PARCサウンド鑑賞会 デモ機その1

PARCオーディオタイムです。
まず、8cmウッドコーンの標準箱にフロントローデットホーンです。
ただし、箱の方は商品ラインナップに入っていますが、
ホーンは試作品のため販売予定がありません。
このホーンの取り付け方法に会場の皆さんびっくりです。
置いてあるだけ。
代表曰く。「この子は引っ込みじあんなんです。」
えっ、引っ込みじあん?
しかも「この子」?
商品への愛情が感じられる一言でした。
音出しです。
ジャズのベースラインやマラカスがきれいに出ます。
目立つ帯域もなく全域に渡ってバランス良好です。
同じユニットを使うK林さんのマホガニー無垢箱に比べるとやや地味というか中庸な音に感じます。
刺激的なところはなく、パーカッションもリアルで音の粒立ちがいいです。
重心は中央で中高域がスッキリしてます。
音場も良く、バックにわずかに聞こえるシロフォンも距離感がありリアルです。
女性ボーカルの下がわずかにくすむ印象はありますが、万能スピーカーです。
サッとホーンを外しての音出しで比較です。
中高音のレベルがやや落ちて重心が下がりました。
ベースラインがやや弱くなりますが、ボーカルの混濁はホーンなしの方が少ない感じです。
個人的には自然さでホーンなしに軍配かなあ。
ただ、中域の張りはホーンの方があるので、好みですね。
ホーンあるなしで比較すると、やはりホーンっぽさはわずかにありますが、
単独で聴いたら分からないレベルです。
前評判通り、クセがほとんどないホーンでした。
市販しないのかな?
裏を見ると、すっごく複雑な造形でバッフルに密着させているのが分かります。
これを見てしまうと安価での市販はムリという気がします。
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