2017スピ再技研1
スピーカー再生技術研究会のオフ会です。
場所は元に戻って「中野ゼロ」
まずは鈴木会長作「PDP5D-CR vet.2」
多自由度バスレフと音場型を組み合わせた機体です。
シリパラで6個の激安スピーカーが接続されています。
金額1個150円也。
音場型だけあってフワッとした音がスピーカーの後ろに広がります。
音場型にしては音像は比較的小さくまとまって定位は良好です。
全体的に軽い音質で、低音が出ていないのかなと思ったら、和太鼓のブルブル感やスネアドラムのドシンとくる感じがよく出ており、多自由度バスレフが効いていることがわかります。
途中で同じユニットをツィーターとして追加したら、中域が厚くなってさらにいい感じです。
また、バスレフダクトを正面に向けた方が帯域バランス的にいいなと思いました。
ハイ上がりなユニットだとは思うのですが、もう少し伸びが欲しいと感じさせるのは、臨場感です。
高域のキラキラ感がもう少しあれば、より音場型が生きるように思いました。
残念なことに音質にややクセを感じました。
AMラジオっぽい中高域の山があるように感じます。
昨年度も同じような音の傾向があったので、
これが鈴木会長の音なのかもしれません。
例年に比べるとスピーカーの存在を意識させるような、音離れが良くないフィーリングがあるので、
もうちょっと軽い振動板かマグネットの強いユニットにして、同じ機体で聴いてみたいなと強く思いました。
しかし、信じがたいほどのローコストユニットをここまで使いこなすとはさすがです。
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