スピ再技研その5

今井さんの実験台になったのが金子さんのスピーカーだったので、
順番を変えて、お次はそのまま金子さんです。
密閉型にヘルムホルツ共鳴器をつなげて低音を増強するという新方式の密閉型です。
密閉型をいろいろいじくっている私としましてもすごく気になる機体です。
外観は2つのスピーカーを縦につなげたような形です。
長さを変えた4本のダクトが下の4つの副気室にそれぞれつながっています。
イコライザーなしでの感想になります。
ポリプロピレンらしいしっとりしたボーカルを聴かせます。
ベースは量感重視であまりレンジは伸びていない感じです。
トランジェントも緩めに感じます。
中低音に何か妙な響きをがある感じがして、オーケストラ等がしっくりしません。
吸音材で取り除けそうな感じの響きです。
副気室には吸音材が入っていませんでしたが、
第1気室はどうだったのか今となっては分かりません。
何と、最後に副気室を分離してくれました。
4本のダクトがついた変形バスレフ状態で音出しです。
こっちのほうがすっきりした音に感じます。
粒立ちがいいというか…。
この新方式密閉はまだまだ発展の余地がある方式だと思います。
ヘルムホルツ共鳴周波数方程式と密閉型方程式をうまく誰か合体してくれないかなあ。
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