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つっこんでみた

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音出し環境を再構築した結果、
部屋が超狭い。
色々な小物も置き場所にも困る有様です。

バックロードホーンってムダに場所をくっているよな。

空間有効活用の一環として、
テッシュ箱を開口部にしまいました。
片ch3箱。
箱の端で開口部が約半分になりました。

音出しすると悪くない。
いや、かなりいいんではないかい!
低音に締まりが出て、男性ボーカルの濁りも少なくなっています。

単に低音レベルが落ちただけかとも思い、
トーンコントロールで低音をブーストしてみます。
プリアンプCL-350が役に立ったよ。
中低音はクリアさを保っていて、
低音の質も悪くはありません。

機構的にはバックロードホーンの出口を絞って、
さらにホーンを取り付けた状態になります。
多段ホーン?
2段ホーン?

面白いなコレ。
突き詰めようと思うと、
パラメータが多くて難儀しそうです。

きっと誰かがすでにやっていそうなシステムですけどね。

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改善策

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集まれ!塩ビ管スピーカー オフ会が終わり、
大満足かつ虚脱状態です。
運営の皆様には感謝です。

冷静に振り返ると、
乙Zは今の段階では、良いまとまりとは言いづらいです。

ステレオ誌コンテストで最終発表したバックロードホーンは2機。
正確にはハイブリッドのがもう一機ありましたが、純粋バックロードは2機でした。
どちらも、低音の出が素晴らしく帯域バランスは良好でした。
しかしながら、ダンピングの悪さをどちらも感じられ、好みの音ではありませんでした。

乙Zも同じです。
もともと、中音のキツさを中低音の緩さでカバーするという、方針だったので、
狙いは外れていないのですが、
いかんせん、質には問題大ありでした。

とにかくダンピングが悪い。
ロングストロークユニットなので、ダンパーが弱くて、この時点ですでにバックロードに向いていません。たぶん。

ダンピングが悪いっていう状態を考えてみると、
バックキャビィの空気振動が止まりにくいってことかな。
止まりやすくするには、
空気の動きやすさを下げる。
つまり、吸音材を使うやり方が一つ。
ただし、ユニットの駆動力が低いとダメ。
その場合は、ユニットを多数使い、
物理的なダンパーとマグネットを増やすってことも有効かな。

実際には、吸音材調整は非常にデリケートな作業で、私には難易度高めでした。

また、乙ZでOM-MF5を多数使うのは、できなくはないけど難しい。
そこまでしてこのユニットにこだわる理由も、もうありません。

ダンピングを増やすもう一つのやり方は、
空気質量を減らすこと。
これはホーン内部の体積を減らすことで実現できます。
広がり定数を下げるか、ホーン長を短くするか、ですね。
ホーン開口部面積を先に決めて設計、っていうのがもともとムリな原因かと。

実はホーンロードをかけるっていうのもダンピング向上にいいはずなのですが、
乙Zではうまくいきませんでした。
だからこそ、わざわざフロントにもショートホーンを付けたんですけどね。

解決策として思い浮かぶのが、石田式BHBS。
量感過多ならば、開口部を絞るというのはセオリーだし、
バスレフととらえれば、吸音材でのスチィフネス調整は楽にできます。
空気室容量調整も音道末端部であれば可能になります。
当座の問題点を回避でき、さらに調整幅を確保できる一石二鳥、三鳥のシステムです。

いろいろ聴いてみた結果では、
このOM-MF5は、バスレフもしくはダブルバスレフ向きのユニットのように思います。
しかも、ハイコンプライアンスなので、小型の空気室との相性が良いです。

さて、乙Z、どうしよう?
英気と懐が養えたら、再チャレンジしようかな。


エンブレム作った

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4/29(月 祝)横浜ラポールで行われる
「集まれ!塩ビ管スピーカー」オフ会に出させていただけるので、
喜び勇んでエンブレムを作成いたしました。

乙Zの正面には平らなデコがあるので、
そこに貼り付ける立体エンブレムです。

左chには「乙」
右chには「Z」
二つ合わせて「乙Z」
これまたベタです。

制作自体は3Dプリンタ君がやってくれたので、
楽チンでした。
色はグリルと同じ、赤っぽいサイコフレームカラーです。

貼り付け自体は現地でやろうかな。
今、付けると、絶対壊す。
スピーカーの方を!

