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ラスト調整

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現在バスレフ部のダクトは、
共振周波数100Hzです。

いくら自称8cmクラスで実体6cmの小型ユニットとはいえ、
論外に低音が出ない設計になっています。

実際の再生も100Hz以下はダメで、
バックロード部が全く仕事をしていないかのような周波数特性を有しています。

このダクトを80Hzぐらいまで下げれば、
もうちょい、マシになるかな、と。


以前ボツになったダクトと
長さ調整アダプタをたくさん用意して、
再び測定&視聴。

詳細は省きますが、
低域を伸ばした設計のダクトはどれも設計通りに作動しており、
軸上1mの全体F特もそれを反映したものでした。

70Hzから10Hz刻みで100Hz まで、
断面積違いも含めて6種試した結果、
断面積大きめの100Hzを最終的に選択しました。

このダクトはバックロード部の調整を終える前に決定したものと同じで、
結局、何も変わらないことになりました。

試聴では、F特と真逆のイメージで、
一番「低音出てる感」があり、
ボーカルもふくよかで聴きやすい。

で、実際に低音が出ているかというと、
多分出てない。
とにかく「低音出てる感」です。

他のダクトがイマイチだったのは、
「ムリにダクトで低音を伸ばすと、中低音が痩せてよくないですよ」
ってヤツかな。

ダクトはどれを選んでも
定在波のような澱んだ共振がボーカルにあるのが気に入らない。
コイツは部屋の影響だけとは言えないな。
あちらを立てればこちらが立たずで、
これ以上の調整は私の実力ではムリっ!

グダグダ続けて来た
「バスレフバックロード」は
ひとまず終了です。

初期設計では長い直方体だったのに
かなり違う形になってしまいました。

最終スペックを載せます。

機体名 「バスレフバックロード」
ユニット、ParcAudio DCU-F102W
     (8cmクラス)6Ω
バックロード部
  バックキャビィ容積 不明
  スロート面積 9.6cm2
  音道長 1.7m
  広がり定数1.5
  背面開口部2/3閉鎖
  吸音材有り(粗毛フェルト、タオル)
バスレフ部
  ダクト面積 5.8cm2
  ダクト長  3.3cm
  ダクト共振周波数100Hz
  チムニーダクト
  エンクロージャー容積 3.0リットル
  吸音材 有り(粗毛フェルト)
ネットワーク
  コイル1.2mH シリーズ接続
  (8kHzより6dB/oct)
ターミナルで選択
再生帯域 80Hz〜18kHz
(軸上1m -10dB)
エンクロージャー MDF ・PLA
  高980*幅220*奥260
  4ピース構成
音響レンズ(メラミンフォーム)
重量 ———
  塗装 ラッカー(一部)
  ユニット固定 M4ボルト


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