補強後のF特
3段MDFの周波数特性を改めて計測してみました。
赤が同じ内部設計の発泡スチロール箱、
黒がMDF
青が上下をパイン材で補強した完成版
驚くほど補強なしと特性に差がありません。
強いて言えば、完成版の方がディップが深いです。
かなり意外でした。
完成版とMDFオンリーとでは音色が違うのです。
音色の違いは、高域のピークによって発生すると思っていたので、ディップに変化が出るとは思ってもいませんでした。
もう一つのF特はダクト特性です。
ダクト特性の読み方がイマイチ理解できていませんが、
共振ピークが150Hzにあります。
これはちょっと高すぎですよね。
ユニットのf0と重なってシステムとして125Hzに大きなピークが発生しています。
おかげでウッドベースが明瞭ですが、
シングルバスレフならば、ダクト共振を80Hzぐらいに持っていくのがセオリーでしょう。
今から調整できるのは第3ダクトだけですが、
そういう小手先では、うまくいかないように思います。
だって第1第2第3の全てのパラメーターを試して、試聴で決定したダクトなので、第3だけいじれません。
それでもパワーを入れるとジャズなんかが良く聞こえてくるから困ります。
欠点も多いのですが、できの悪い子ほどかわいいってホント。
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