木とスチロールのF特

P1000、14リットルバスレフ 63HzダクトのF特です。
黒がMDF、
赤が発泡スチロールです。
ビミョーに違います。
いや、けっこう違います。
120Hz以下では発泡スチロールのレベルは5db程度MDFより低くなります。
高域も位相がずれたかのようなピークのずれがあります。
実際に音楽を試聴します。
MDFは端正な音です。
分解、トランジェントはどの音域でも中庸で破綻がありません。
いわゆるかまぼこのような音ですが、音離れはよく、音場感が良い印象です。
ベースラインの強さはユニット口径なりです。
φ30×50mmのダクトでは意外にも量感が勝った印象です。
発泡スチロールは一言でいうとにぎやかです。
中高域に何かキャラクターがのって明るい印象です。
パッと聴くとMDFよりいい印象です。
ところが、中域の女性ボーカルはやや荒れた感じ。
ベースラインも弱々しく分離もイマイチです。
困ったことに音量を上げるとビビります。
手で押さえたぐらいではおさまらない程のビビり方です。
しかも発泡スチロールのフタが勝手に開いてきます。
各々をRとLにつないで聴いてもボーカルは中央に定位します。
でも左右で音質が違うのが分かります。
いやあ、箱で違うものですねえ。
思った以上に発泡スチロールはエンクロージャーには向いていないような気がしてきました。
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