巨匠宅訪問5

Kenbeさんのメインスピーカーです。
これは2010年10月に行われたフォステクススピーカーコンテストの優秀賞受賞、
「木彫Ⅴ」の改良版の3WAYです。
ミッドとローにそれぞれリアダクトがついています。
以前はさらにスーパーローがありましたが、今は板でふさがれています。
大まかな印象では情緒的に鳴るタイプでソースを美しく再生します。
当然ながら超ワイドレンジです。
特徴的なのは音にキツいところが全くない点です。
高音をぼかした聞きやすさとは一線を画した高密度高情報量でかつ聴きやすさがあります。
トランジェントも過激に鋭い感じではなく、いい意味で中庸です。
この部屋でこのシステムでボーッと音楽を聴いていられたらシアワセ~。
そのままでも十分すぎる低音ですが、
フルレンジを使ったサブウーハーを追加すると、地震の地鳴りのようなライブがリアルです。
このFE-208ESを使ったサブウーハーを単独で鳴らしてもらったところ、
全く音がしないのに驚きました。
時々モヤッとした振動を感じるだけです。
超低音以外の音漏れのないチャンネルデバイダーの威力を垣間見ました。
音場は普通に感じました。
定位は ?
試聴位置がシビアなのかもしれません。
いずれにせよ、自作スピーカーの到達点の一つでしょう。
もう一方の雄は松さんの「ASURA」。
音質でKenbe機、音場定位で松機が2大頂点かな。
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