集まれ塩ビ管スピーカー2014その2

2番手はKentaroKumagaiさんの「Linkwitz PLUTO 」です。
非常に丁寧な仕上げのホワイトペイント躯体で、塩ビ管で作ったのが信じられない美しさのスピーカーです。
特筆すべきは、
ユニットより小さい経の塩ビ管の先をテーパー加工でぴったりの口径まで広げてユニットを取り付けていることです。
驚異の加工技術!
いったいどうやったの?
不格好だけど音が良いっていうのが塩ビ管スピーカーのアイデンティティーだと思っていたのですが、
こんなに美しいボディーが作れるなんて…。
塩ビ管ってすばらしい!
ウーハーが16cmSEAS L16RN-SL 、ツイーターはフルレンジの AURA NSW2-326-8Aの密閉型2WAYです。
どちらも白銀に輝くメタルコーンです。
KentaroKumagaiさんの「音場型です。」という言葉で発表スタートです。
まずはサイモン&ガーファンクルの「スカボローフェア」。
2WAYのワイドレンジが実感できます。
ですがどうも「どよーん」として中低域の音の分離が良くない印象です。
S&Gって録音があまり良くないように思うので音源の問題かもしれません。
あるいはウーハーとつっかえ棒でつながっているツイーターの柱が共振しているのかもしれません。
ちょうど目線上にウーハーがあるのでよく見えるのですが、
密閉型にしては振動板の振幅が大きいので破損しないかとヒヤヒヤしました。
音場型だけあって包み込むような雰囲気があり、
シロフォンは後ろの方に定位していました。
ただやっぱりボーカルが淀むような感じがあって気になっていましたが、
ツイーターの向いているベストポジションに移動するとすっきりボーカルに変わります。
視聴位置がピンポイントでしかも音場型という不思議なコンセプトのスピーカーです。
ソースを変えると今度は音像が前に出てきます。
これも視聴位置によって印象が変わります。
高域が伸びていないように感じる楽器もあって、いろいろな表情をもつスピーカーです。
音源のせいかなあ、ホントに分からない…。
部屋とのマッチングも悪いという可能性も高いですね。
今回は実力がうまく出なかったようですが、塩ビ管加工の可能性を示した秀作でした。
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