ミューズの方舟 その5

中盤戦トップは白須さん、「JODEN 7」。
パイオニアS-1EX 風に後ろに斜めになっています。
桜のツキ板仕上げの美しいエンクロージャーです。
空気室は標準ダブルバスレフになっていますが、下半分には小石が詰まっています。
MDF製のエンクロージャーはホゾ組で強強度を誇ります。
ユニットはリアから真鍮柱でリアバッフルを連結されてこれまた高強度です。
断面図を見るとマグネットの中央にボルトが刺さって真鍮柱と接続されています。
このためユニット取り付けにはビスを使っていません。
会場で注目をあびた部分はリアのネットワークと配線です。
複雑で美しい配置は絵には描けない程です。
静電気除去のさまざまな工夫がなされていますが、今ひとつメカニズムが理解できません。
ユニットには開明墨汁を吹き付けてあるそうです。
ピアノが美しく中高音が華やかな印象です。
見た目とは違ってやや軽い低音ですが、中低音は歯切れが良いです。
突如大音量です。
FE83Enってこんなにパワーが入るの???
ディスコ(死語)並の音量の中で落ち着いて聴くと低音が薄いです。
背面にあるローカットフィルタースイッチを入れるとこれほどの大パワーが入るという実演でした。
あー、びっくりした…。
徳永英明のボーカルは上から下まで自然な感じです。
投票では栄えある音質賞受賞です。