穴を広げる

「後はバッフルを補強して吸音材で調整かな。」
余裕をかましてそう考えておりました。
余裕ついでに他のスピーカーとの比較試聴してみましょう。
とりあえずパーフェクトフルメタルバッフル君、カモーン。
まあ、赤パークミニの楽勝でしょうけど。
あれ?赤パーク君、低音再生で負けています。
「ペニー レイン」でスネアドラムでかなりの差が出ています。
差どころじゃなくて赤パーク-の方は全く聞こえません。
ジャズばっかりで調整していたので、気付きませんでした。
パーフェクト-のサブウーハー部は80AMG。同じ8cmなのでこれほどの差は納得がいきません。
じゃあ「ツインホーン」とならどうだ。
ツイン-はP800一発だから負けるはずがありません。
互角です。
しかも音離れや音場感はツイン-の方が上かもしれません。
エンクロージャー容積で8倍も差があるのにこれではダメです。
おかしい、これはおかしすぎます。
バックキャビィの容積を変更してもレンジに大きな差は出ません。
体積を小さくした方が良かったかけど(ボソッ)
「うううむ…。穴を広げるか。」
バッフル補強なんてやっている場合ではありません。
有効な手だけが分からないのでポート穴を再び広げてみることにしました。
チマチマやってもパーフェクト- との差が埋まらないので、一気にポート穴2.5倍です。
もう完全に振動板面積を超えています。
昔、フィリップスのAD-5061/M8という12cmフルレンジを使ったエンクロージャーを作りました。
これまた全然低音が出すにガッカリしました。
後日同じユニットを使ったシステムを秋葉原のラオックスで聴いたところ、
すごく低音がでていたのです。しかもハリのある魅力的な音で。
かなりショッキングでした。
ラオックス箱は両サイドにスリットダクトが沢山あり、ダクト開口面積が圧倒的に違っていました。
M8は詳細データがないユニットだったのですが、このことをきっかけに、
「ダクト面積は振動板面積しばりは関係ないな。」
という思いを持ちました。
もっともそれ以来バスレフがトラウマですけど…。
という訳で2.5倍ですよ。
振動板面積と比較して約3倍の開口面積です。
これならどうだっ!
音出しです。
「…」
音質の点から言っても音圧の点から言ってもダメダメです。
ベースの特定の音階に残響音が出てボンつきます。
それにスネアドラムは相変わらず聞こえません。
ダクト伸ばしてみるか?
いきなり20cmぐらい、それでダメなら…。
ちゃんと箱を設計しないといけないかもしれません。
そんな気もしてきました。
バッフル補強は保留となりました。
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