ステレオ誌コンテスト4

新設のグッドスピリット賞です。
吸音材も見えて手作りの懐かしさを感じさせる加藤さん「複雑な構造のロードホーン型」。
薄めの板での小型バックロード。かと思ったら、
後ろにバスレフダクトがあるバックロードバスレフです。
初製作なのに試行錯誤でここまでたどり着くっていうのがすごいです。
わりとあっさり目の音です。
ジャズベースも弱くどうもレンジが狭い感じです。
オーケストラではまろやかな印象で、意外といい雰囲気です。
サックスもいい感じで鳴ります。
70年代後半が似合うようなデザインです。
スピーカー作りって経験だけじゃないんだなといろいろ考えさせられました。
大城さん「P800-TURIP」。
こちらは大型のバックロードです。
黒い部分の形がチューリップですね。
歴史好きな方でしょうか?
大型なのにワンユニットの珍しい機体です。
ナチュラルな音に感じます。
中音のクセがほとんど聞こえません。
音場、定位も良好で後ろに楽器が並びます。
この機体もマイルドなフィーリングでトランジェントが丸いです。
音域の重心はかなり下で重々しく、低音は量感重視でした。
やっぱりホールの残響音のせいかなあ。
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