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バックロードとバスレフの合体4

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いろんなご意見をいただけて、
改めて勉強不足を感じております。
ありがとうございます。
めげずに続けます。

バックロードとバスレフを上下に重ねた構造は、
合体度合いとしてはやや弱いかもしれません。

これまで述べてきたシステムはバスレフとバックロード、それぞれにユニットがあるので、片chで二つ使いました。
使用ユニットを1つにできたら合体具合もよりグッド!

そこで前々回の問題が再燃です。
バックロードホーンとバスレフのバックキャビィを共有することが原理上難しい。

でも方法をいくつか考えてみました。

一つはダブルバスレフのように第二気室を作り、そこからホーンかダクトを伸ばすやり方。
多重バスレフのように第二気室をパラレルに配置すれば、お互いの干渉は少なそうです。

問題はバスレフに合わせると第一気室が大き過ぎる点です。
逆にバックロードに合わせると第一気室が小さすぎます。

ただ、M-CAP型多重バスレフは各気室がが小さくできるようなので、
どちらも満足できる最適解が見つかる可能性は高いです。
とは言うものの、根本的な問題をここでも引きずっている状況は変わりません。

もう一つはユニット一つに対して、
完全に分離した気室を二つ作ること。
ユニット背面に真っ二つの隔壁を作るイメージです。

例えばユニットの上半分背面はバスレフ気室につながり、下半分はバックロード気室につながるといった具合になります。
そうすれば、それぞれに最適な気室容量を設定できます。

しかしながら、これはダイナミック型ユニットを使う以上実現不能です。
ユニットフレーム部分から後ろでの気室分離はできても、
振動板背面からの完全分離はできません。

でも待てよ。
振動板の前後の空気は振動板に張り付いているって聞いたことあるなあ。
それゆえ、振動板質量m0は振動板とエッジ重量に加えて周囲の空気質量も加える計算式だったよな。
振動板前後の空気は常に振動板と同じに動くので、動いている場合は静的振動板重量に加えて空気の重さも加わるのです。

でも空気ってどのぐらいの厚みで張り付いているんだろ?
質量に影響するぐらいだから分厚いと考えていいのかな?
それとも、この質量って、空気の粘性を考慮した架空のものかな?

振動板直後の空気は自由には動かないと仮定すれば、
フレームからの気室分離でうまくいくようにも思えてきます。

もちろん、上下2分割では、
少なからず偶力が発生して、ボイスコイルのピストンモードに問題が出ることが予想されます。
では、分割が4だったら?

つづきます。

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