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やり直しアゲイン、アゲイン(追記あり)

2022060605395451b.jpeg


バスレフ部のダクトを改めて、
3Dプリントし直りました。
最終的なサイズは5*63*長45mm
すごく小さなスリットダクトですが、
あるのとないのでは大違いでした。

低音の量を考えたら大きめのダクトの方がいいのですが、
このユニットはダクトが大きいと途端にゆるゆるの低音になってしまい、好みではありません。
また、同時に中低音のディップも大きくなるようです。
本当に難しいユニットだよ。

ダクト開口部のF特は
100Hzと50Hzにピークが出ています。
50の方は部屋の定在波かと思っていましたが、
開口部F特ではきれいな山形波形なので、ダクト共振のようです。
どういう原理か分かりませんが、
ダブルバスレフに近い動作をしているようです。

ただ、バックロード部をふさいでいる時の特性なので、
ここをバックロード部につなげたら、
どういう動作になっているのかは判別できません。

この時、ユニットとの合成波を1m軸上で測ると、
100Hzと50Hzの間にバカでかいギャップがあるので、
スネアドラムがダメな原因はコレでしょうね。

ここに上手くバックロードの山が来てくれるといいのだけど……
いよいよバックロード部の調整、改良に着手しましょう。

西の匠からご指摘をいただきまして、
広がり定数1.8では大きすぎ、かつ
ホーン長が短いのではとのことです。

長いものには進んでグルグルにされるタイプなので、
開口部を延長するユニットを設計して、
板も切り出しました。

止せばいいのに、
ここでホーン設計を確認してしまいました。
きれいなホーン形状ができたの思っていたのに、
計算式ではてんでダメ。
終端での開口が急激すぎです。
単純に開口部を延長するだけでは失敗が確率が高い!

もうちょっと真面目にやらないといけないな。
延長ユニットを取り付けたホーン長で、
何とかならないかと、数字をいろいろいじくって検討したところ、

広がり定数1.5に設定し直しても本体側のホーン形状は破綻してません。
そこからつながる、
始めに作ったバックロード開口部ユニットが雑なのが問題です。
パラメータをいじくると、
第三気道を伸ばすとムリの少ない(ないとは言えない)音道設計になりそうです。

バックロードユニットの間に気道延長ユニットを挿入する形になります。

幸いにもバスレフ部をダブルバスレフにする部材も用意しておいたので、
丸ごとそれを使って、
中間の音道を作りました。

ただ今、乾燥待ちです。

(追記)
よく考えたら、ダブルバスレフとは言い切れない。
インピーダンスの山だったらダブルバスレフですが、
コレはあくまで共振のピーク。
ダクト一つで共振の山が二つってのは興味深い。
今のところ原理不明。

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