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「足」につける

アダプター

竹中さんの大型サブウーハーに赤パークミニを取り付けるのはあきらめました。

お次は同じサブウーハーでも「パーフェクトフルメタルバッフル」の
「パーフェクト」の部分に取り付けてみましょう。通称「足」。
形式的にはダブルバスレフケルトンサブウーハーでSA/F80AMGを取り付けいて、
まずまずの低音を出していました。
フルレンジとして使うのでケルトンの密閉部分を外します。
密閉部を外すとユニットが露出するのでダブルバスレフとして使用できます。

取り付けネジ穴が違うのでアダプターを作ってから取り付けです。

あれ?
80AMGの方のバッフル開口径が小さいのでアダプターの意味がありません。
この時点でアダプター使用をやめて、バッフル開口径を大きく加工すれば良かったのですが、
ギリギリ装着できそうだったので、突き進んでしまいました。

マグネットはギリギリ入ります。
フレームがやや干渉です。
彫刻刀で削りました。
よし、取り付けだ。

配線がじゃまで入りません。
またもや彫刻刀の出番です。
配線コードの部分を切り欠きました。

端子板も干渉です。
指で押すと入ります。

バッフル厚がアダプターを入れて27mmです。
マグネットまですっぽりバッフルに埋もれた形です。
ユニット背面開口がほぼゼロです。

スピーカービルダーはたいがい背面の空気スティフネスを軽減するために、
いろいろな加工をしています。
バッフルの背面に切り欠きを入れたり、フレーム加工する方もいらっしゃいます。
それが私の場合は開口ゼロですよ。
正確にはゼロではないですが、配線の通る隙間すらバッフルを削って作ったので、
まあゼロと言っていいですね。
これではまともな音が出るはずがありません。

勢いって恐ろしい。
そのままネジ止めしてしまいました。

疲れていたのかな…。

ダクトを作る

25cm.jpg


ホームセンターで板を切ってもらい、新たにダクトを2種類作りました。
25cmと10cm。
ええ、計算なんてしてません。
テケトーです。

両チャンネル分の板を頼んだつもりが、部材は片ch。
あれ?ボケてました。
注文も思い出したら、片chでした。

しかたがないので、アンプをモノラルにしてパーフェクトフルメタルバッフルと比較しましょう。

最初は25cm。
音出しです。
モノラルって聴きづらいですねえ。
量感過多なのは幾分収まっていますが、下が伸びた感じはしません。
例のスネアドラムはほとんど聞き取れません。

お次は10cm。
25cmよりは少しいいみたいですが、やっぱり効果ありとは言いづらい状況です。

結論。
「この箱ではダメっ!」

バックキャビィは10リットルでは多すぎ。
大きいダクトは駆動できない。
35リットルのエンクロージャーも大きすぎ。
スロート面積は振動板面積の1.2倍以下がいい。

っていうのが言えそうに思えます。

階段状3Dスパイラルホーンについては、
ユニットからダクト端までの距離が短いとバスレフのような動作になる。
という思いを強くしました。

竹中さんもそう考えたのか、途中からは隔壁を作って音道長を長くとるようにしていました。






穴を広げる

穴を広げる


「後はバッフルを補強して吸音材で調整かな。」
余裕をかましてそう考えておりました。
余裕ついでに他のスピーカーとの比較試聴してみましょう。

とりあえずパーフェクトフルメタルバッフル君、カモーン。
まあ、赤パークミニの楽勝でしょうけど。

あれ?赤パーク君、低音再生で負けています。
「ペニー レイン」でスネアドラムでかなりの差が出ています。
差どころじゃなくて赤パーク-の方は全く聞こえません。
ジャズばっかりで調整していたので、気付きませんでした。
パーフェクト-のサブウーハー部は80AMG。同じ8cmなのでこれほどの差は納得がいきません。

じゃあ「ツインホーン」とならどうだ。
ツイン-はP800一発だから負けるはずがありません。
互角です。
しかも音離れや音場感はツイン-の方が上かもしれません。
エンクロージャー容積で8倍も差があるのにこれではダメです。

おかしい、これはおかしすぎます。
バックキャビィの容積を変更してもレンジに大きな差は出ません。
体積を小さくした方が良かったかけど(ボソッ)

「うううむ…。穴を広げるか。」
バッフル補強なんてやっている場合ではありません。
有効な手だけが分からないのでポート穴を再び広げてみることにしました。

チマチマやってもパーフェクト- との差が埋まらないので、一気にポート穴2.5倍です。
もう完全に振動板面積を超えています。

昔、フィリップスのAD-5061/M8という12cmフルレンジを使ったエンクロージャーを作りました。
これまた全然低音が出すにガッカリしました。
後日同じユニットを使ったシステムを秋葉原のラオックスで聴いたところ、
すごく低音がでていたのです。しかもハリのある魅力的な音で。
かなりショッキングでした。
ラオックス箱は両サイドにスリットダクトが沢山あり、ダクト開口面積が圧倒的に違っていました。
M8は詳細データがないユニットだったのですが、このことをきっかけに、
「ダクト面積は振動板面積しばりは関係ないな。」
という思いを持ちました。
もっともそれ以来バスレフがトラウマですけど…。

という訳で2.5倍ですよ。
振動板面積と比較して約3倍の開口面積です。
これならどうだっ!

音出しです。
「…」
音質の点から言っても音圧の点から言ってもダメダメです。
ベースの特定の音階に残響音が出てボンつきます。
それにスネアドラムは相変わらず聞こえません。

ダクト伸ばしてみるか?
いきなり20cmぐらい、それでダメなら…。
ちゃんと箱を設計しないといけないかもしれません。
そんな気もしてきました。

バッフル補強は保留となりました。







どっち?

どっちの補強?


バッフルに補強を追加したいのですが、
どっちがいいでしょうか?

半円柱の木材を接着するとして、
上の図は放射状に4本。
下の図はバッフルを横断する縦長2本。

どっちも使用部材の長さは似たようなもんです。

初めは放射状の方を考えていたのですが、
共振の分散にならないなと考え下図のパターンも考えました。
ただ、頑丈なのかが今ひとつ不明です。
さらに疑似ホーンみたいな働きがでてしまわないかも心配です。

でも見た目は下の方がいいと思うのですが、
どう思います?

ネジ追加

ネジを追加


バッフルの振動が激しい気がしてきました。
四隅のバッフルが浮いています。

ネジを追加することにしました。
タッピングで締めれば簡単なのですが、何度も取り外しする予定なので、
鬼目ナットとボルトでいきます。

が、超大変。
正確な位置決めがどうしてもできないので、
バッフルと本体と一気に貫通穴を空けることにしました。
そして裏には鬼目ナットを打ち込みたいのですが、金槌は使えないのでネジでじわじわ打ち込みです。

ここでもhot-jazzさんのボルトを使おうか、と思ったら長さが微妙に足りません。
またもやホームセンターに行きボルトを購入します。
手元にあるボルトはステンレスで50mm、買ってきたのはユニクロメッキの40mm。
あり合わせ状態がさらにチープさを演出します。
でも長さが違うのは振動の共振を分散させるためなのさ(ウソです)。

固定して音出しです。
安定しない中央定位がやや改善したような気がします。
それでも、そんなにいい感じではありません。
バッフルを触ってみると、ボルトを追加したのにやっぱり振動が多いです。
12mmのMDFって薄すぎたのかなあ。

もうちょっと手を打たないとダメっぽいです。


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