高音のクセもなくなり、低音も力強くなりました。
アンプを替えたらさらにいい。
女性ボーカルもスッキリ爽やかです。

ところがですよ。
今度は音像の中抜けです。
真ん中の音像がぼやっとしてしまいます。

この会場、天井と床の反射に違いがあって天井反射がやたらと強い感じなのです。
アッパーに取り付けたカンターレ社製5インチスピーカーからの音が反射しすぎて音像をぼやけさせているのかな?
後ろの席ではそんなことはなかったのですが…。

音場型はやはり部屋の影響を強く受けてしまうようです。
ご自宅ではそうとういい感じで鳴っているのではた推察いたしました。

多自由度バスレフは、
広い帯域を小型のフルレンジで実現できることが最大の利点なので、
点音源で回折の影響を排除した方向で発展するかと思っていたのですが…。


これからの発展がとても楽しみにです。

ヤキモキ

stereo誌のスピーカーコンテスト、書類審査をパスしたなんて思っていません。
ええ、全く思っていませんよ。
ホントに。

20151017171024664.jpg

でも、どうなんでしょうか?
応募された方々のブログを拝見しても
合否に関する記事が見当たりません。

stereo誌を読み直してみます。
やっぱり、落選者には連絡がこないシステムです。
書類審査を通過した場合は、ハガキが来て、
スピーカー本体を10/27までに送るようにと書いてあります。

もう連絡がこないと本体の発送が間に合わない時期なんじゃ…。

もう全然期待なんかしていませんので、
ハッキリ知りたいです。
きっと合格者にはすでにハガキがきているんだよね。
まだハガキがこないっていうのは、落ちたってことなんですよね。

あの〜、ハガキが来た方は情報上げていただければ助かります。




三段スチロールのF特

三段スチロール 最終バージョン

三段スチロールのF特です。
低音は80Hzまではフラットですが、その先は急激に減衰しています。
設計ではもっと低音が伸びてほしいのですが、
こんなもんです。

なぜか中高域はバスレフ型よりでこぼこが少ないです。
50Hz以下のレベルが高いのですが、きっとノイズでしょう。

高域は試聴ではもの足りない感じがあるのですが、F特では特にレベルダウンはしていません。
5Kのディップが問題なのかな?
fostexのPシリーズはこの辺りの特性の乱れが激しい気もします。

低域は70Hzのディップがおしいなあ。





stereo誌 これで応募



三段スチロールは各気室を簡単に分解できます。
ダクトも刺すだけなので交換も容易です。

で、いろいろ試しました。
気室容量は3つ全て同じ。
ダクト径は逆にバラバラとなりました。
内部はかなりの補強が必要でした。

イラストには描き忘れてしまいましたが、
ゴムバンドをぐるっとまわして気室を固定しています。
F特を測ると、80Hzまではフラットです。
なぜか中高域もバスレフよりデコボコがありません。

これでstereo誌のスピーカーコンテストに応募しました。
ハッキリ言おう。
1次審査は通らない!(だろう)
スピーカークラフトの世界を舐めているとしか思われません。
何と言っても外観がチープ過ぎます。

過去の入賞作品に、百キンの紙箱のバスレフっていうのがありましたが、
あれは30種以上のダクトを試したっていうのが受賞理由でした。
二匹目の何とかはそうそういないでしょう。

今のうちに本線入場の応募もしとかないと、入れないなあ。

スピ再技研オフ会



2015スピーカー再生技術研究会のオフ会がやって参りました。
今年は2回あって、今回はテーマ何でもあり会です。
15分前に会場に到着すると、あれ?誰もいない。
程なくカノン5Dさんがいらしてひと安心。

私の発表は、「発泡スチロールの箱はスピーカーに向くのか?」というニッチなテーマです。
stereo誌のオマケスピーカーP1000を装着した、発泡スチロール箱とフツーにMDFで作った箱を聴き比べてもらおうという趣向です。

出番はラスト。トリです。
いやあ、照れるなあ〜。
SPセレクターで瞬時に切り替えられるよう接続して音だしです。

CDは上條恒彦「出発の歌」「だれかが風の中で」
ビル エヴァンス「Waltz for debby」

スチロールの箱とMDF、どちらが好きか会場に挙手していただきました。
何と、半々!
スチロール箱が意外に健闘!
スチロールの方がバックキャビーの影響が少なくていい、というご意見もいただきました。

