
K-5963はその後、スパイラルホーンにあれこれ詰めたりしましたが、
劇的な変化はありません。
すっぱり次へいきます。
さて、またもやP650を使ったスピーカー、GAN-9です。
同じユニットを使ったシャア専用塩ビ管スピーカーと比較すると、
なぜか上のレンジでの伸びの差が大きい感じがします。
シャアが上ってことです。
飛び道具の武器追加で対抗します。
ツイーターを足すことにしました。
問題はどうやって足すかです。
本体に接着はできません。しかも丸いので乗せられません。
で、下に仕込むことにしました。
ちっちゃくて安いND20FA-6っていうのを買ってきました。
2個でだいたい2600円。
本体を別のフレームで持ち上げて元々のスタンドの中に入れる作戦です。
新しいフレーム作りがちっちゃいのでやや難儀です。
スペースがぎりぎりです。
ユニットを上向きにしたのは能率合わせというチープな目的もありますが、
水平方向の指向性改善とカラーをフルレンジと合わせるのが主目的です。
マルチウェイの問題点の一つに音色合わせがあります。
強固な躯体に仕込んでお互いの干渉を排除するからその問題が出るのであって、
メインユニットの振動が伝わるような固定の仕方や、
あるいはその振動物にあえて反射させればカラーの問題は解決するはずです。
まあ、ゴム躯体だからできる芸当かもしれませんが。
邪道かな…。
フレームは3ピースでユニットは独立しているという変わったブツになりました。
配線も3本の線を効率よく接続するワニ口も追加します。
全部で6パーツの合体作業が学研の科学みたいでワクワクします。
ツイーターに4μFのコンデンサーをつけ、メインはスルーです。
クロスオーバーは6600Hz。
組んで音出ししてみると…。
全然能率が合ってないじゃん。
強烈なハイ上がりです。でも刺激は少ないかなあ。
やっぱり8Ω85dbのメインユニットと6Ω90dbのツイーターをアッテネーターなしに合わせるのはムリがありました。
でも水平方向の指向性は十分で音色合わせも問題がないように感じます。
お金がないので固定アッテネーターだな。
というのはウソで普通のアッテネーターは使ったことがないので配線が分からないのよ。とほほ。
作ってみて気がつきました。
ここまで面倒な3ピースフレームにするぐらいなら、
初めからツイーター付きのスタンドを作り直した方が良かったのではないかと…。