PARCサウンド鑑賞会その12

12番目、ラストはケンさん。
17cmポリプロピレンコアキシャルユニットです。
正方形で大きなバッフルに奥行きが薄いエンクロージャーです。
昔はこういう奥行きの薄いスピーカーがメーカー品で沢山あったように思います。
でも、ど真ん中にバスレフダクトがあるスピーカーは初めて見ました。
不思議な仕上げに見えたのは壁紙の模様です。
なぜにこんな模様???
私はてっきり、昔のオーレックスSS-L8SやソニーのG7のように、
バッフル面の反射をコントロールする凸凹があるのかと思っていたら平面でした。
電気の達人らしく凝ったネットワークと手作りアンプで音出しです。
まず、音場感がいいです。マラカスが右の端の空中にあります。
箱を積極的に鳴らすため、ゆったりとした聴きやすい音です。
ややウェットな情緒的な鳴り方です。
でも大バッフルのせいかサックスが鳴ると低音がややマスクされる気がします。
ところがゆったりだけでなく金管楽器が実に金属的によく鳴ります。
かける曲によってソフトなようでいてハードな面も垣間見えます。
う~ん、とらえどころが難しいスピーカーです。
ケンさんみたいに電気が強くなりたい…。
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