ふむふむそうなのか…。

けっこう皆さんに興味を持っていただけたように思ったのですが、
終始ギャクはすべり気味で妙に敗北感が残る発表でした。

あらためて、会を運営してくださった鈴木会長、加藤さんをはじめ、皆様に御礼申し上げます。
M副会長不在が残念でした。



木とスチロールのF特

P1000 バスレフ 14l 63Hz 木とスチロールのF特違い縮小

P1000、14リットルバスレフ 63HzダクトのF特です。
黒がMDF、
赤が発泡スチロールです。

ビミョーに違います。
いや、けっこう違います。
120Hz以下では発泡スチロールのレベルは5db程度MDFより低くなります。
高域も位相がずれたかのようなピークのずれがあります。

実際に音楽を試聴します。
MDFは端正な音です。
分解、トランジェントはどの音域でも中庸で破綻がありません。
いわゆるかまぼこのような音ですが、音離れはよく、音場感が良い印象です。
ベースラインの強さはユニット口径なりです。
φ30×50mmのダクトでは意外にも量感が勝った印象です。

発泡スチロールは一言でいうとにぎやかです。
中高域に何かキャラクターがのって明るい印象です。
パッと聴くとMDFよりいい印象です。
ところが、中域の女性ボーカルはやや荒れた感じ。
ベースラインも弱々しく分離もイマイチです。

困ったことに音量を上げるとビビります。
手で押さえたぐらいではおさまらない程のビビり方です。
しかも発泡スチロールのフタが勝手に開いてきます。


各々をRとLにつないで聴いてもボーカルは中央に定位します。
でも左右で音質が違うのが分かります。

いやあ、箱で違うものですねえ。
思った以上に発泡スチロールはエンクロージャーには向いていないような気がしてきました。




木とスチロールの違い



さて、発泡スチロールでエンクロージャーを作る方針は決まったのですが、
音的にはそれでいいのでしょうか?

で、実験です。

容積14lのバスレフ箱を一方はMDFもう一方は発泡スチロールで作りました。
ダクトは63Hz。

果たして音に違いはあるのでしょうか?

まずMDFから。
思った以上にワイドレンジです。
スネアドラムもいい感じに再生です。
ただ、さすがに重低音はムリなのですが、
高域のレベルもそれなりに下がって、結果的にいいバランスに感じます。
高域はだら下がりに減衰しているようですが、
音離れが良く、臨場感があります。
中域の荒れもなくボーカルの荒れも淀みも感じません。
トランジェントは中庸。

対して発泡スチロール。
一聴して華やかです。
中高域に響きが乗ってにぎやかな感じです。

聴いて分かる違いがあるとは思っていなかったので、正直驚きました。

よくよく聴くと、全体的に荒れた印象です。
低音レベルはMDFより低く、ベースラインが弱いです。

端正なMDF、やんちゃな発泡スチロールといった違いがありました。


うわー、どうしよう。
MDFの方がいい感じだぞ。






コイズミ無線でP1000



コイズミ無線でP1000が鳴っていました。
超小型のバックロードホーンです。

P1000の音を聴くのは初めてだつたので、
興味深く立ち止まりました。
ジャズを鳴らしていました。
一聴すると軽い印象です。
中高音のピアノやトランペットが軽やかに鳴っています。
入力が小さいせいか、中低音の音圧はかなり控えめです。
でも凄く音場感がいいです。
スピーカーの高さに楽器が並びます。
高域は自然に伸びている印象です。
意外に繊細な表現が得意っぽいです。

けっこうイイぞ、P1000!

三段スチロール こんな感じ



トリプルバスレフの達人の井形さんの助けをお借りして、ポート設計ができました。
ダクトは全て内径30mmの塩ビ管。

d1:12cm:120Hz
d2:8cm:80Hz
d3:8cm:40Hz
となりました。

気室容量は500cc刻みの等差にしました。
各気室が小さいのがネックなのですが、
発泡スチロールの箱がコレなのでどうしようもありません。

一応、バッフルはMDFで作り、ターミナルもバッフル面に取り付けです。

さあ、これで一気に製作と言いたいのですが、
製作環境が激変&悪化状態なので、
チビチビとしか進みません。

間に合うのか?

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