バックロードホーンの位相って?

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f特の続きです。
バックロードホーン開口特性と正面軸上1mの特性を重ねてみました。

黒線:開口特性(0m)
赤線:正面軸上(1m)

黒線の開口特性を見ると、
バックロードホーンはうまく機能しているようで、
40Hzぐらいまで十分な音圧を保っています。

問題は位相で、100Hzより低い音は逆相成分が多いのか、
ホーン音圧が高い部分は正面軸上の音圧が低くなっています。
50Hzで正相に回転しているように見えますが、これは部屋の定在波です。

105Hzから400Hzぐらいが正相成分が多く、
開口の音圧特性が軸上音圧とリンクしています。
400Hzから11kHzくらいまでは再び逆相優位になってます。

ものの本にホーン放射の位相はもっと小刻みに変わるような図があった記憶がありますが、
生方バスレフと比較する限りは、
位相の影響はもっと大雑把な感じです。

ホーンからの低音放射がいくら高くても逆相では意味がありません。
もう一度、位相を反転させるといいのかな?

バスレフダクトを付ける?
それって、石田式BHBR方式だよね。

共振周波数を中域近くに設定して乙ZをBHBRにすると、
低音音圧が上がる
中域音圧が下がる
ってことになって、
PST回路なしに中域補正ができます。

中域漏れを積極的に活用…
中域漏れの多いダクト形式と言えば、
3Dスパイラルホーン(個人の感想です)

バックロードと3Dスパイラルのコンビネーションホーンか…
ホーンのクロスオーバーの制約も緩くなり、
ダクトのローパスフィルタの働きで躯体の小型化もできそうです。

ん?待てよ、
そもそも論として、
バックロードで位相が乱れるのはどうして??

音道の長さによる遅延だと勝手に解釈しているんだけど違うのかな?
そうだとしたら、躯体の小型化でまた位相が変わるよね?
逆に言えば、ダクトを付けなくても、
今ある音道を少し伸ばせば位相が合うってことも言えるのでは?

もう一回音道を折り返せばいいのかな。
別体にすれば工作的には難しくないな。

しかし、音道長で位相コントロールって聞いたことがないテクです。
私が知らないだけで、一般的な調整方法なんでしょうか?
何か根本的な理解が間違っているような気がしてきました。
とにかく、バックロードホーンが分からない。


乙Zのf特

20190415130222d20.jpeg


2019041513025239a.jpeg


乙Zの再生周波数特性を測ってみました。
マイクはユニット軸上1mでホワイトノイズです。

上のグラフが今回測定した乙Z。
下は参考データとしての生方バスレフです。
ユニットはどちらもOM-MF5

乙Zのf特はかなり凸凹があります。
ピークで目立つのは、120Hz、200Hz、そして12kHz。
ディップは100Hz、2.5kHz、10kHz。
バックロードだからこんなもんだよね〜、と思ってましたが、
生方バスレフも同じで、特性が瓜二つです。

違いをあえて探すと、12kHzのピークは乙Zにだけあります。
スタイロフォームの共振かもしれません。
また、生方バスレフの方は、100Hz以下の減衰が大きいな。

マークオーディオOM-MF5は高音レベルが高いのに、伸びた感じがしないと思っていましたが、
10kHzの谷が原因みたいです。

50Hzのピークは部屋の定在波と思われます。

f特だけで見ると、乙Zの低音再生周波数は105Hz。
見方によっては生方バスレフの方が良く見えます。
105Hz、マジか、そんなに性能低いんか?
うわー、ショックです。

乙Zと生方バスレフ、
f特はそっくりなのですが、出てくる音は全く違います。
低音の量感重視で緩く抒情的に鳴る乙Zに対して、
曖昧さを排除したキリリとシャープな生方バスレフ。
まあ、中高音のキャラは似てますけど。

ここ5年、自作スピーカーは全て周波数特性を測っていますが、
フルレンジ一発でスピーカーを作る場合、
意味ないような気がしてきました。
音の改善に役立たないし、実態を示していないようにも思います。

皆さん、f特ってどうやって役立てているんでしょう?



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