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空気室容量をいじる

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バックロードホーンは、
音出し後にいじれるパラメータが少ないことが製作を通じてよく分かりました。

いじれるのは、
空気室容量
吸音材
この2点のようです。

乙Zの空気室容量はユニット体積を除いて1.95リットル。
三角柱の形をしています。

長岡理論
fx=10•S0/Va
fx:ホーンとユニットのクロスオーバー周波数(Hz)
S0:スロート断面積(cm2)
Va:バックキャビィー容積(l)
変形すると
Va=10•S0/Fx
Fx=200とすると
空気室容積Vaは1.2リットル。
その差0.75リットルとなります。

一応、この乙Zは汎用機体にするために、
サブバッフル構造にわざわざしているぐらいなので、
体積調整部材を接着してしまう訳にはいきません。

で、用意したのが硬式テニスボール。
体積は1個150cc。
5個入れるとちょうど750ccとなって、長岡式とピッタリ合います。

しかもおあつらえ向きにボール表面には毛が生えています。
程よい吸音効果とともに、
スチレンフォームの内壁と接してもカサカサしません。

思えば、ボールを吸音材にするというのは、
10年ぐらい前に流行りました。
軟式テニスボールを入れると、低音吸音に効果があった、というネット情報に接して、
マネをしてみたことがあります。

私の実感では大して効果がなかったような。

今回は吸音目的ではなく、体積調整なので硬式球にしました。

サブバッフルを外して…
あれ、3個しか入らない。
ま、いっか。

音出しです。

変わった、な。
まず、低音の量感が減りました。
そのおかげで淀んだような低音がややスッキリしました。

中音は目立つようになりました。
低音が少なくなったので、
相対的にそう感じるのでしょうが、
中音音圧が上がったような感覚です。
ただ、ちょっとマイルドになったかも。
ユニットの中音キャラが隠せるほどではないにしろ、少し穏やかに感じます。

これまた相対的に感じるからなのか、
高音が寂しいかな。

低音は質の向上にはつながっていないようで、
ポヨーンとしたところは変わっていません。
ただ、中低音がすごく凹んだだけに思います。

低音の伸びは変わらずです。
これは悪くないです。

個人的にはマークオーディオOM-MF5の中音の硬さは改善したいと思っています。
今回、硬さは少し取れたけど、
音圧が相対的に上がって、どっちかというとマイナスかな。

OM-MF5の中音のキャラクターをいかに殺すかっていうチューニング方向になりそうです。
「だったらユニットを替えろよ」
って言わないで。
ごもっともです。重々承知しております。

とりあえず、空気室容量は元に戻そうと思います。
残る手立ては吸音材。
そして、ステレオ誌の発表会でヒントを得た、
パッシブ回路活用も視野に入れています。
まだまだ楽しめそうです。




乙Z終了?

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乙Zはいろいろ条件を変えて視聴を続けております。

右chがガサガサするなあと思ったら、
いきなり鳴らなくなりました。

また、アンプが不調なのかな?
それともデッキとの接続かなあ?

普段使いのアンプはボリュームがイマイチで、
小音量時には左右バランスが大きく崩れるクセがあります。

チェックしますが、
どっちもシロっぽい。

サブバッフルを外してユニットとコードの接続を見ますが、外れてはいません。

アンプから来ているスピーカーコードを外して、別のスピーカーに接続するとちゃんと鳴ります。

と言うことは右のシステムのどこかで断線が疑われます。

ユニットから外した配線をスピーカー内部からビヨーンと伸ばして、
そのまま他のスピーカーに接続しますが鳴りません。

と言うことは、スピーカー端子からユニットまでの配線のどこかで断線!

ユニット破損ではない。
アンプの保護リレーは作動していないので、
ショートも、考えづらい。
そうなると
一番疑われるのが、スピーカー端子の直裏。
ここが緩んで断線している可能性大です。
ここが緩んだら、
もう、破壊しない限りアクセス不能です。
バックロードホーンの泣き所です。

終わった。
乙Zプロジェクト終了。

ここが弱点だとは思っていたので、
ダブルのナットで締め付けて、
その後、エポキシ系接着剤で固めたのにこのザマです。

ん、そこまでやったのに普通緩むか?

ダメ元でユニット端子に接続される平ラグ端子をカシメてから再接続してみました。

音が出た。
直った。
どうやらユニットとコードを接合している平ラグ端子が緩かっただけのようです。

え、じゃあどうして、ユニットに来ているコードを他のスピーカーとつなげた時に音が出なかったのさ?

