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板を考える

20220824045248744.jpeg


懲りもせず今度は、
置いた板の面積を変えて、
間隙の違いで試聴してみました。
バックロード開口部の面積によってどう変わるか、です。

試聴ポイントは、量感と歯切れのバランス。
そして中域の混濁。
結果、パフッと置いた最初のが一番バランスがいい。
バックロードホーン開口部、約2/3を閉じた状態です。
偶然って怖いな。

板の有無でのF特を測定しました。
まずはバックロード開口部近接。
板有りの方は200〜300Hzの谷が顕著に深くなってます。
それ以上の帯域も板有りの方が音圧レベルが低い。
要は200Hz以上は板有りの音圧が低いです。
200Hzから下の帯域は板有り無しでの違いはありません。

20220824045322998.jpeg


大切なのは全体の軸上1mのF特です。
同様に赤が板有りで黒が板無し。
パッと見の大きな違いは60Hzの谷。
板を置くだけで10dB以上の改善。

「板スゲーな」

開口部近接F特ではここの部分は変わりがないのに、なんで改善するんだろ?
位相のねじれのせいかな?
分かる方、解説プリーズ!

細かく見ると、
500Hz以下は谷は浅く山は低い。
凸凹が穏やかになってます。
1kHz を超えるとこれが逆転して、
板無し方が穏やか。
でも試聴では板無しの方がキツい高音が出ます。
F特の凸凹と高域のクセに相関関係は薄いのかな?

板を置いただけで100Hz以下のレベル低下が穏やかになって、
再生帯域の下限が20Hz下がっていると言えます。

これほど効果があるのに、
なんでこの方式がメーカーレベルで発展しなかったんだろ?
それとも、私が知らないだけで、
とっくに市民権を得ている方式なのかしらん?
KenbeさんのBHBS方式はこの方式の完成形に見えます。

まあ、それでも今回の「バスレフバックロード」では、
オーディオ好きが納得するレベルの低音再生はできてません。
ただ、ユニット特有の中域の荒れた音質はかなり改善されて、
テーマの一つは達成できたように感じます。

欲を言うと、もう少し低音がちゃんと再生できて、
なおかつ締まりがいいと好みかな。
フルレンジではキツいけど、
高音もスッと伸びて欲しいな。

そうなると、別ユニットで設計し直した方が絶対楽だよなあ。
ロマンがあるかどうかは別だけど。

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