周波数補正回路考えてみました

新型密閉の周波数補正回路を考えてみました。
どうやらアコースティック・エア・サスペンション方式は
機械式かあるいは電気的に中音以上のレベルを下げて、
見かけ上低音域を持ち上げたようにフラットな特性にするやり方みたいなのです。
もちろんそういうギミックは使わないという手もありますが、
奥の手として覚悟をしておいた方がいいと思いました。
使用するパークオーディオの「DCU-131A」に第1気室空気質量1.75gをmゼロに加えて
8リットルの密閉箱でシュミレートしてみました。
結果は200Hz以下がだら下がりで、
マイナス10dBで60Hz、マイナス18dBで30Hzまで伸びています。
ダラ下がりの始点の200Hzから2オクターブ分下の50Hzまで偶然にもマイナス12dBです。
これを補正するということです。
回路の考え方はまず普通の2ウェイとしてパラレルに高音と低音側に分けます。
低音側は19mHのコイルを入れ50HzHzから6dB/octでハイカットします。
あ、イラストのコイル容量、間違ってますね。
そうすると50~200Hzまではほぼフラットな特性になります。
このままだと低音はフラットだけどレベルが低くなってしまいますので、
このレベルに高音側を合わせます。
高音域はフラットな低音とスムーズに繋げるためにマイナス12dBの固定アッテネーターを入れます。
更に132μFのコンデンサーを入れ200Hzから6dB/octでローカットします。
その低音と高音側の回路をパラレルに戻してユニットに接続すると、
50Hz~12KHzまではフラットな特性になるはずで、
30Hz再生はそこからマイナス6dBになります。
この回路を組み込むことによるデメリットは能率の低下です。
マイナス12dBになるので、なんと76dB/Wの低能率です。
能率12分の1です。
A級アンプなんて絶望的です。
しかもネットワークを入れることによる音質劣化もあるでしょうね。
それ以前に、この回路図は正しいのでしょうか?
パラレルに分けた電気をまた繋げても問題ないのでしょうか?
電気が弱くてよく分かりません。
どなたか教えていただけないでしょうか?
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