ううむ、分からん。

バックロードの場合はスピーカー端子の接続方法を通常と変えないと危ないな。
いやいや、変なことを工夫しなくとも、
ボルトタイプの端子を使わなければいいんだ。

制作費、こんなに!

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乙Z制作費
ユニット代 (OM-MF5 2個)5000円
スタイロフォーム 1580円*4枚で6320円
MDF 500円 (450*600mm)
カット 2200円
コピー 1440円(2枚で)
接着剤 4800円
鉄板ガイド、ハンドクランプ 2000円
スプレーのり 1900円
ジェッソ 6996円(3リットル)
モデリングペースト 328円
端子 500円
コード 1000円
ネジ類 1000円
テニスボール 1499円
塗装スポンジローラー 298円

計 35,581円

ぐはーっ!
スタイロフォームって全然安くならない!
もう、軽い以外のメリットが思いつきません。

制作費の最後の方にあるテニスボールは空気室の体積調整に使う予定です。


さて、試聴は続けています。
ソフトによっては本当に今まで気づかなかった音が聴こえてびっくりします。

今日気づいたのは、
栗コーダーカルテット 「ダースベーダーのテーマ」
中央奥に演奏と関係ないカタカタ音が入っていました。
かなりリアルだったので、CDの音とは1回目では分かりませんでしたが、
リピートしてみて改めてソース由来だと分かりました。
でも、何でこんな音が入っていたんだろう?

バックロードって低音の迫力が魅力だとばかり思っていましたが、誤解してました。
こんなに繊細な表現ができる方式とは今まで知りませんでした。

あ、調整はこれからです。



ホーンの音像定位

2019021211171386a.jpeg


ステレオ再生で定位って大事だよね。

巷のバックロードホーンスピーカーは
ほとんどがフロントに開口部がある設計です。
しかし、乙Zはホーン開口面積を稼ぐために、
背面開口としました。

ちょっとしくじったかな。
音像定位が高音とそれ以外で違っちゃっています。

簡単に言うと、高音はユニット手前に結像し、
中音以下はスピーカーの後方に定位します。

とある技術書では、
「音像位置はホーン長の70%のところにくる」
とあります。
乙Zはフロントにショートホーンでユニット位置は後退しているので
計算上、音像位置はそんなにズレないはずでした。

全然合いません。

背面の音が壁で反射しているようで、
そこが中音以下の音像位置になっているようです。
全然70%じゃない。
フロントに開口部があればピッタリだったのかも。

バスレフなんかは、諸説ありますが、
背面にダクトをつけても大して影響ないなあと思っていたので、
バックロードホーンの音像定位がこれほど乱れるとは思ってもいませんでした。
バスレフに比べて中音漏れが激しいってのも原因の一つかと思われます。

しかし、よく分からないのが、
ホーン長の70%の位置とは、どこを指しているのでしょうか?
最終折り返し点から開口部までの距離の70%と考えるのが一般的かと思いますが、
それで正しいのでしょうか。
技術書のイラストは上のように一直線のフロントホーンでした。
そんなのフツーないよ。

だいたい、前後の音像定位はスピーカーごとに
バラツキが激しいものです。
音場型はスピーカー軸上より後方に定位するようですが、
それ以外はユニット構造に依存するように思います。
俗に「音離れがいい」スピーカーはやや後方上部に定位するようです。
しかし、箱が弱い場合も結像は甘いものの似たようになります。

今回も、ユニット由来のものか、バックロードホーン特有のことかは判断つきません。

作ってみないと分からないことって多いな。





すごいぞ乙Z

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バックロードホーンの欠点の一つに
組み上がると音道板にアクセスできない、
ってのがあります。

で、乙Zですが、
塗装をしていて気がつきましたが、
完成後も全音道板にアクセスできる!

音道同士が隣り合っていないってこともありますが、
中央に大きな穴があるからこそ、
そんなことが可能になっていました。

塗装していて気がつくってことは、
そういう必要性を全く考えてもいませんでした。

このメリットは、
ええとメリットは、

何かあるかな?

ああ、音道板の振動特性が分かるかな。
触ろうと思えば全部に触れます。

それと、工作精度が低くても最終塗装で気密性を保てるってことかな。

あれ? 大したメリットじゃないな。



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