2018塩ビ管オフ会1
「集まれ!塩ビ管スピーカー」の関東オフ会がゴールデンウィークに横浜で開かれました。
会長をはじめ、スタッフの皆さん、ありがとうございます。
トップバッターは「集まれ!塩ビ管スピーカー」会長のたてちゅうさん。
「グフ風塩ビ管スピーカー」
機体は深い青のツートンに塗られて美しいです。
1回塗りとは思えないきれいさです。
ステレオ誌のパイオニア6cmユニット使用です。
配線コードはモチーフに倣って片側から垂らしています。
お手間を取らせましてすみませんでした。
形式としてはシングルバスレフになりますが、
塩ビ管エンクロージャーを折り返して共鳴管の機能も付加した複雑な構造です。
資料によると管長は160cm、ダクトチューニングは114Hz。
エルボー部分に吸音材を使用しています。
さあ、音出しです。
とにかく定位がいい。
ビシッと決まって音像も小さい。
特に中央定位が抜群で女性ボーカルは中空にあります。
ユニットのせいですが、中高音は少し荒れた感じもあります。
逆にそれがフルートのリアルさにつながっているような気がします。
トランジェントも良く、ピアノの粒立ちがいい感じです。
エレキベースの分離もいいのですが、ウッドベースはもう一伸びが欲しいです。
高音は小口径らしく伸びており、6cmフルレンジとしては驚くほどのワイドレンジです。
おしいのは、この会場だともうちょっと音圧あれば、良さがもっと伝わったかなということです。
次は4コ使いなんてどうでしょうか。
今回トップのこの作品のすばらしさに、お隣に座っていた生ジャズに詳しい方が驚いていました。
「みなさん、こんなにすごくいい音なんですか?」
「(私を除いて)そうですね」
「すごいですね」
「(私を除いて)みなさん今年は特にすごいですね」
クセ無くユニットの性能を引き出した良機だと感じました。
何でこれが落選するかな…。