スピ再技研その12

最終発表はケンさんです。
PARCのウッドコーンをウーハーに使った密閉2ウェイです。
持ってみるととんでなく重いです。
ネットワークは別体なのでユニットと箱だけですごい重量になっています。
電気の達人のケンさんだけあって、凝ったネットワークです。
いわゆるPST回路を組み込んであり、12db/oct、クロス10KHzです。
ナチュラルな音でクセを全く感じさせません。
音域の重心も高からず低からず中央です。
一聴してのイメージは優しく艶やかな音です。
音の分離も良好で団子になる帯域がありません。
ストリングスの美しさは特筆もので音楽を楽しめます。
やや入力が大きいかなという場面がありました。
PST回路が入っている場合は過大入力には注意が必要ですね。
石川さゆりも情感たっぷりです。
低域の補正回路なしでは高域のクセがわずかに見え、
低域はやっぱりさびしく感じます。
PST回路があったほうが圧倒的によかったです。
低域の質を落とさない回路構成はみごとです。
ああ、ケンさんみたいに電気に強くなりたい…。
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