PARCサウンド鑑賞会その6

SIさん、5cmウッドです。
足が生えている縦長のエンクロージャーで、四つ足動物みたいに愛嬌があります。
足の間にはグレーの塩ビ管ダクトがのぞいています。
構造は驚きのトリプルバスレフ。
5cmのユニットで果たして空気室を駆動出来るのか、どんな音が出るのか楽しみにしていた機体です。
少し軽い雰囲気の音です。
5cmだからなあ、と思っていると実に歯切れのいい低音も出てきてびっくりします。
ボーカルの分離も良く、低域側も非常にハイスピードです。
近接設置のバスレフポートが威力を発揮しているようです。
サックスはやや乾いた傾向で潤い感よりもドライな味付けを重視しているようです。
ホルスト組曲木星のアナウンスに再びびっくりです。
音圧、帯域共にレンジが広い管弦楽が5cmでちゃんと鳴るのでしょうか?
迫力があります。バスドラムの空気感まではムリですが、破綻なく大編成を再生しています。
驚きました。
全域に渡って音の立ち上がりが良く、帯域での音色も当然揃っています。
量感は少なく締まり重視の低音ですが、かなり下まで伸びているようです。
吉田拓郎では中高音にややホーンっぽいクセと共に荒れた感じもします。
少し入力が大きかったのかもしれません。
モニターっぽい雰囲気もある音なので、鑑賞ではソフトを選ぶスピーカーに感じました。
0,082μFのコンデンサーをパラレル接続しているらしいのですが、
それってどういうことなんでしょう?
吸音材や塗料の情報もなく、ナゾの多い機体でした。
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