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音が離れる

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今日のはさらにどうでもいい話です。

スピーカーシステムを評価する上で
F特は重要項目ではありますが、
それだけじゃないよね。

スピーカーブログをいろいろと拝見しておりますと、
「音離れ」というフレーズをときどき目にします。
目の前のスピーカーから音が出ているように感じないことを指すのだと思います。

ユニット設計の方とお話すると、
ボイスコイルボビンと振動板との接続方法が「音離れ」に影響するそうです。

なんでも、ボビンを振動板より数ミリ前に出すのがいいのだとか。
つまり、ボビンが振動板を貫通するといいんだって。
フツーのユニットってそういう構造だと思ってましたが、
そうでないのがあるのかな?
センターキャップに隠れている部分だから
見た目では分からないな。

他にはエッジもなんたらこうたら…
「ふーん、そうなんだ、」
話は全然理解できません。

「音離れ」自体がいいことなのか分かりませんが、
私は「音離れ」大好きです。
先程の技術者も良いことだと捉えてますね。

まあ、ユニットによって「音離れ」の違いはあるなあとは感じます。

他に「音離れ」に影響するファクターとしては、
エンクロージャー強度があげられると考えています。
ゴム躯体のエンクロージャーを作った時は
ハードな躯体のスピーカーより明らかに「音離れ」が良かった。

また、音源ソースの違いでは、
逆相成分が多いと「音離れ」がいい。
そのかわり定位は酷い状態になりますが。
10ccのノットインラブ、井上陽水のリバーサイドホテルなんかは逆相成分を強く感じます。
古いところでは冨田勲のホルスト惑星とか。

ゴムの「音離れ」が良かったのは、
エンクロージャー強度が低いせいで
逆相成分が多くなってしまったからでしょうね。
コレはコレで結構良かったと自画自賛。

俗に音場型と言われるスピーカーは、
段違いの「音離れ」を披露してくれます。

逆相のみに頼ると定位との両立は成り立ちませんが、
「音離れ」との高度な両立を果たしていたスピーカーも経験したことあります。
スピーカー再生技術研究会副会長の松ヒトシさんの音場型スピーカー「アシュラ2」です。
長岡鉄男のヒドラ型でカシュー仕上げの美しさも含め、
信じられないほどの高みを示してくれました。
オフ会会場でセッティング調整も全くなしにあの音!
すごすぎる。
もう一度聴きたいな。

「バスレフバックロード」のユニット DCU-F102Wの「音離れ」はいいように感じてました。
しかし、箱をいじるほどに、それが悪くなっていく気がします。
しかも、大きな音域で変わったのではなく、
楽器によって違うような感じです。
トランジェントも含めて、小刻みな帯域でコロコロ変わる。

まず、ボーカルやトランペットはビシッと定位が良く、
スピーカーと同じ列に並びます。
まあ、実質6cm小口径フルレンジならこんなもんかな。
ところがベースラインは奥に定位して音像がでかい。
さらにベースでないストリングス、
例えばギターなんかはスピーカーに張り付いた感じで、
「音離れ」がよろしくない感じ。

同じ曲内でも楽器によって定位の前後位置が違うし、
音像サイズも違う。
いいのかな、コレで?
立体感のあるステレオと言われればそうなんですけど、
私はビミョーに気持ち悪い。

「バスレフバックロード」は
ハリボテの4ピース構造になっちゃっているので、
強度が足りないのでしょうね。
バスレフダクトまで含めると5ビース。
内部音圧と共振が入り乱れているんじゃないだろうか?
接着剤で全部くっつけてしまえば頑丈になって、
こんなことをグダクダ言う必要もないのだけれど、
こんなヘンテコデザインで確定してしまうのも別の意味で怖い。

モーダル解析したら分かるだろうけど、
そこまでしているビルダーもいませんし、
そもそもやり方が分かりません。

コレはひょっとして、
「錘」を置くと音が変わるだろうってヤツですか?
シリコンゴム錘を以前に沢山作ったな。
あれどこにいったんだろ。

ああ、やっぱりパラメータが多すぎる。
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