ステレオ誌コンテスト2

グッドサウンド賞は大城重美さん「10F-Twin Drive」。
珍しいぐらいに正統派の箱形バスレフでどこか懐かしいデザインです。
端正なイメージです。
フロントにわずかに角度をつけてユニットが2つあります。
「あの置き方間違いだよねえ。」
などとお隣の方と話していましたが正しいらしいです。
嫌みのない音です。
女性ボーカルが美しく、角度を付けた一方がこちらを向いているせいか高域が伸びます。
低音は下まで伸びて厚いのですが、シンフォニーのバスドラムまでは苦しい感じです。
聴き進めていくとボーカルが荒れた感じにも聞こえますが、入力がやや大きいのかもしれません。
音場、定位は自然でいい感じでした。
ところで、表彰式では「グッドサウンド賞」と「ベストサウンド賞」という二つの言い方をしてましたが、どっちなんでしょうね?
このスキャンピークのユニットははっきり言ってどんな箱でも破綻はしません。
特に中高域はどの機種もほとんど同じ明るめのすっきりした音傾向です。
フォステクスの暴れ馬みたいにはまった時はすごいけど外れるとまるっきりダメってことがありません。
スキャンピーク社恐るべし…。