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準備

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「スピーカー再生技術研究会」オフ会が9月4日に迫ってきたので、
出品スピーカーのチェックをすることにしました。

持っていくのは
P650標準箱
GAN-9改
の2つです。

察しのいい方ならもうお分かりのように、P650標準箱はGAN-9改の当て馬なのでした。
言い方を変えると引き立て役。

P650標準箱を先にお聴かせしてその後にGAN-9改を出すと良く聴こえるという、
料理マンガみたいな作戦です。

でも本番で音が出ないとまずいので事前チェックです。
あと、GAN-9改の方に吸音材を入れるかどうかのチェックもしましょう。

まずP650標準箱の音出しです。


「…。」


すごくいいです。
低音の出もしっかりあり、各パートの分離も良好。
自然な音場、抜群の定位。
ムリをしない高音域でバランスがいいです。

こんなにいい音だっけ。
アラを探すとボーカルの上の方にピークがあるのか、やや色づきがあります。
ストリングスは固有の音色が付加される感じです。
ですが、機体の特徴と言い逃れできそうなレベルです。

ううむ、まずいな。
でもGAN-9改はこれよりずっといいはず!

つづいてGAN-9改。
ほとんど同じ音に聞こえます。
高域の色づきも同じです。
強いて違いを探してみると、2ウェイなので高域が強く、上下に少しレンジが広いこと。
でも、低音の伸びが少ないのにツイーターを足しているのでシンバルなんかはキツいです。

残る違いは、深いような包み込む独特の音場を形成します。
そしてパートの輪郭が少しはっきりすること。
しかし定位はP650標準箱と比べると劣ります。
一長一短です。

パッと聴いた感じでは差がほとんど感じられません。
同じような容量のバスレフ設計でも素材によってこんなに音が変わりますよ。
ってことをアピールしたかったのですが、これでは逆効果です。

ちなみにP650標準箱の容量は1.3リットル、ダクトチューニング97Hz。
同じくGAN-9改、1.7リットル、90Hzです。
方式より素材が勝るという私の意図とは逆の結論になりそうな勢いです。


しばし、現実逃避としてフルメタルバッフルの音出しです。

うわっ、地味です。
低音の出が悪く、ボーカルも引っ込んでいます。
楽器の分離も劣ります。

あれっ?こんなにダメだったかな?

ムリして良いところも探します。
歪み感は少ないです。
低音はダラ下がりですが下まで伸びています。
色づきは圧倒的に少ないのはフィルタが効いているからですね。
聴き疲れはしません。
一言で言えば、品はいいのですが目立たない。
パワーを入れるならもちろんこちらです。

さて、困ったな…。



PS:今年のステレオ誌自作スピーカーコンテストの情報がネット上に少ない気がします。
  昨年は「こんなの作ったよ~っ。」っていうブログが多かったように思うのですが。
  盛り上がっていないのかな?


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