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PARCサウンド鑑賞会その4


さかどんさん


午前の部ラストは、さかどんさんのDB02W。
バックロードホーンに特化したスペシャルユニット「赤パーク」使用です。
お若い作者にまずびっくりです。

今回唯一無二の仕上げなしの スピーカーは逆に猛烈に目立っています。
何だろう、コルク貼り曲がっているのか妙に面が合っていない感じもします。
でも懐かしい感じがするスピーカーです。
スワン以前のバックロードの頃ってみんな仕上げにお金をかけられなかったから、
こういう外観のスピーカーが多かったのを思い出します。(遠い目)
MDFじゃなくてラワンベニアだったら完璧でした。

メイン気室から3つのダクトが伸び、1つがバックロード、2つがスタガーのバスレフダクトになります。
今回はダクトを一つ塞いで登場です。

その塞ぎ方がすごい。
下側に開いたバスレフ開口部にジャストサイズの木片をつっこんでいます。
T字の木片はかなりの重量なのに摩擦力で落ちてきませんが、取り外しは自由自在です。
木工加工技術が高いのか低いのか分かりません。

さて音出しです。
低音側が量感重視でゆるい印象で、共通曲では女性ボーカルがやや濁った感じです。
しかし中高音は適度な厚みを持ちつつ、ややソフトな音質ながら鋭い立ち上がりを見せます。

持参CD、破裂音の入ったマイケルジャクソンはしっかり再生です。
ああ、びっくりした。

男性デュオはやっぱり分離が悪いです。
どうもボーカルの下あたりに濁りがある感じがします。
中低音域に大きなギャップがあるのでしょうか?
それに対して高域は荒さもなくキレイで、音場感も良好です。

重低音まで欲張らない設計のようです。
かなりの入力レベルの低音でも振動板の動きは見られないので、
バックロードの背圧はしっかりかかっているようでまだまだ余力がありそうです。
赤パークのポテンシャルの一端を垣間見た瞬間でした。

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