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M800来た

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早速、オントモスピーカーが届きました。

フォステクス M800
2,970円(税込み)× 2セット
送料込みで6,655円也。

大きな箱に2セット入っており、
むき出して取り扱い説明書が1枚。
え、2セット買ったのに1枚だけなの?
不景気だからでしょうか?

セットの箱はstereo誌8月号の付録って書いてあります。
中にはユニットと共にパッキンとネジが付属してます。

真っ正面から見ると、カッコイイユニットですが、チャチなフレームはフォステクスクオリティ。
よく見ると、エッジより外側のフレームには何のリブもなくただの板状態。
板厚も薄くて見るからにヤワで心配になります。
フレームだけだと1個500円クオリティに見えます。

念のためにパッキンを重ねて見ると、
エッジ下のフレーム段差を跨ぐようにパッキン位置が来ます。
内付け前提だとパッキンは上面の平面部に貼れます。

ネジ穴は4つ全部が長円。
コンシュマー販売のユニットとしては珍しいんじゃないかと思ってましたら、
FE83NV2のフレームも同じでした。

取り付け方法は取説には何も書いてありません。
見た感じ、ユニット内付けの方がちゃんと取り付けられそうです。
外付けする場合は、
パッキン加工が必要となります。
さらにフレーム幅が少なく、バッフルとの噛み合いが2mm程度と少ないのが不安です。

音は4リットル密閉箱を聴いた感想となりますが繊細で情報量が多い。
中音のボーカルも滑らかで振動板種の色付けも感じられませんでした。
高音の立ち上がりはホーンには負けますが、なかなかのキレがあります。
分割振動の境界が可聴域外にあるような印象でした。
取説の指向性特性図からは5KHz辺りから分割振動は始まっているようです。
正面特性が乱れ始めるのが10K超から。
通常の8cmクラスより高い周波数からです。
12Kにピークがあるけど、聴いても分かりませんでした、
同席したHさんは、位相特性が良いって言ってました。
低音については分かりません。

届いたユニットをあれこれ見て、
錦糸の長さがビミョーに短いようにも感じます。
こんなに短くて上手くストロークするのかな?
特にマイナス側はシビアに見えます。

ショートストロークで抵歪を目的としている設計だとしたらOKなのかもしれません。
耐入力が低いのも、ゴムエッジも低くて済んでいるのもそのせいかと。
stereo誌の本冊がないので詳しいスペックや商品コンセプトが分からないのが残念。

総じて値段相応かなとは思いますが、
フレームでコストダウンするの、やめてくれないかな。
フレームのせいでユニットが値上がっても、スピーカー製作の総額からしたら誤差のうちだよ。

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ヤマハのツイーター

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ヤマハのツイーターがすごいという噂をキャッチ。

ヤマハのユニット?
ツイーター?

ヤマハってユニット売っていたっけ?
1978年の資料を見ると、あった。
1機種だけホーンツイーターを売ってます。

JA-0506 15,000円(当時)
8Ω 3,000〜20,000Hz
定格入力4W クロスオーバー4kHz以上
109dB

お持ちだというIGTさん宅へ襲撃です。
あまりのスクランブルでCDを持参し損ねました。
私のやる気が疑われます。
ミキシングプロのHさんと同席で恐縮いたします。

件のツイーターは真鍮積層ブロックに収められてウーハーの上に鎮座。
色が黒い。
ほほう、これか!

音出しです。
16cmミッドバスのショートバックロードホーンと組み合わされた2ウェイになっています。
いつもながら上手く鳴っているなあ。

でも単独で聴いていても、いいのか悪いのか判断がつきにくい。
実はホーンツイーターって真面目に聴いたことがないのです。
もちろん聴いた経験は山ほどあります。
実家で最初に鳴らしていたのもパイオニアのホーンツイーターだったし、
パラゴンだってホーンだな。

でも、自作でホーンツイーターって、最近流行らない。
ドームばっかりの印象です。
それにマルチウェイだと、レンジが広いのが当たり前で、それよりネットワークだとか、
位相だとか、ユニットじゃない所に注意が行ってしまうのです。
そんな訳で、ホーンツイーターの音色に注目して試聴するのは初めてかもしれません。

