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さよならツインホーン



永らくいじくっていたツインホーンをもらっていただける方が見つかりましたので、
お譲りいたしました。

このスピーカーは、竹中さん設計のHelix. H-75がベースのスパイラルホーンスピーカーです。
それに、フロントショートホーンを組み合わせたものです。
さらにホーンのピークとユニットのピークを重ねて強調したところへ強力なノッチフィルターをかけて
ホーンのクセをなくしました。
使ったユニットは3種類ですが、最終的にはP800になりました。
それ以外にも多々なるチューニングを行いました。

正直言って、これ以上の木工工作はムリ!
私の木工技術の限界の作品で愛着のあるスピーカーでした。
もらわれていく先は、大切にしてくれそうです。

幸せになるんだぞ~っ




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ツインホーンの周波数特性

ツインホーン-SinSweep


やっとわが家もスピーカーの周波数特性を調べる環境が整いました。

MySpeakerというシェアウェアソフトです。
コンデンサーマイクとそのファンタム電源アンプ、
そしてスピーカー駆動用のデジタルアンプも買いました。

MySpeakerはお金を払わなくても、機能制限ありの状態でかまわないのなら無料で使えるのですが、
敬意を表して払わせて頂きました。
いろいろ合わせてしめて3万2千円也。

初めてスピーカーを作ったのが中学生のころでした。
雑誌や本に載っているような周波数特性が測れたらなあと漠然と考えていましたが、
当時は何をどうやったらいいのかも、ましてや機材を揃える自由もありませんでした。
それが、いろんな人たちの努力のおかげで簡単にその頃の願いが叶いました。
本当に感謝です。

で、手元に露出していた「ツインホーン」を測定してみました。
あ、「UNREGISTERED」って出ていますけど、これはお金をお支払いする前です。


どひゃ、ひどいF特です。
特に3kHzのディップはすさまじいです。
聴感の印象と特に合わないのが低域です。
70Hzまでは出てると思ったのになあ。
これじゃあ、いいとこ100Hzまでしか出ていません。
110Hzにピークがあって、ちょうどウッドベースがよく聞こえるようです。

まだまだ精進が足りません。






ひさびさ音出し

おい起きろ

スピーカー再生技術研究会のオフ会が次の日曜なので、
「ツインホーン」の最終チェックをしてみました。

と、言ってももう調整するとこありませ~ん。
このスピーカーについてはもうやり尽くして、何がいいんだか悪いんだかわからないぐらいです。
ユニットだって3セット目です。

吸音材もいろいろやりまくり…。

いきなりオフ会ではスピーカーもびっくりしてしまいますので、
徐々にパワーを入れていきます。
P800はパワーが入らないのが欠点です。

久々に聴く音は…。
いいのか、これ?

ううむ、聴き疲れしない音だとは思うのですが、褒められる点が少ないです。
数少ない利点を挙げると…。

定位はいいな。でも指向性が悪いのでスイートスポットが狭い。

ボーカルの音域による音色の変化も少ないかな。
ただ変化が少ないだけで、ナチュラルとは言えないクセが残っています。

古い音源がよく聴こえるっていうのも利点?
でも録音がいいっていう盤はイマイチです。

そんなのをどうして出すのって言われると答えに窮します。
「出来の悪い子ほどかわいい」
っていうやつかな…。


ちょっと寄り道

バイパス抵抗を追加



完成したからには比較してみないといけません。
手元にある比較的まともなスピーカーはツインホーンだけです。

小手先技術の粋を集めたツインホーンととっかえひっかえ同じソフトを鳴らします。

赤パークミニの軽さとボーカルの華やかさが際だちます。
いや、ツインホーンが暗すぎるのか?
重く沈んでどよーんとした雰囲気満載のツインホーンです。
こんな音だったっけ??

ボーカルのレベルがちょっと低すぎかつトランジェントが悪すぎです。
実はツインホーン、2KHzのピークを抑えるためにノッチフィルタを付けています。
フィルタの効きすぎ?

スイープ音で確かめると、1kHzに小さなピークがあり、2Kは見事に谷間があります。
ノッチフィルタが計算通り働いていて、ちょっと感動です。
まあ、でも谷が大きすぎるのかな?

フィルタをバイパスする回路を作って谷間を埋めましょう。
イメージでは8Ωぐらいでいいかなと思いましたが、
手元には3Ωと15Ωしかありません。
バイパス回路は「さりげなく」っていうのいいってMr.Hippoさんも言っていたので、
15Ωを選択です。
あれ、逆か。
ノッチフィルタはさりげなくだったかな。
まあいいや。

音出しです。
スイープ音ではみごとに2Kがフラットになりました。
ソフト試聴ではトランジェント復活です。
ある意味フツーっぽい帯域バランスに変身です。
以前の陰影ある地味さも好みだったのですが、
いい音という基準ならバイパス回路ありに軍配です。

ノッチフィルタにはホンのわずかでもバイパス電流があった方がいいようですね。





フタ固定2

フタ固定


ふとツインホーンを見るとスパイラルホーンのフタがありません。
あれ?
床に落ちていました。2つとも。

「ダメだ。プリミティブな圧着では固定できない。」

三匹の子ぶた的に言えば、レンガの家でないとダメっぽいです。
一番避けていた方法をとりましょう。ネジ止め。

ネジの頭隠しにちょうどいいゴムを見つけました。
いらないラジカセのネット固定のグロメットです。
さらにゴムのぴったりサイズの円形部品も見つかりました。
机の脚の裏にはる部品かなあ。

で、四苦八苦の後に固定しました。
ゴムってドリルが効かないのね。知りませんでした。
フタは一応取り外し可能です。

なぜかネジの頭隠しのゴムは尖っているので、パッと見はリングツイーターみたいです。
見た目高級ツイーター使用の2ウェイ、実態はフルレンジという風になりました。




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