新型密閉概念図

ただ今制作中の新型密閉ですが、動作概念図を再び載せさせていただきます。
エンクロージャー内を多数の気室に分けバスレフダクトで接続する「多自由度バスレフ方式」の威力に驚き、
これがきっかけで密閉型の内部を気室に分けたらどういう動作になるかをいろいろ考えてみました。
まずユニット側の気室を第1気室、遠い側を第2気室というように単純に気室を2つに分けます。
ある程度の隔壁で仕切るとエンクロジャー内部の空気の動きは2つの連結バネで表せます。
この状態で第2気室に吸音材を充填して「アコースティック・エア・サスペンション」にします。
第2気室はバネとしては動作しなくなります。
更に第1気室を小さくしていくと気室内の空気バネは固くなります。極端に気室を小さくすると固いバネは空気質量としてしか動作しなくなります。
そしてこの空気を振動板と同じ動きをするように気室形状を工夫するとMゼロに付加される空気質量となります。
第1気室1,35リットルの空気質量1.75gがMゼロに加算されたユニット動作になるはずです。
結果、同じユニットでも低音が出やすくなるのではないかと考えました。
つづきます。
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