吸音材を変える

できることからコツコツと。
振動板の動きが悪いのはエンクロージャー内の空気スティフネフが大きすぎるのではないか、
つまり吸音材入れすぎ疑惑。
片チャンネルの裏板を外して振動板を指で押してみると、硬さが違います。
でも普通の密閉型と比べては分かりません。
アコースティック・エア・サスペンションの中でもこれほど吸音材をギュウ詰めにしたスピーカーはないでしょう。
吸音材の入っていない空間はありません。
しかも粗毛フェルト正確にカットして積み重ねてある層が2/3ぐらいあります。
座布団にできるぐらいです。
まずは軽く抜いてみます。
ユニットの後ろに2リットルぐらいの空間ができました。
1/3抜いただけでも取り外した吸音材の山ができます。
音出しです。
おお、中高音のキラキラが出ています。
あれほど悪かった音場感がやや改善です。
これは良い傾向です。
調子に乗ってさらに抜いてみます。
フワフワした化繊を全て抜いて2重にしたフェルトを全ての内壁につけます。
ユニットの後ろの空間は6リットルに増えました。
音場感はさらにいいです。やっと中ぐらいのレベルですけど。
定位は抜群ですね。
高域もクセもなく伸びています。
ただ、以前との比較であって、もう一伸びが欲しいところです。
低音は緩く、ソフトによってはかなりダメです。
かと思うと、すごくいい雰囲気に鳴るソフトもあります。
フワフワ化繊が低音に効いているのかな?
今はフェルトだけだからなあ。
吸音材調整はまだ余地がありそうです。
DCU-131Aはアコースティック・エア・サスペンションとして使うには、
ユニットスティフネフが大きすぎるユニットのようです。
低音の質は吸音材ギュウ詰めの方に分がありましたので、
エッジやダンパがもっと柔らかいものか、マグネットが超強力だったら良かったのになあと思いました。
PARC代表の言葉通り密閉型は向いていないみたいですね。
でも、あきらめませんよ。
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