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いい音って?8

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今回、思考した「いいスピーカー」は

ユニット条件として
1 大口径フルレンジ
2 強力な磁力系
3 ハードなダンパー系
4 高剛性振動板

エンクロージャー条件として
1 後面開放型あるいは超大型密閉あるいはサブチャンバー付き大型密閉
2 大きなバッフル面
3 密閉型の場合は吸音材を使う

そんな結論になりました。

実はそんなスピーカーにすでに遭遇していたことに気付きました。
しかも最近。

2018年「集まれ塩ビ管スピーカー オフ会」
コニさん発表の
「前後左右解放 点接続フラット振動板スピーカー 試作3号機」
がそれです。
拙ブログでも触れていますが、
よくよく考えると全ての条件にほぼ該当しています。

ユニットは自作です。
固くて大きな面積のスチレンボードを振動板にし、ダンピング素材を間に挟んでフレームに直接固定されています。
ダイナミック型の駆動系を爪楊枝で振動板と1点で接続しています。

エンクロージャーは無指向性ツィーターが上部にある完全開放型で側板もなく、振動板保持以外のバッフル面はありません。
パッと目にはコンデンサー型スピーカーにも見えます。

音は素晴らしいもので、繊細な表現と豊かな音場が特徴です。
驚くことに十分な低音再生が可能でした。

実のところ、
どうしてこのようなシステムで低音が出るのか不思議でなりませんでした。
理論は分かりませんが、振動板面積が大きければ、エンクロージャーはいらないのでは?
そう考え始めています。

他の事例の記事も思い出しました。
1982年か1983年だったと思います。
「DIYオーディオ」
という雑誌が本屋に置いてありました。
単発雑誌なので、その本だけの刊行です。

タイトルに「DIY」が入ってますが、フツーの自作ではありません。
内容が衝撃的で記憶に残っています。

例えば、レコードプレーヤーでは、
当時DDドライブが主流のターンテーブルをわざわざベルトドライブに改造してました。
しかも、超低出力のモーターを使って!
ベルトも自作の糸でした。

当時のレコードプレーヤーはDDモーターの駆動トルクの大きさを誇っている時代でしたので、
微小トルクのモーターをわざわざ糸ドライブすることが全く理解できませんでした。
今なら分かるけど…

スピーカーのページでは、
30cm級ウーハーの3ウェイ。
なんとエンクロージャーレス。
ユニットを正立させる骨組みだけがありました。
ただし、ツィーターとスコーカーは小さなバックキャビーが付いていました。
記事内でも、ウーハーに箱がなくて、ツィーターに箱があるのは逆だよね。と書いてありました。
ちなみに、ツィーターやスコーカーを箱に入れるのはウーハーの背面音圧の影響を避けるためそうです。

おぼろげな記憶からサルベージすると、
小音量でニアフィールドならこれで十分な低音再生ができる。そう書いてありました。
確か素直な音だったとか。

雑誌記事の写真を見るとユニットはJBL。
高いユニットを使って、こんなくだらないことをする人がいるんだな。
そう思って、結局、本は買いませんでした。

ただ、日を経るとだんだん気になってきて、
後日、買いに行った時はもうなくなってしまい、それ以来本は目にしていません。

誰か、覚えていませんか?

記事が正しかったとすると、
振動板サイズによっては後面開放型でも実用上問題がないということです。

例えば
ヤマハNS-30は変態スピーカーとして名を知られていますが、
それに使用されているウーハー(実はフルレンジ動作らしい)JA-6002は、
これまた、大振動板面積、ハードエッジ、後面開放型という点では共通しています。
(NS-30の音については、松ヒトシさんの『ゲテもん工作実験室』に詳しく書かれています)

コニさんの
「前後左右解放 点接続フラット振動板スピーカー 試作3号機」
ヤマハ NS-30
双方とも、分割振動を前提にした振動板理論です。
今までの私の思考はピストンモーションで忠実再生を、と綴ってきましたが、
分割振動前提のスピーカーと似てきたのは不思議です。

つづく かな

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