バックロードとバスレフの合体1
新作「ブックシェルフ」の内部構造をいろいろ考えていて、
ふと、思い至りました。
バックロードホーンとバスレフって相性が悪いよな。
スピーカー造りでは、独立した技術を合体させることがよくあります。
例えば、
共鳴官+バックロード とか、
タンデムツイン+ダブルバスレフ とか。
ところが、バックロードホーン型とバスレフ型って自作スピーカーの2大メインストリームなのに、
合体して低音増強している機体ってほとんどないように思いました。
三島の匠による「バックロードバスレフ」は存じております。
名前からしてすごく合体してます。
「バックロードバスレフ」をバックロードととらえると、
開口部のダンピングを増すと共に高域のカットオフによる帯域の調整であり、
バスレフととらえると、
ホーン全体がバックキャピィとなった変形バスレフとも言えると思います。
言えなかったらごめんなさい。
なんとなく合体具合がビミョー。
バックロードのホーン全体をバックキャビィと扱えば「バックロードバスレフ」のように両立ができます。
ところが、純粋にバックキャビィからホーンとダクトを伸ばしているスピーカーってあんまり見かけません。
誤解を恐れず大雑把に言ってしまうと、
それぞれのバックキャビィ容量は、
バックロードホーンは容積が少ない方が良く、
バスレフは容積が大きい方がいいので、
そもそも両立が難しいのかもしれません。
やはり、バックロードホーンとバスレフはバックキャビィの果たす役割が違いすぎます。
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