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スピ再技研オフ会4発目

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4発目は凝った機体を毎回ご持参いただいている穐山さん。

「ショートバックロードホーン」

背面に開口部のあるバックロードです。
音道は短めの約1mとのこと。
薄い構造用ベニヤで出来ていますが、持ってみるとすっごく重い。

バックロードの第1気道は100均のラッパ。
45°加工が多く凝った内部構造です。

ユニットは秋月電子F100A228-1 500円。
そのセンターキャップを別に購入したものに換装してます。
センターキャップだけを購入できる事実に参加者の皆さんも驚きを隠せません。
買ったら奇数5個入っていうのがウケていました。

さらにコーン紙にリブを追加して振動板強度を上げています。
左chは紙のリブ。これは分かります。
山形に折った細い紙がコーン紙に貼られています。
右はなんとカーボンロッド0.5mm。
なんかカッコいい!

さて音出しです。
全体的に軽い印象です。
ヒリヒリするような高域の鋭さではなく、
全体的にハイ上がりで軽い。
左右chの違いは分かりませんでした。

竹内まりあのボーカルも軽い。

ピアノは後方上部に定位して、奥行き感のある音場を作ります。
残響音の再生がすごくライヴっぽい。
後面開放型のような音場を形成します。

中域に少し気になる付帯音が感じられますが、
部屋の影響かもしれません。

カーボンロッドと紙のリブの違いは聞き分けられませんでした。
見た目はカーボンロッドがいいです。

たぶん、次回は3Dプリンタで、
超絶複雑な内部構造のスピーカーを作ってくれるのではないかと期待しております。

(今レポートは私ケイの主観に基づいたもので、単なる忘備録です。間違い等ご指摘いただけると助かります。また、特定の個人や団体を非難するものではありませんが、ご不快になる方がいましたら、削除いたします。)

スピ再技研オフ会3発目

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3発目は大物登場です。
東の匠ことkenbeさんです。

台風の中、スピーカーを三島からご持参いただきました。
あ、ありがたい!

機体名は「石田式8cm級BHBS(シンプル試作箱)」でいいのかな?
ユニットはParc Audio DCU-F102W コイズミ無線オリジナル商品です。
私、ケイが使用したユニットと全く同じで、
今回、一番聴いてみたかった機体です。

エンクロージャーは18mm厚マホガニーの集成材で
オスモでピカピカに仕上げられています。
ご本人いわく、テキトーな仕上げだそうですが、
まいったな、すっごくきれい。

詳細をうかがうと、
マホガニーの箱に、
オスモのマホガニーを塗って、
クリアを塗って、1000番で水研ぎ。
その後、またクリア、だそうです。
コンテスト機体だとさらに仕上げを行うとのこと。
手間かかってるじゃん!

石田式バックロードバスレフ方式で、
バスレフ内部にバックロードが内蔵されているイメージです。
これまたテキトーに音道を構成したって言ってますが、
そのテキトーの加減が普通の人には分からないのよ。
音道設計手順はスロートからするとのこと。
長岡式よりスロート面積はかなり広いです。

さて、音出しです。
中域が前に張り出したように音場が構成されています。
吸音材レスらしく、細かなニュアンスも再生しています。
シンバルは機体の上の方に定位してます。
でも全体としては音場感は薄い方でしょうか。

低域は歯切れのよい、良質のバスレフの印象です。
特にウッドベースがいい。
仕切り板のエンボス加工が効いているのかもしれません。
きつめの中音のトランジェントに負けていません。
帯域全体で雰囲気がそろっています。
ボーカルは立ち上がりがよいのですが、
かさついた印象なのは良くも悪くもユニットなりです。

会の終了間際に再登場願って、
F特を調べました。
驚くほどフラットな特性です。
低音は50Hzまでしっかり再生してます。

なんとなくですが、
左chに接触のような音がわずかに混じっているような感じも受けました。

私の「バスレフバックロード」との比較はノーコメント。
察してください(泣)

あまり人様の箱は欲しいとは思わないのですが、
これは欲しいって不覚にも思ってしまいました。
匠の技の片鱗を感じられる機体でした。

(今レポートは私ケイの主観に基づいたもので、単なる忘備録です。間違い等ご指摘いただけると助かります。また、特定の個人や団体を非難するものではありませんが、ご不快になる方がいましたら、削除いたします。)

スピ再技研オフ会2発目

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2発目は鈴木会長。
ツリー状になった外付けツイーターを持参です。

四角枠内にツイーターがあり、
それが4個縦につながっています。
それぞれが90°水平方向に違った向きに取り付けられており、
音場型ツイーターになっています。
バーチカルクワッドって言い方は正しいのでしょうか?

