M-25登場

ティアックのカセットデッキはフタを閉めてアンプに接続したとたんダメです。
1時間ぐらいエージングしていたら動きましたが、10秒でスロー再生に変化します。
やっぱりダメかなと半日、電源を入れて放置してたら、また動きました。
エージングに半日必要?
IさんよりいただいたパイオニアM-25を接続しました。
以前M-35っていうパワーアンプを使っていたので感覚的には違和感ありません。
もっともM-35はヤマハのでしたが。
M-25はパワーアンプでしかもボリューム類が一切ないのでコントロールアンプが必要です。
幸いな事に今使っているヤマハCA-1000はプリとパワーを分離できるので、追加のコントロールアンプは必要ありません。
CA-1000の背面にあるパワー、プリの切り離しスイッチを恐る恐る切り替えます。
クリック感がやけにないけど大丈夫かな…。
M-25のスピーカー端子は前面にあってしかも細いケーブルしか繋がらない感じです。
安物のケーブルを引っ張り出して接続します。
音出しです。
変わったのかな?
なんだか低音が緩い気もします。
聴き込んでいくとやっぱり違います。
ヤマハとパイオニアって乏しい経験則で言うと似た感じの音なので、
違いが分かるか心配でしたが違うことは違いますね。
M-25の方が低音が緩く感じますが、下のレンジに余裕がある感じです。
低い音を低い音としてちゃんと出しているようです。
緩い気がしますが、ボン付いたりということはなく、やや抑えめなので中音が綺麗に聞こえます。
高音はやや堅めの音で華やかな香りがします。
いや、CA-1000の高音が緩いのであって、こっちの方が普通だな。
以前持っていた東芝トランジスタのCA-1000の方により近いです。
それでいて歪み感はなく、各楽器が綺麗に分離して聞こえます。
華やかですがキツい感じはしません。
でも音源が悪いとすごく安っぽい音が出そうで怖いアンプです。
音場感は変わりありません。
もっとこう、静寂感とか奥行きが出て欲しいですね。
定位の違いは分からないなあ…。
ハッとする違いは「ビル・エバンス・トリオ」のライブ録音での拍手です。
以前は天ぷらを揚げる音に聞こえていましたが、M-25はちゃんと拍手になっています。
ステレオ誌チェックCDのハープのアルペジオが聴こえるかな?
やっぱりムリ。ですが、ジャラーンはよく聴こえます。
オーケストラはいい意味でも悪い意味でも派手に聴こえます。
アンプの違いって言葉にするのが難しいですね。
結局どうだったのかと言えば、断然M-25の音の方が好きです。
音楽が楽しく鳴ります。
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