オキテ破り
ステレオ誌の「自作スピーカーコンテスト」は書類の一次選考の後に、
試聴を行う最終選考があります。
2010年の一次選考の写真を見ると、会議室の大きな机に応募書類が広げられていて、
片っ端から先生方が見ていくっていう感じです。
一次は書類の見栄えが大事ですね。
審査の先生は昨年と変わらず石田先生、神崎先生、須藤先生。
そしてフォステクスから佐藤勇治さんです。
意外なことに浅生先生は審査員ではなかったのですね。
昨年授賞式では辛口コメントをしていたので、てっきり審査員かと…。
今回「ツインホーン」と「フルメタルバッフル」の二つを応募してみますが、
実を言うと「フルメタルバッフル」の方は一次を通らないような気がしています。
ほぼスクエアな密閉型なので、断面図面が非常につまらないのです。
さらに、審査委員長の石田先生は昨年の講評でこんなことをおっしゃっていました。
「特殊な素材を使わないスピーカーがいい。誰にでも扱える素材で工夫したものいい。」
ううむ、確かに先生の作例はいつも汎用部材にたくさん手をかけて完成させていますね。
「フルメタルバッフル」は低温度で溶ける錫合金のダイキャストなので、
特殊な工具類は必要なく扱いは簡単で誰でもできるのですが、
錫合金の入手性はやや困難だったので特殊部材と言えるかもしれません。
そんな訳でお披露目ぜずに終わってしまうかもしれない「フルメタルバッフル」写真公開です。
イラストブログなのに写真を載せる言い訳を延々としていたのでした。
私の画力じゃうまく伝わらないのよ。
オキテ破りの写真、どうぞ。

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