集まれ塩ビ管スピーカー2014その4

4番手はベテランKO球さん、
スキャンスピークの5cmです。
内部にもう1つユニットがあるというのでタンデム式かと思ったらケルトン式のようです。
リア下部にダクト開口部があります。
ケルトン型って私もいろいろ試したことがあるのですが、同口径同士だとイマイチメリットが少ないんですよね。
ボディも大型になるし。
ところがこのスピーカーはケルトン型としては極めて小型で、木目の美しい正統派ブックシェルフ型(死語か?)です。
本当にケルトン型?
発表スタートです。
小型の躯体だけに音場感と定位に優れます。
音像は小さくビシッと決まります。
ユニットの特性と思われますが、しっとりと落ち着いた音で聴き疲れしないような雰囲気です。
しかしややハイ落ちのような気もします。
中域はやや紙っぽいクセを感じましたがどうなんでしょう?
反面、5cmユニットとは思えない程低音はかなり伸びているように聞こえました。
いつも思うのですがKO球さんの造るSPって躯体の縦横比が美しいんですよね。
どこがどうと訊かれると困るのですが…。
もうひとつはタンバンのユニットを使ったやや小型のスピーカーです。
方式が分からないのですがバスレフ式でしょうか?
制作途中とのことで表面はMDFそのままのようです。
穴のテーパー加工がみごとです。
こちらはハイ落ちのように感じてレンジが上下に狭い印象をもちました。
オケのピアノは美しかったです。
双方とももっとじっくり聴きたかった作品でした。
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