ホーンの音像定位
ステレオ再生で定位って大事だよね。
巷のバックロードホーンスピーカーは
ほとんどがフロントに開口部がある設計です。
しかし、乙Zはホーン開口面積を稼ぐために、
背面開口としました。
ちょっとしくじったかな。
音像定位が高音とそれ以外で違っちゃっています。
簡単に言うと、高音はユニット手前に結像し、
中音以下はスピーカーの後方に定位します。
とある技術書では、
「音像位置はホーン長の70%のところにくる」
とあります。
乙Zはフロントにショートホーンでユニット位置は後退しているので
計算上、音像位置はそんなにズレないはずでした。
全然合いません。
背面の音が壁で反射しているようで、
そこが中音以下の音像位置になっているようです。
全然70%じゃない。
フロントに開口部があればピッタリだったのかも。
バスレフなんかは、諸説ありますが、
背面にダクトをつけても大して影響ないなあと思っていたので、
バックロードホーンの音像定位がこれほど乱れるとは思ってもいませんでした。
バスレフに比べて中音漏れが激しいってのも原因の一つかと思われます。
しかし、よく分からないのが、
ホーン長の70%の位置とは、どこを指しているのでしょうか?
最終折り返し点から開口部までの距離の70%と考えるのが一般的かと思いますが、
それで正しいのでしょうか。
技術書のイラストは上のように一直線のフロントホーンでした。
そんなのフツーないよ。
だいたい、前後の音像定位はスピーカーごとに
バラツキが激しいものです。
音場型はスピーカー軸上より後方に定位するようですが、
それ以外はユニット構造に依存するように思います。
俗に「音離れがいい」スピーカーはやや後方上部に定位するようです。
しかし、箱が弱い場合も結像は甘いものの似たようになります。
今回も、ユニット由来のものか、バックロードホーン特有のことかは判断つきません。
作ってみないと分からないことって多いな。
スポンサーサイト