試聴開始
乙Zの試聴を始めました。
バックロードのクセはない、
なんてエラそうに書いてしまいましたが、
中低音がユルい。
ああ、コレって小口径フルレンジバックロードに共通したユルさだなあと気づきました。
「弾けるような低音」ではないわな。
影響を感じないソフトもありますが、
ギター単独演奏なんかはベース音が共振したようなイヤな響きがあります。
バックロードのいいところにも気づきました。
すごくSN比がいい。
微小入力再生に優れるようで、
細かな音をしっかり再生しています。
ウッドコーンや、重めの振動板の静かさとは違う、SN比の良さを感じます。、
ビートルズのCDでは、
今までただの余韻かと思っていたところに音が入っていました。
フロントショートホーンが効いているのか、
中低音がふくよかになり、
全体的にはゆったりと鳴るイメージです。
あるいは、単にフロントホーンによる高音の抑制かもしれません。
金属振動板らしく、高域のエネルギーは強いけど、
以外に伸びがないユニットに感じていましたが、
困ったことにさらに伸びがない。
ツィーターが欲しいかな。
マークオーディオのOM-MF5は不思議なユニットです。
一般的にエンクロージャーは中低音以下に効果があって、
中音以上の高音域はユニットの特徴が支配的なため、
音色はユニットのキャラでほとんど決まる、と思っていましたが、
このユニットは違います。
入れる箱によってかなり中音以上の音色が変わるのです。
スピーカー再生技術研究会のオフ会でもそれを感じました。
今回、狙ったとは言え、
もともとのキツいキャラが穏やかな聴きやすい音に大きく変わったように感じます。
問題点の洗い出しはまだまだこれからかな。
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