バッフルリングをお借りしました

WAKAさんから、PARCオーディオ13cmユニット用バッフルリングをお借りいたしました。
「PARCサウンド鑑賞会」番外編で登場した金色に輝くリングです。
K-N1に取り付けてみましょう。
密閉箱で吸音材がギュウ詰めでコードが引き出せないので吸音材を全部抜く作業から始めます。
リアはハンドルがついているので、台座の上にセットしてユニットを外します。
バッフルリングは真鍮製でしょうか?
ユニット共締めではなく、バッフルリングをエンクロージャーに固定して、
ユニットをバッフルリングに更に固定する方法です。
バッフル側に鬼目ナットがないと取り付けは難しそうです。
同心円状にバッフル固定用のザクリがある穴が4つ、
ユニット固定用M4ネジが切っている穴が4つあり非常に高品位な仕上がりです。
早速、音出しです。
すぐに分かるのが中高音の粒立ちの良さで、ヴァイオリンの響きが生き生きと再生されます。
ピアノもきれいに聞こえます。
高音の上のレベルが伸びて、シンバルの透明感も増した感じです。
反面、低音側が弱いです。
中高音のレベルが上がったように聞こえるので、
相対的に低音が出ないように聞こえるのかもしれませんが、量感がかなり減った感じです。
F特での下の伸びは変わらないようにも思いますが、
スイープ音では60Hzぐらいが弱くなったようにも思えます。
中低音の厚みもとぼしく、ウッドベースがかなり弱くなります。
乾いた低音って言うのでしょうか。
ただ、音色としては高音側とそろってきたイメージはあります。
定位はすごく良くなりました。中の下から中の上ぐらいはアップしたかのようです。
ただ、試聴位置がシビアになった気もします。
音場感は変わりません。ちょっとスピーカーに音がまとわりつく感じは変化なしです。
これはちょっと残念でした。
全体的にトランジェントは良くなります。低音側も立ち上がりはよくなりました。
ただ、やはり厚みがなくなりましたので軽い感じです。
スッキリした音質に変わりました。
そのスッキリ感が低音から高音まで続きます。
K-N1が持っている高音のクセは変わりません。
もっとクセが強調されると思っていましたがそうでもありません。
どちらかというと押さえられた気もします。
クセの元のピークを中心に細かいピークがたくさん出来て、
元々のピークのクセがマスクされている感じがします。
あくまでも感じだけですけど。
ちょっと自信がないのですがアンプの変化と方向性が近いのが気になります。
アンプの変化なのかバッフルリングの変化なのがまぜまぜです。
で、結論としては、いいです。
K-N1の場合、低音側と中高音側は分離した上での合成をかけているので、
F特バランスは後でなんとかなります。
全体のスッキリ爽やかな音質は魅力があります。
見た目もカッコいいし、
欲しいなあ~。
スポンサーサイト