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苦し紛れにP650

K-5963改良 スペーサーを作る


まだ、つづきます。

ネジがバカになってしまったからには、
ねじ穴をなんとかしないかぎりもうSA/F80AMGは取り付け出来ません。

いや、それ以前にホーンの土手っ腹に穴があいていたら「ダメ、ぜったい」。

割り箸をつっこむことにしました。
先を細く削って木工用接着剤でつけます。
ふう、ついた…。

さて、今度はユニットです。
今さら再使用っていう気分になりません。
今、手元にある他のユニットは…。

あ、ステレオ誌のおまけユニットがあった。
アダプターさえ作れば6.5cmだから余裕で内部には収まります。

ついにP650、3セット目か…。
こればっかりやっているのもややカッコ悪い気もしますが、背に腹は代えられません。

アダプター形状はフロントホーンとの繋がりの関係で厚みが必要です。
ネジがバカにならないように工夫も必要ですね。
内部に鬼目ナットを仕込むのが大変でしたが、9mmベニアを2枚重ねてアダプター完成です。

K-5963に取り付けて早速鳴らしてみます。
うわっ、相変わらずフロントホーンのクセは盛大にでます。
しかし、中音域が高分解能っぽいです。
これだけ中音にメリハリがある音ならアレがいけるかも…。

ステレオ誌付属チェックCD、例のハープアルペジオ部分を探してみます。
これ、ハープかなあ。
56秒左chにハープのジャラララ~と鳴る音が聞こえます。
これのことかなあ。でもジャラララ~はアルペジオじゃないしなあ。
この鳴らし方はその前部分でも何回も出てくるような出てこないような。

中音分解だけならP650とは思えない程の分解能力ですが、いかんせんクセが強すぎます。
もともと中音が強いユニットなのに、更に強力になって相対的に低音レベルが低く感じます。

これのチューニングはてこずりそうです。






過ぎたるは

と言うわけでK-5963に再装着となったSA/F80AMGです。

木ねじで留めるのですが、ドライバーを伝わってくる感触が心許ないです。
どうもカチッと締まらないんです。
ランバーコアベニアを使ったからかなあ。
この際だからネジも代えるか。

径の太いのがあればいいのですが、ありません。
代わりに長いのを使いました。

それでも柔な感触は変わりません。
いや、もっと柔になった気が…。

K-5963改良 ギャッ貫通


バッフル面を見てみると…。
みごと木ねじ貫通です。

しばし放心状態。

どうする? どうすればいいんだ。
ここからのリカバリーが腕の見せ所です。たぶん。



もう、やめっ!
またもやユニット取り外しです。

本当に何をやっているんだか…。

なぜか吸音材

10cmフルレンジ JVC「VGS1001-031」
取り付け計画実行です。

裏板を外して、SA/F80AMGを外します。
当時は鬼目ナットを入手できなかったので、普通に木ねじで取り付けました。
外すのはプラスドライバーだけなので簡単です。

さて、いよいよ VGS1001-031を取り付けです。


(中略)











入りません。

おお、何てことでしょう、フレームが大きすぎて全く入りません。
初期設計では余裕のはずなのに、現物には側板に補強材が入っていて幅が足りません。

ううむ…。補強をその場の勢いでいっぱいするのも考え物です。

半ばヤケになって、中の吸音材の全撤去作戦に変更です。
あらかたはがしてあるので、ほとんどないはずです。

が、

3Dスパイラルホーンの奥に大量の吸音材、発掘です。
ええーっ、なんでこんなにあるの???
ホーンがまともに機能しないぐらい大量です。

K-5963改良 吸音材がでた


音が悪いかったのもそのせいでしょうか?
一度外した、SA/F80AMGを再び取り付けです。

何をやっているんだか、とほほ。

K-5963ユニット交換

K-5963に関しては吸音材調整は本当にいろいろやったのに、
根本的な音のキャラクターには変化なしです。
エンクロージャー内部に何かの構造物を足してチューニングしようにも、
容積を圧迫して難しそうです。

結局、K-5963は小手先の改造ではダメなような気がします。
ユニット交換といきましょう。
箱はがんばったので活用したいんですよ。

パークオーディオの8cmウッドコーンなんていいなあ。
と思っていたら、フレームが大きすぎて入りそうにもありません。
しかもリアからの取り付けが不可能です。

それ以前にこんなに高いユニットは買えません(涙)。
DCU-F101W 標準小売価格: 7,381円/1台 (税込み7,750円)

ところが手持ちで似たサイズのユニットがあるのを忘れていました。
本当に忘れていました。

JVCユニット


10cmフルレンジ JVC「VGS1001-031」
6Ω
MAX 9W

日本ビクターのペーパーコーンフルレンジユニットで1個20ドルぐらいで売っています。
私は40ドルも出した訳ではなくて、廃棄するラジカセ(CD-P付き)から取り外しました。

マグネットも比較的大きく、耐入力もラジカセ用にしてはかなりある方です。
凹形の布エッジでコーン紙はチャコールで繊維の長そうな紙製です。
しかし錦糸線の取り出し位置が端子位置と微妙に合っていません。
更に黄緑のメッキをされたフレームの貧弱さが泣けてきます。
20ドルは高くないか?

いざ取り付けしようとすると、コーン紙のサイズがわずかに開口部より大きく、
振幅でバッフルに当たりそうです。
しかたがないので、ガスケット兼スペーサーを間に挟むことにしました。

という訳で次回、スペーサー作りです。

新型密閉を作る日はいつになるやら。

プラシーボの限界

実は私、初自作は中学生の時の2wayで自作歴はムダに長いんです。
途中、オーディオそのものに興味を失っていたときに訪れたホームページに刺激を受けて、
また自作を再開いたしました。

その恩人のようなホームページがTakenaka様の「3D-スパイラル・スピーカー」です。
http://www3.ocn.ne.jp/~hanbei/intro.html

K-5963.jpg

まあ、当然のように作ってみます。
名機の誉れ高い「Helix-H75」をベースに製作いたしました。
内容積と内部構造をやや変更して、フロントにカットオフ2Kのホーンを取り付けました。

外観は総チークです。
周囲はツキイタでバッフル面は15mmのベニアと25mm厚のチーク単板を重ねホーンにしています。
ユニットは後面取り付けです。
デザインはフォステクスのスタジオモニター「RS-N1」のイメージでホーンのサークルや面取りを行いました。

塗装もスピーカー製作ではあり得ないものを使用してじっくり製作しました。
名付けて「K-5963」

仕上げをがんばったのでお気に入りなのですが、音は全然お気に入りではないのでした。
これだけやって音が悪いはずはないという心構えで聴くと、いいようにも感じてきます。
ですが、ここ半年、いろいろなスピーカーを聴いた身で改めて聴くと、良くない…。

レンジは低音がそこそこ伸び、普通に広いのですが、量感不足です。
しかも、分離が悪い。
スパイラルホーンダクトからの中音漏れが影響しているのかなと、
吸音材をいろいろ変えてみますが、根本的には改善いたしません。
高音はだら下がりですね。

そのくせ、中高音はホーンのクセか、変なカラーが乗ってきます。
ボーカルは聞き取り易くなりますが、拡声器っぽいです。
ベースとなった「Helix-H75」カミソリのような切れ味があるという試聴記録もありますが、
「K-5963」はその片鱗が全く見られないのです。
だるい上にクセがあります。

続きます。

PS パソコンで色を塗るのが苦手なので今回は色鉛筆にしてみました。

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