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足を作る


フルメタルバッフルの足


という訳でいきなり作ってしまいました。
フルメタルバッフル用のサブウーハーです。
ユニットはDIY audioのSA/F80AMG。

初ダブルバスレフの製作です。
計算式なんて分かりません。
全て「sped」様の言いなりです。

第一気室4リットル、第二気室12リットル。
第一ポート107Hz、第二ポート48Hz。
ってディスプレイに出ています。
ふーん。

ケルトン型サブウーハーなので、内部にスピーカーを仕込まないといけません。
フタを作ると面倒なので、上部の密閉空間は箱を乗せているだけです。

上にちょうどフルメタルバッフルが乗っかる形でコンプリーテッド。

フタ類がないので、内部調整は不可能です。
各気室には組み立て前に吸音材を入れておきました。

「両チャンネルにあるサブウーハーなんて飾りです。」
そんな声も聞こえてくるようですが、あえて言おう。
これが「パーフェクトフルメタルバッフル」であると…。

実際、こういう形でステレオ誌に応募しようと思ったんだよなあ…。
後の祭りですが。




sped導入

かんたん


もうすぐ待ちに待ったステレオ誌スピーカーコンテスト本戦です。
おさらいをしておこうと7月号をパラパラめくってみると
エンクロージャー設計支援ソフト「sped」の紹介記事がありました。

コレ、インストールしてみようかな。
アドレスを直接入力してみますがヒットしません。
しかたがないので 「sped」と検索すると一発でした。

いろいろ失敗しながらやっとこさインストール成功です。
自分のパソコンスキルの無さが泣けてきます。

早速ソフトを開いてみます。
ユニットやエンクロージャー形式を選び、
サイズのパラメーターをいじると低音域の特性がリアルタイムで出ます。
「すげー、コレっ!」
どうせなら手持ちのユニットでやってみます。
まずはP800。
データに有りませんでした。
お次はDIY audioのSA/F80AMGです。
ありました。

バスレフやダブルバスレフではポート音圧を独立して表示できます。
すごいっ、45Hzまでフラットな特性が表示されています。

ポート音圧…、ポートからのみの音…。
ケルトン型の特性…。
まずい、フルメタルバッフルのもともとの形式であるのケルトン型との合体をやる意欲がふつふつと湧いてきています。

フルメタルバッフルを組み合わせるなら100Hz以上を減衰しないといけません。
そんな特性が簡単にできる訳が…、できた…。

初期はプリミティブな密閉ケルトンスタガーでしたが、今回はダブルバスレフケルトンです。
ダブルバスレフのポート音のみの使用なら、
中音漏れはないのでハイカットにコイルを使う必要がありません。
これならいける!

いやいや、まずいなあ。
これ以上スピーカー増やしてどうする。

失敗率33.3%


BJ.jpg


フルメタルバッフルのカサコソ音は要するにP800の組み立てに失敗したいうことですね。
3組6個のうち2個も失敗ことになります。

失敗率33.3%。
どうやら振動板位置よりもダンパー位置がずれるトラブルのようでした。
また組み立てからです。

まず、接着剤が意外とがんこで振動板とダンパーを取り除くのに一苦労です。
更にハンダを吸うヒモも初めて活用です。むずい…。

そして新たな振動板の組み付けです。
ダンパー位置を決めるのがヘタな事が失敗の原因のようなので、
ギャップゲージを慎重に折り曲げました。

その後は説明書通りの組み方なのですが、心持ち接着剤を多めに使いました。

ユニット完成しました。
失敗率が43%になるか、29%に下がるかの分かれ道です。
裸の動作は大丈夫っぽいです。ハム音がするのはアンプのせいか?
箱に組み付けます。

音出しです。
極性はOKです。
スイープ音を入れても今度はカサコソいいません。
ちょっとホッとしました。

全体的には音場感が良くなった気がします。
でもなぜか音場感はいいのに高音が抑えられているような気がします。
音場感って高音部が担っていると思っていたのですが、違うのかな?