四角枠は角材をただ接着したように見えて、
貫通したダボで組まれています。
しかも一カ所につき2本。
一つの四角枠に8本のダボを使っているという労作です。
四角が2chで8個なので合計64カ所のダボ継ぎ!
あ、斜めに1箇所だけの部分もあったから、
もう少し少ないかな。
まあ、とにかく恐ろしく頑丈です。

ユニットは秋月電気で購入だかで、
100円?150円?
皆さん安さを競って3桁円ばかり言うので、
正確な値段を忘れてしまいました。

ツイーターなのでメイン機体が必要なのですが、
1発目のもの(87.4dB)を使ったら能率が合わないため、
鳴っているんだかどうだか分からない状況でした。
秋葉さんの発表作品(85.6dB)に変更して、音出しです。

クラシックやピアノのソースがメインです。
ああ、確かに効果ありです。
2dBしか違わないのにずいぶん違ってバランスいいです。

OM-MF519を使った秋葉さんの機体
「バックロードホーン+アルファ(バスレフ付き)」は
比較的軽めの音を出しますが、
さらに上が伸びるのが分かります。

定位はユニット上に並ぶ感じのメイン機体に対して、
少し後ろに現れます。
音域によって定位の前後位置が違うので
ツイーターの効果の程が分かります。
個人的にはもう少し間接音が多い方が好みですが、
そうなると定位位置を合わせるのが難しそうです。

さりげない中に凄い木工技術を組み込んだ作品でした。

(今レポートは私ケイの主観に基づいたもので、単なる忘備録です。間違い等ご指摘いただけると助かります。また、特定の個人や団体を非難するものではありませんが、ご不快になる方がいましたら、削除いたします。)

スピ再技研オフ会1

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スピーカー再生技術研究会オフ会が中野ゼロで行われました。
鈴木会長、支部長の加藤さんをはじめ、
運営を支えてくださった皆様に感謝です。
本当にありがとうございました。

ほぼ台風直撃で大雨の中、皆さん集合。

「スピ再技研」オフ会ばっかりやってないか?
実は5月にあったのは正式なものでなく、
スピンオフ会「ゆるゆるの会」だそうです。
確かに5月は緩くてグダグダだった、自分が。

さて、今回発表順を決めるくじが用意されました。
ですが、私は問答無用で一番手。
発表機体「バスレフバックロード」は
組み立て、配線、オモリを乗せてと、
準備が難儀なので、接続チェックのセッティング状態で発表させてもらえました。
ありがとうございます。

さて、音出しです。
思考過程だとか、設計思想なんか話すと、
周りがドン引きしそうなので、
拙ブログを紹介するにとどめて、
いきなり音楽再生から始めます。

以前焼いたCD-Rを使ったので、
「バスレフバックロード」に特化した選曲ではありません。
ま、いっか。

再生しながら自分でチェック。
中域のよどみは自宅チェックと違い、ほとんど感じられません。
となると、アレは部屋の定在波か。

想定内ですが低音は出ねぇ。
中高音のキャラは相変わらずってことかな。

う〜ん、作っておいてなんだけど、
中高音のクセもあって、好みの音ではないかな。

井形さんにピンクノイズでのF特をチェックしていただきました。
いやーありがたい。
バスレフ部、バックロード部の開口部は
以前測定した通りに作動してます。
全体F等も製作場所でのF特とほぼ同じで、
フラットな特性です。
80Hz以下は急激に再生レベルが落ちることが再確認できました(泣)

バックロードのフタや「激落ちくん(フロントディフューザー)」の有無なんかを比較試聴して、無事終了。

発表一発目だからか、
配慮していただけたからなのか、
質問がソフトで感謝感謝。


○○の会

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スピーカー再生技術研究会のスピンオフ
「ゆるゆるの会(仮称)」に行って参りました。
場所はいつもの中野ゼロの視聴覚室。
発起人が3名だから5人ぐらいしか来ないだろうなあ。

到着してびっくり。10人超います。
壁際の台には多数のスピーカーがスタンバイ。
ええっ!皆んなマジじゃん。

そんなこんなで発表開始。

レポートこそないものの、
皆さん力作です。
可搬性を考慮して小型の機体で、
8〜10cmクラスの口径使用が多かったですね。

個人的に素晴らしいと感嘆したのが、
おおさわさんの機体。
対向に配置した8cmユニットを同相で駆動し、
スライドするエンクロージャーの隙間がバスレフダクト。
コレが、驚きのワイドレンジかつ良質の低音。
コーン紙のツイーターも添えられて、
帯域での音質差も感じません。
メカニズム的にはスリットのダンプドバスレフかな。

本番ではやり難い、オカルトグッズも登場して、やんやの盛り上がり。

私も持参したCDをかけてもらって満足!

全員の発表が終わって、私の番が来ちゃったよ。
「グダグダの会」かと思っていたので、
私一人がすでにまともじゃない。

まず一発目はブルートゥーススピーカー。
配線を朝の打ち合わせ時にハンダ付けしたけど鳴るかなあ?
スマホと接続はできたけど、なぜか鳴りません。
仕方がないので、接続予定のホーンを見せました。

んー、次。

バックロードホーンとバスレフを1ユニットで融合しようという壮大な計画を発表。
作りかけのバックキャビィの一部を持参しました。
これからエンクロージャーを作る訳でして、
当然ながら音は出ません。

ええ、これだけです。
オール音なしです。
これには皆さんポカーン。

夜の反省会は大いに盛り上がり、
お魚がおいしい「ほくりく」の夜は更けていきました。

お誘いいただいた井形さん、
会を運営していただいた加藤さん、
そしていい音を聞かせていただいた皆さんに改めて感謝です。

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