オントモM800密閉やFaitaPRO 4FE35-8ショートバックロードといろいろなソフトで比較いたしました。

打楽器の立ち上がりが素晴らしい。
まあ、これはホーンとしてはフツーな気がします。
特筆すべきは、
ホーンのくせに帯域が異常に広く、
ミッドウーハーとのつながりが抜群なことです。
中音帯域の音像にブレがありません。

高音にギスギスしたところもなく、
耳障りなクセも感じません。
イコライザー設計が上手いのか、
このツイーターの指向性はそれほど強くないようです。
ミッドウーハーとのセットでは低歪で滑らかな音質です。
とにかくクセがなく、汎用性に優れる印象です。
あえて言えば、低音に対して高音がやや硬いかな。

ネットワークはシリーズでコンデンサーと抵抗を取り付けてあるだけです。

このホーンツイーターの型番はJA-0506B。
市販品のJA-0506 とは違いホーンが樹脂でできています。
BはBLACKかな?

積層ブロックごと持ち上げると、想像の3倍は重たい。
ユニットよりこっちの方がスゲ〜!
ツイーターにこれ程の物量は必要なんだろうか?

駆動したアンプは先日聴かせていただいた
秋月の680円の基盤AN7173Kを使ったヨックモックアンプ。
今回は電源が強力です。

このアンプ、
音場感が素晴らしいが低音の迫力は物足りない、って感想でしたが、
今回は真逆の印象で、パキッとした派手な感じです。
本当に同じアンプなのか?
素でラウドネスが効いたような音は、
部屋で聴くにはちょうどいいフィーリング。

このアンプとこのスピーカーセットで
オーディオは「上がり」でいいんじゃないか?
これを入手できれば、もう音は追求せずに音楽を楽しむことができそうです。
実際、演奏者の細かいところまで手にとるように分かって、音楽を楽しめます。

ちなみにIGTさんはミッドウーハーの箱を作り替えてマイナーチェンジするそうです。
個人的にはバスレフの方が合うと思うんだけどなあ。

ムリを言ってオントモM800密閉もいろいろなソフトで聴かせていただきました。
密閉容積は3.9リットル。
これがまた良く鳴る。
繊細かつクセもない。
ゴムエッジのユニットって、
大味な音が出る印象を持っていたので、
これはいい意味で想像と違いました。
中音域の暴れもなく、
フォステクスらしくないのがいい。
Q0が比較的大きいので、容積はもう少し大きくできるかもしれません。

f0が105Hzなのでもちろん低音は出ませんが、
クセのない繊細さとバランスの良さが気に入りました。
ホントにアルミ合金振動板なのだろうか?
がぜん買う気が出てきました。
問題はいくつ買うか、だな。

突然の乱入でしたが、暖かく対応いただき、
IGTさん、Hさん、黒猫さん、ありがとうございました。


おまけ
イルカの「海岸通」。作詞作曲は伊勢正三ですが、実際に本人が近くに住んでいた住所だそうです。

追記 M800密閉箱の容積が間違っていましたので修正いたしました。

黒いユニット

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IGTさん宅にお邪魔いたしまして、
ご自宅のシステムを聴かせていただきました。

つい先日、お披露目の「エアサスペンション付きショートBH」が鎮座。
その時はFE103Enが装着されていましたが、
目の前にあるのは見慣れない全身黒いユニット。

FaitaPRO 4FE35-8

カッコいいルックスにグッときました。
深いプレスのフレームは黒。
見た目からしてかなりの高剛性。
これでいいんだよ!
無駄に豪華な限定版ばかり出すメーカーは爪の垢を煎じて飲んで欲しいものです。

これまた黒い不思議な素材のエッジ。
布でもゴムでもウレタンでもない。
何だろコレ。

そして織り目が見える浅いカーブの黒い振動板。
この材質も見た目では分かりません。
カーボンでもゲブラーでもなさそうです。
まさか布?
センターキャップは今時としてはかなり小さ目です。

これが、いい感じで鳴ります。
荒れたところがなく、
情緒的に音楽を聴かせてくれます。
女性ボーカルはしっとり艶やか。
それでいて、楽器の粒立ちがいい。
音楽に没頭できるタイプで
ハッキリ言ってFE103Enより好みです。

