集まれ塩ビ管スピーカー2014その7

7番手はマイルスTKさん、段ボール積層スピーカー「100枚重ね」。
こういうのって誰でも一度は考えると思うんですよ。
積層枚数を多くすることによって滑らかなバックロード音道を形成するってことに。
でもですよ。実際やろうとシミュレートすると、
とんでもないことになるのに気づいてフツーはやめます。
そのとんでもないことをやったのが今回の作品。
何と段ボールを100枚くり抜いて重ねたバックロードホーンです。
段ボールだから楽だろうってことはないです。
だって、板だったら必要のない空気漏れの対策もしないといけませんから。
ご丁寧にくり抜いた音道部分をまた貼り合わせてとなりに飾ってあります。
ふむふむ、中はこうなっているのか…。
空間にやや余裕があるように見えますが、もう一度折り返すのはムリそうです。
発表開始です。
ジャズのウッドベースは小気味よく鳴っています。
ベースメロディーが良く聞こえ中低域の分解の良さが分かります。
反面、低域の下はあまり伸びてはいないようです。
一部にこもるような音域があるようにも感じました。
中高音もハリがあり、全体的にバックロードらしい弾ける音です。
男性ボーカルはちょっと重いかな。
また、ティンパニーがいい感じに鳴っていました。
こういう事をやったら楽しいなっていうのを本当に実行してしまうマイルスTKさんの行動力に脱帽です。
次回はぜひミルフィーユ(千枚重ね)をお願いいたします。
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