巨匠宅訪問3

さて、訪問の中身です。
時系列がごちゃごちゃです。
階段の先の部屋へ通していただきました。
いよいよ、Kenbeさんのリスニングルームとご対面です。
意外にフツーです。
スピーカークラフターの巨匠っていうイメージの部屋ではなく、
オーディオにはあんまり興味がありませんよ、というような顔の部屋です。
もっと、こう、計測機器やユニットや工具類が散乱しているイメージだったのです。
すみません。
驚くほど整理整頓されていて、そっけないほどの部屋です。
注意して見ると、タダの部屋ではないことがジワジワ伝わってきます。
壁に反射板のような板があり、斜めに取り付けられています。
天井にも同じような板があり、元々の壁がほとんど見えません。
その板も見たことのない材です。
壁の下の方が桜だそうです。
桜の集成材なんて初めて見ました。
床も桜。
壁の上半分はやや白い材です。
何だろう?シナ?
斜めの板の壁との隙間にはフェルトがはさまっていたり、いなかったり。
さて、音出しです。
アキュフェーズのアンプに火が灯ります。
違う、違います。
今まで聴いたKenbeさんのスピーカーとは違って聴こえます。
包み込む低音の印象は同じですが、分解能が上がっています。
サブウーハーなしバージョンも驚異的な低域の伸びです。
サブウーハー入れると、地震の低周波みたいなフィーリングが追加され、ライブがリアルです。
マイルドな中高域の印象も以前と似てますが、情報量が圧倒的です。
どうやら、今まで聴いてきたKenbeサウンドは
この音のバランスが一部くずれたものだったようです。
「大山さんが来るから。」
Kenbeさんがサラッと言います。
え?大山さん…。
脳内で大山さんをサルベージすること7秒。
大山さんと言えば、あの大山さん。
「音工房Z」の大山美樹音さん?
長岡スワンか何かを何種類の木材で作り分けて音を測定した記事が面白かったなあ。
今は確か、スピーカーのプロフェッショナル…。
大山さん到着。
何と、新型試作機の調整に来られたとか。
プロの調整技術を目の前で見られるチャンスです。
ドキドキしてきました。
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