fc2ブログ

灰箱できた

20230607191839a04.jpeg




できた。
あっという間にできた。

構想20年、
制作0.5時間。
「灰箱」完成!

ユニット JVC VGS1001-031 6Ω
内容積24リットル 密閉型

エンクロージャーがコンテナボックスなので、
端子はフロント出しです。
バッフルとの接続はベルトクランプ。
接着剤レス。
ゴミ問題ともオサラバ!

さて、音出し。
あれ?
意外にいい。
なぜかいいぞ?
低音はもちろん出ないけど、
スッキリした中高音。

何だろ、この爽やかさは。
モーツァルトの室内楽や栗コーダーも澱みがない。
フルレンジに付き物の中音の荒れがない。

でも小田和正のボーカルは少し紙臭いか。
ポップスのベースラインは苦しい。
視聴イメージでは200Hzからダダ下がり。
トライソニークのウッドベースは弱い。
全く弱い。
スネアドラムは聴こえるけど倍音だな。

反面、高域はかなり伸びてます。
シンバルやトライアングルは美しい。

そして音分離が抜群にいい。
ストリングスに隠れそうなキーボードがよく聴こえてきます。
歪みのない中音なので、
2ウェイみたいな音を出します。

何よりいいのが、音場感。
中央定位はいい。
ただ、音像は大きい。
このフワッとした感じは箱剛性が低いせいだろうな。
スピーカーより少し下がったラインに並ぶのは好みです。

応答性と高域の自然さはパンパンに張ったコーン紙とダンプ剤の薄い布エッジの賜物でしょうか。
不思議なことに、すごくハードなエンクロージャー機体のような音がします。
広葉樹無垢材みたいな。

ラジカセから外したユニットのくせに、
9Wもパワーが入るのがすごい。
ホントかな?

とりあえず、吸音材レスでの音出しですが、
内部定在波の影響は判別できませんでした。
わずかに澱むボーカル帯域もあるようにも聴こえますが、極めて軽微で定在波のせいかは分からない。
発表会でやる予定の吸音材ブロック実験は有意な結果が出ないかも。

全く期待してなかったから
恥ずかしげもなく褒めちぎってしまいました。
正に自画自賛。
アンプでブーストすれば何でもこなせそうな音です。密閉だしね。

何より、
フルレンジでいつも苦労する中音の荒れとボーカルの澱みが全くない。
もう、これがメイン機でもいいか。


スポンサーサイト



コレでいこう!

20230516110039dda.jpeg


発表の期日は迫ってますが、
ハッキリ言って箱を作っているヒマはない。
まあ、箱っぽいものを買ってくればいいか。

スピーカー製作の病状が悪化すると、
何でもエンクロージャーに見えてきます。
発泡スチロール箱とか、
木製サラダボウルとか、
花瓶とか、
墓石とか。

思索に耽っていると目の前に箱があるではないですか!
コンテナボックスって言うのかな、
プラでできた道具入れ。
コレはかなりイケそう、かなりイケそう。

内寸は400・300・200mm の24リットル。
ブックシェルフ型としては手頃なサイズです。

で、またもや気付いてしまった。
コレって自作スピーカーで一番やっちゃいけない内寸比率かもしれない。
2:3:4だぞ。
ぶっちゃけ内部定在波てんこ盛りになりそうです。
プラ箱というのが更に不安を増強させます。
Q0が高そうなユニットだから大丈夫か?
あるいは吸音材を突っ込めばいいのかな?

でも、吸音材をガンガン入れるのって今や非主流派なんだよな。
「え?吸音材で誤魔化したんですか?」
なんて発表会で言われたらめげそう。

吸音材を入れないで吸音できないかな。
あ、ティーバックもテニスボールもなしで。

ここで、ハード素材の音波減衰ユニットを作っていたことを思い出しました。
今まで使ったことないや。

三角錐っぽい金属製。
中央にも逆三角錐の窪みがあって、
ボルトで基材に固定できる貫通穴とナットの回り留めがあります。
コレをぎっしり敷き詰めると理屈の上では高周波は減衰するはずです。

もっと大量に作るつもりが途中で挫けたのでした。
数が少ないけど、エンクロージャー内部の片面ぐらいは敷き詰められるかな?

やってみました。
ううむ、片chならイケそうだけど、
全然足りないな。

そうだ、もう片chには同素材のインゴットを入れて、違いの実験ってことにすればいいじゃん。

よし、順調!

新作どうしよう

202305150715213ab.jpeg


とある団体からお誘いをいただきました。
その発表会が迫ってきています。

石田式バックロードバスレフの動作をダクトを替えてデモしようかと思っていましたが、
手頃な実験機体が見つかりません。
つまり、できない。

喫緊の問題として、とりあえず何をしましょう。

実は引っ越し作業をしている時に謎のユニットを発見。
8cm径かな。
形状的に背面取り付けのチャチなフレーム。
マグネットの背面には
JVC VGS1001-031
6Ω MAX 9W CHINA 623C
と記載されてます。

え、ビクターのユニット?
型番はカッコいいな。

思い出しました。
コイツは30年前に買ったビクターのラジカセから外したユニットだ。
確か、音が悪くて外部SPに接続できるようにラジカセを改造したんだっけ。
そんなのをわざわざ保管すんなよ、自分。

でもコレを使おう。

08 | 2023/09 | 10
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
FC2カウンター
プロフィール

ケイさんです

Author:ケイさんです
音楽を聴いたり機器をいじったり、だらだらしてます。

最新コメント
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR