いろいろやってみる

バイパス抵抗を取り去ってみました。
帯域バランスが元に戻りました。
単に周波数特性だけならこの状態がいいです。
大きなパワーを入れると右がビリつく感じです。
何だろ?
ユニット取り付けのアダプターが微妙に接触しているのでしょうか?
外から見ても分からないので、取り外して怪しいところを彫刻刀で削ってみました。
あ、治まりました。
ついでにユニット取り付けもワッシャーを追加してより強固に固定出来るように手を入れました。
風切り音対策には、こぶし大の「パンヤ」をユニット後ろにフワッと置きました。
改めて、音出しです。
帯域バランスは良好です。
絶対評価では「レンジが狭い」ということになりますが、
8cmフルレンジなら許してもらえそうです。
トランジェントはやや緩いのですが、ネジ締めが意外に効果があったようで、
少し改善しました。
音場は上の下ぐらい。定位も上の下です。
重低音再生はムリですが、中低音の分離は良好です。
50Hzぐらいまでならなんとか音圧がありますが、もう少し下に伸びて欲しいです。
しばらく密閉型をやっていたので鳴る鳴らないの閾値が唐突で違和感があります。
中音はやや控えめでボーカルはスピーカーの後ろに定位します。
高音はきらびやかですが、やはり伸びは今一つです。
でもシンバルはいいですね。
スパイラルホーンからの風切り音は完全には治まっていません。
注意して聴くとダースベイダーの「コーッ…」っていう感じです。
「木枯らし紋次郎のテーマ」はいろいろな楽器の分離が良好でトランペットがいい鳴り方です。
明和電気もいいかな。
ストリングスも艶やかに鳴ります。
しかしながら、曲がウェットに鳴る感じでリアルとはほど遠いイメージです。
情緒的に鳴るスピーカーの部類でしょう。
ムリして褒めると、艶やかで聴き疲れしないウェルバランスのスピーカー…。
好みじゃないです。
音が生き生きとしていません。
ダクトノイズは対策を講じないといけませんね。
総じて言うと、すごく悪い所はないのですが、いいという所もありません。
つまらないスピーカーになっちゃっています。
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