定位はいいのですが、小口径フルレンジとしては普通です。

相変わらず低音はダメですね。
音質は悪くないのですが絶対的なレベルが低すぎです。
100Hz以下はかなりレベルが低いです。
何もしないでサブウーハーとうまくつながりそうなので、
次はサブウーハーを作ろうかなあ。

それにしてもP800は密閉型が合うなんて言ったのは誰だ?
かなりだまされた感があります。
でも逆相音やダクト音を含めた振動板以外の音をシャットアウトするというのがコンセプトだったので、
途中でバスレフにするって選択もありませんでしたが…。
ただ、もうちょっと容量は必要な気もします。
あ、ちなみに3.8リットルです。

中音はピークキャンセラーが効いているせいか、まったりした雰囲気です。
あるいは取り付けボルトをきつめにしたせいかもしれません。

半周ボルトを緩めると、中高域のキラキラ感が再び出ます。
やっぱりボルトの締め具合で変わるのは間違いないようです。
これまた不思議です。

破れた

破れた


K-N1はドツボにはまったので、そこから逃避します。

「集まれ塩ビ管スピーカー」のオフ会11月6日が迫ってきたので、
再びフルメタルバッフルをアンプにつなぎます。

と言っても調整するところなんかないんですけどね。

やや大入力で試してみます。
あれ?
何か変だな。

サイン波を入れてみると、片CHがカサコソいいます。
以前もその症状がありましたが、ユニット向きを回転させると治まったので、
またもや回転。

全然治りません。
それどころか前より悪化しています。
以前は50Hz以下で大入力のサイン波でしか出ない症状でしたが、
今回は200Hzぐらいまで影響があります。
いくらなんでも、「塩ビ管」の猛者達をごまかせるとは思えません。

直すか…。

エッジをはがして張り直し作戦です。
フレームの厚みがあってむちゃくちゃやりにくいです。
片側180度をはがしてもカサコソが直りません。

「全部はがすか…。」

引っ張るとエッジが裂けました。
無音です。
さすがゴムエッジ、ダンピングが効いています。
しばし呆然。

フルメタルバッフルの最大の欠点がここで露呈です。
ユニット交換が不可能なので、またユニット組み立てからです。

間に合うのかっ!
気分は古代進。

つづく


コンデンサー追加


コンデンサー追加


PSTもどきは失敗でした。
5mHのコイルの値段を調べてみたら、これが高~い。
買うのはやめときます。

で、低音増強はすっぱりあきらめて、
中音のクセの方をいじってみることにしました。
手元にあるコンデンサーを1個追加するだけですけど。

変形ノッチフィルタのできあがりです。
ツインホーンの回路に抵抗を足した形です。

ダメ元で音出しです。

お、帯域バランスはマシになりました。
トランジェントも復活です。
中音がややダルいかな。
キツイ感じがなくなってパワーを入れられる音になりました。
ボーカルの音質が改善です。

小音量時もちゃんとしてます。

コンデンサーを足してトランジェントが良くなるってことがあるのでしょうか?
考えられるのは、

  1 トランジェントかと思っていたのは単なる高域レベルだった。
    耳が悪いので勘違い。

  2 セメント抵抗が高周波のトランジェントを低下させる。
    高域がコンデンサー側に流れてトランジェントが良くなった。

何となく1っぽいのが痛いです。
中音域はややダルさが残るので2も複合要因としてあるのかもしれませんけど。


しばらく聴きこんでこれでイケそうなので、この回路で確定しましょう。
抵抗値の調整の余地はあるのですが、6dB/octなのでレベル的にはあまり差が出ないでしょう。

内部に接着して、ついでに「す巻」のフェルトを抜き取ります。
中音のクセ補正は回路にまかせて、内部吸音材を減らして容量を確保します。
ユニット取り付けのネジも「緩め」に調整です。

ちょっと音が元気よくなった気がします。
あ、気がするだけかも。


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