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プラシーボの限界

実は私、初自作は中学生の時の2wayで自作歴はムダに長いんです。
途中、オーディオそのものに興味を失っていたときに訪れたホームページに刺激を受けて、
また自作を再開いたしました。

その恩人のようなホームページがTakenaka様の「3D-スパイラル・スピーカー」です。
http://www3.ocn.ne.jp/~hanbei/intro.html

K-5963.jpg

まあ、当然のように作ってみます。
名機の誉れ高い「Helix-H75」をベースに製作いたしました。
内容積と内部構造をやや変更して、フロントにカットオフ2Kのホーンを取り付けました。

外観は総チークです。
周囲はツキイタでバッフル面は15mmのベニアと25mm厚のチーク単板を重ねホーンにしています。
ユニットは後面取り付けです。
デザインはフォステクスのスタジオモニター「RS-N1」のイメージでホーンのサークルや面取りを行いました。

塗装もスピーカー製作ではあり得ないものを使用してじっくり製作しました。
名付けて「K-5963」

仕上げをがんばったのでお気に入りなのですが、音は全然お気に入りではないのでした。
これだけやって音が悪いはずはないという心構えで聴くと、いいようにも感じてきます。
ですが、ここ半年、いろいろなスピーカーを聴いた身で改めて聴くと、良くない…。

レンジは低音がそこそこ伸び、普通に広いのですが、量感不足です。
しかも、分離が悪い。
スパイラルホーンダクトからの中音漏れが影響しているのかなと、
吸音材をいろいろ変えてみますが、根本的には改善いたしません。
高音はだら下がりですね。

そのくせ、中高音はホーンのクセか、変なカラーが乗ってきます。
ボーカルは聞き取り易くなりますが、拡声器っぽいです。
ベースとなった「Helix-H75」カミソリのような切れ味があるという試聴記録もありますが、
「K-5963」はその片鱗が全く見られないのです。
だるい上にクセがあります。

続きます。

PS パソコンで色を塗るのが苦手なので今回は色鉛筆にしてみました。

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