2017スピ再技研4
カノン5Dさん、「S-065」
共鳴管の折り返し音道の幅が開口部周波数にどう影響があるかという研究から作られたスピーカーです。
こういう基礎研究って大事だよね。
ユニットは例のムック本のFostexの方です。
フェイズプラグの付いたカッコいいデザインです。
ある意味Fostexらしからぬ外観です。
コンパネを活用した躯体は木の地色でツートンになっていて、なかなかオシャレな雰囲気です。
レンジのまとまりがよく、バランスが取れています。
全体的には軽い音質ですが、中低音の分離も良く、
ウッドベースはスッキリと階調が分かります。
これまた、Fostexらしくないのですが、
中音の荒れが少なく聴こえ、張りのあるボーカルが美しい。
フェイズプラグのおかげでしょうか。
例えは悪いのですが、歌謡曲を聴くのにピッタリだなと感じました。
後半はカノン5Dさんが代表を務めるAudiFillの「PR-83Sol」98,000円(ペア)
驚愕の分厚い檜のムク製エンクロージャーです。
一聴して感じたのは、「あ、Solだなあ」
ワイドレンジで爽やかな音質で、カーペンターズを美しく奏でていました。