第2回PARCサウンド鑑賞会その6

会も終盤戦になってきました。
さらに実力者が登場します。
6番手はMr.Hippoさん。
13cmPPによる2Wayです。
昨年との違いはツイーターのタイムアライメント取り付け、
ネットワーク、そしてバスレフダクトへのフランジ取り付けとアール加工です。
設置をお手伝いいたしましたが、重い。
とんでもなく重いです。
トールボーイ型ですがウーハー部の容積は12リットル。
下半分は砂がつまっています。
音出しです。
ウッドベースが弾けます。
ものすごく明瞭な低音です。
粒立ちがよくきれいに下まで伸びていて、実物の楽器のように軽やかに鳴ります。
伸びとキレは昨年以上のものを感じるので内部フランジの威力かもしれません。
全体の音域は極めてフラットなイメージです。
昨年より中低音の厚みが増した感じもします。
打楽器もインパクトも甘くなることなくリアルに伝えます。
そして昨年と変わらずいいのが音場感です。
スピーカーの存在が消えて奥行きが感じられます。
シルクロードのサントラでは歪み感や中音のきつさが全くないので、
大音量でもうるささを全く感じません。
いい意味で、音量の分からないスピーカーです。
「これって大きな音なんだよね?」
聖歌でもやっぱり音量が実感できないリアルさを発揮しています。
オルガンは上の方から聞こえてきます。
今回も№1のスピーカーを言ってもいいでしょう。
今まで聴いてきたスピーカーの中でも5本の指の中に入ります。
と、持ち上げておいて…。
ここから先は私個人の全くの主観ですのでご容赦願います。
昨年のイメージがあまりに優れているのもあるのですが、
低域で今回作品、高域で昨年度作品の方が良かったように感じました。
フィフスエレメントとカウンターテナーで、高域はわずかですがクセを感じました。
ちょっと古っぽい音になるっていうのでしょうか。
それと、今回試聴位置は前から4列目で音場が抜群でしたが、
最前列に移動するとそうでもない感じで、
昨年より試聴のスイートスポット面積が狭いのではという思いもありました。
音場も昨年はライブで鳥のさえずりが入っている音源を流した時に、
右上の天井から聞こえてきて、スピーカーから鳴っていることに気付くのに時間がかかりました。
今回はそれほどの衝撃度はなかったかな、と。
慣れかな?
いろいろ言ってすみません。
でも今回№1の座はゆるぎないと思っています。
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