IGTさんのショートBHとの組み合わせは
大きな欠点が見当たりません。
低域もバランス良くワイドレンジで鳴っています。

しかも3,000円以下と安いらしく、
俄然、興味を持ちました。
中程度のバスレフ箱に入れれば、
誰でも高品質なシステムができそうな素性の良さを感じました。

繊細なプリメインアンプとの組み合わせも実にいい。


ユニット雑感


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赤パークミニことDCU-F102Wについてです。
私の超主観に基づいていますので、あまり信用なさいませんように…。

1ヶ月近く鳴らしておりますが、エージングのエの字も感じられません。
エージングって低音が出てくるだとか、高音がまろやかになるだとか、
そういうもんだと思っていますが、
コレは頑固一徹、変化が見られません。

布エッジだからまだまだエージングが出る段階ではないのか?
それともエージングそのものが都市伝説なのかは分かりませんが、
低音も変化がないし、耳にキツイ部分もそのままです。

しっとり聴かせるDCU-F101Wとは違って聴こえます。
ピアノやギターは余韻もふくめてすごくきれいに聞こえますが、
ボーカルがちょっと疲れます。

語弊があるといけないのですが、音質そのものは穏やかな傾向ですが、
粒立ちがいいのとレベルが高いことの相乗効果でしょう。
十分な低音レベルがあればマスクされてバランスがよくなりそうなのですが、
今の箱では全然実力を生かしきれていないもようです。

あと、パワーを入れるほどバランスはよくなる傾向のようです。

ウチの環境が超ライブなのも原因の一つかもしれません。
何と言っても床がタイルだし、壁と天井はムク板で覆われているので高域がキンキンします。
低音がゆるいのも家のせいにしたいところですが、
これは箱作の技術のせいっぽいです。

外観のアクセントになっている赤帯はウレタン製でしょうか。
意外に柔らかい材です。
色は正確にいうと赤ではなくマゼンタっぽいです。
残念なことに新品状態でも角がこすれたような跡があって美しいって感じではありませんでした。
遠目にはもちろん分かりません。

フレームはアルミ合金のダイキャスト。
なぜかダイキャストって響きはワクワクするものがあります。
梨地の表面も美しいです。
気のせいかフレームの外周が真円でないような気がします。
微妙に丸でないよう…。
指ではじくとやや響きありです。
マニアさんは手のかけがいがありそうです。

エッジは前述の通りParcオーディオ初の布エッジです。
これがすごくパンパンな張りでウッドの振動板を支えていて、いかにも反応がよさそうです。
実際いいです。

寸胴のユニット後ろ側はバッフルに猛烈に入れづらかったです。
取り付け穴サイズの微妙な誤差で端子が引っかかってしまいました。

私は今のところはユニットの実力を発揮しきれていないのですが、中高音の美しさはうっとりします。
いろいろ言ってすみませんが、お買い得だったように思います。




ツイーターいただきました

ツイーター2種



人の好意に甘えてばかりの私ですが、
実は他にもまだ甘えまくっておりました。

hot-jazzさん、またの名を通称Rさんからツイーターをいただいていたのでした。

おおきいのはビクターの銘記SX-3のソフトドームツイーター。
もう一つはサンスイのSP-1001のものです。

どちらも直接は聴いたことなのないスピーカーのユニットです。
ビクターはとにかく大きさに驚きます。
K-N1で使っている13cmアルミウーハーより大きいのです。
もちろん大きいのはフレームだけで振動板はちゃんと小さかったです。

この巨大なフレームが見た目金属で中身はプラスチックでした。
ずいぶん高品質なプラスチックに見えます。
パンチングメタルのグリルがなつかしいですね。

もう一つのサンスイは地味な外観です。
金属フレームでリード線がフレーム表面から出るなつかしいタイプです。
こちらも作りが丁寧で非常に高品質なユニットに見えます。

どちらもユニットの裏にインピーダンスや許容ワット数も書いてあって安心です。

K-N1に合わせるのは今のところビクターでいこうと考えています。
でもその前にノッチフィルター回路です。
回路がうまくいったら高いクロスでサンスイもいいなあ。

やることが山積みです。
急がないとステレオ誌のコンテストがまた始まってしまいます。
今年も3セット注文してしまった…。


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